「勉強をする意味や目的ってなに?」の疑問を意欲に変えていく15の視点

自分づくりと思考
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そもそも勉強する意味ってなに??なぜ勉強するの?

簡単なようで実はなかなか難しい質問ですね。この記事では勉強することの意味について、偉人や有名人の名言に頼ることなく、独自の15の視点から徹底的に解説していきたいと思います。

この記事を書いた人
しまもと

法政大学スポーツ健康学部准教授 / 工学部出身の心理学者 / 専門は自分づくりを支援するライフスキルコーチング / 20年にわたる活動の成果をもとに 「理想の自分を実現したい!」と願うすべての日本人へ届ける気概と熱意で執筆中

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生きることは学ぶこと!

人生100年時代といわれるいま、技術や知識をはじめ、さまざまなものが加速度的に変化する社会の中、勉強する・学ぶことの必要性や重要性は、子どもから大人まで幅広く適用することができます。

事実、最近では社会人における学び直しという新たな教育「リカレント教育」の動きが見られ、大学では社会人向けの生涯学習のコースの新設が相次いでいます。

このような状況下、子どもから大人まで、勉強や学ぶことへのモチベーションを維持・増進していくためにも、勉強する意味をいま一度明確にしておくことは重要であると思います。

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勉強する意味とは

では早速、勉強することにどのような意味があるのか、独自の15の視点から深堀していきます。

なお、ここでは「新しい知識を吸収するため」といった極めて基本的なことは対象から除外しています。

 

その1: 成功体験が得られる

懸命に努力し、結果としてテストで高得点を取ることができたという体験は、間違いなく人生における成功体験として位置づけられます。

成功体験そのものは自信をつけることにつながるとともに、また次も成功したい、もっと成長したいといった欲求に火をつけることにもなるでしょう。

 

100点満点というパーフェクトな結果でなくても、前よりも高い点数を取ることができたという比較的小さな成功体験でも良いと思います。

仕事としての肉体労働や運動・スポーツのような身体活動なしに、答案用紙のみ自信につながる成功体験が得られるというのは、ある意味とても貴重なことではないでしょうか。

 

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その2: 問題解決力を高められる

ここではわかりやすい例として、算数や数学の問題を解く勉強の意味として説明します。

計算問題や文章問題、図形問題、証明問題と、さまざま形の問題と向き合い、覚えた公式等を駆使しながら問題の解決を図ることになります。

その過程では、これまでに学習したどのパターンや公式に当てはめればよいか、状況を打開する切り口は何か、問題をどのような見方でとらえればよいか、手掛かりとなる情報は何か等について思考していきます。

そこでトレーニングされるのは、論理的思考力をはじめ、まさに問題解決力といえるものではないでしょうか。

ここでの問題とは算数・数学上のものに限らず、社会人であれば業務上の問題や課題をはじめ、日々の生活全般の中で遭遇する種々の問題・課題のことを指します。

当然のことながら、学校教育の中で提示される算数・数学の問題には予め明確な答えが用意されていますが、現実場面では何が正解であるかは自分自身で導き出していく必要があります

難易度としては後者の方が高い傾向にあるといえ、学校では算数や数学を題材として、問題解決力を高めるトレーニングをしているともいえます。

 

人間関係上の問題、経営戦略上の問題、国際関係上の問題、コロナ禍をはじめとする社会状況上の問題等、現実社会ではより難解な問題が日々発生します。

算数や数学の問題を解くように、どのようなパターン(過去の事例)に当てはめて考えればよいか、状況を打開する切り口は何か、手掛かりとなる情報は何か等について熟考することで、複雑な問題であっても解決に近づけていくことができるのではないでしょうか。

一見、これって何の役に立つの?と思われる算数・数学の問題ですが、それに熱心に取り組む意義は決して小さくないと思います。

 

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その3: 自分が望むことをスムーズに実現していける

ここでは分かりやすい例として、大学受験をもとに説明します。

まずAさんは、大学では教育学部に進学して学校の先生になりたいという希望があるとします。そのために、全国的に教員採用数の高い○○大学への進学を希望しています。

また、同じような希望を持つ人はAさんの他にも当然多く見られるものの、その学部には定員が設けられています。希望者全員が入学できるわけではないということです。

そこで必要になってくるのが競争です。ここで用いられるのが、志願者にとって共通の物差しである学力ということになります。

選抜過程で公平性を保つためには、共通の物差しを用いる必要があります。理不尽に思われるかもしれませんが、この段階での競争では、教師としての適性にかかわらず学力の優劣によって選抜がなされます

同様のことは、大学受験に限らず、各学校段階での受験や就職試験等においても見られることではないでしょうか。

 

つまり、日々勉強に取り組み自らの学力を高めておくことは、あなたが抱くさまざまな希望をスムーズに実現していく上で、大きな力となることが期待されるといえます。

もちろん、学力だけがその人物の特徴を決めるものではないと思いますが、現状としてはそれが人物評価の共通の物差しの1つとなっています。

なお、似たものとしては、社会におけるマナーも共通の物差しとしての役割を果たしているといえますね。

 

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その4: トラブルを回避できる

情報弱者という言葉があるように、『知らない』ということは、時に自分を思わぬトラブルに遭遇させてしまう可能性があります。

例えば、あなたが「知らない」ということを利用し、相手側があなたを都合の良い方向に誘導したり、社会的に怪しい団体への加入を進めてきたり、それほどでもない商品を高額で紹介してきたり、金銭的負担が大きい契約を迫ってきたりするというものです。

さらに悪意があるものとなれば、詐欺やクレジットカードの情報を盗み取るといったケースになってくると思われます。

このようなトラブルを未然に防止するためには、一般的な教養や社会の仕組み等といったことを含め、勉強を通して知識を増やしていくことが有効であると考えられます。

 

なお、ここでの勉強とは、学校教育での主要科目の学習に留まらず、広義な意味としての「勉強」ということなります。

そして、あなたの教養が高まることによって、結果的には自分の家族全体をトラブルから守ることにもつながっていくはずです。

 

その5: 経済的豊かさを手に入れられる

一般的に、高校や大学を卒業して企業に就職すれば、日々提供する労働の対価として毎月給料を得ることができます。

ですが、その額に多くの人が納得できているかというと、必ずしもそうではないと思われます。では、満足できる額の給料をもらい、いまよりも経済的に豊かになっていくためにはどうすれば良いのか?

その答えの1つは、より高度な知識とそれにもとづく技能レベルを高め、企業側へ多くの利益をもたらすことができる人材になっていくことといえます。

もしあなたがこの先、高い報酬を希望するのであれば、やはり日々コツコツと勉強を重ねながら誰にも負けないほどの知識を蓄え、かつ技能を磨いていく必要があるといえます。

その6: 自己理解を深められる

ここでの自己理解とは、自分にとって興味・関心があること・ないことという意味です。

特に学校教育の段階では、数多くの科目を一通り学習することになります。そして、さまざまな内容に直に触れていくことによって、自分が興味・関心を持って学習できるものとそうでないものとが徐々に分かってきます。

このような面での自己理解は、ご存知のとおり、その後の本人の進路選択に大きく影響するものであるため、極めて重要な情報になるといえるでしょう。

同様の話として、食べ物の好き嫌いも実際に多くの食材を口にしてみないとよく分からないところがありますね。

この科目は自分の知的好奇心を刺激するものかどうかは、実際に勉強してみることで徐々にわかってきます。

 

一見、難解なイメージがある自己理解について、その意味と役割りをスッキリと理解したい方は、ぜひ以下の関連記事もチェックしてみてくださいね。

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その7: 新たな発見や気づきが得られる

話をわかりやすくするために、ここでは勉強するということを身近に存在する「道」や「道路」に関して、新しいルートを開拓するに置き換えて説明します。

例えば、駅やスーパーなどのある目的地に向かうために使っていたルートAとは別に、新しいルートBを発見したとします。これが勉強することの効果です。

すると、次に何が起こるかというと、『ルートBの方がより早く、より安全に目的地に到達できる』『ルートAの渋滞時に、ルートBは混雑回避に利用できる』等の気づきやひらめきを得ることができます。

そして同様の発見や気づき・ひらめきは、脳内の思考回路でも見られる可能性があるということです。思考における回路も、構造上は例として挙げた道や道路と同じです。

勉強を通して新しい知識がインプットされることで、新たなルートが構築されたり、発見されたりします。また、それによりこれまでになかった考えが展開され、気づきやひらめきにつながっていきます。

気づきやひらめきが起きた時点で、あなたはもうそれ以前のあなたとは異なります。ほんの少しの進化かもしれませんが、考え方の面において間違いなく進化しているといえます。

新しい発見や気づきは、あなたの思考を活性化させてくれるかもしれません。

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その8: 自分自身をアップデートしていける

私たちが日常的に使用するパソコンやスマホ、さまざまなアプリは、定期的に「アップデート」が行われ、さらに安全に、そして使いやすいものへと進化しつづけています。

では、私たち人間はどうでしょうか。このまま何も変化をしないで現状維持をつづけていては、いずれ人工知能や機械に抜かされ、使う側から使われる側へとなり下がってしまうかもしれません。

そうです。あなたをアップデートするのは、勉強や多様な経験から取り入れた新たな知識や考え方等であるといえます

この記事の冒頭で触れた社会人の学び直し(リカレント教育)の主な目的は、加速度的に進む社会の変化や技術の進歩に自らを適用させていくために必要な、アップデートの作業といえるのではないでしょうか。

 

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その9: 情報処理能力を高めていける

ところで、勉強するは以下の一文に言い換えることができます。

自分にとっての新しい情報をインプットする作業

 

改めていえば、勉強とは膨大な量の情報をインプットしつづける作業ということです。また、そのような作業を10年以上もつづけていけば、効率良く情報をインプットするスキルが身についてくるでしょう。

例えば、後で見返して分かりやすいノートの取り方をはじめ、重要な情報に瞬時にアクセスするための付箋の使用やドックイヤーを作る習慣が挙げられます。

また、重要な文字列への複数配色でのアンダーラインの付与。単語カードを用いての英単語の暗記作業。

さらに、対象となる情報全体の難易度を把握し、内容的に簡単なものから順序良くインプットを行っていくという学習方略などは、総じて情報処理の能力・スキルであるといえます。

高度情報化社会を迎え、私たちは手元のスマホを主な情報源として、常に膨大な量の情報に晒されています。

それらに必要以上振り回されることなく、その都度必要な情報を明確にしながら自分に取り込み、必要な行動を取っていくことができる能力の獲得に、勉強するという行為は多大な貢献をしてくれていると思います。

 

なお、以下の関連記事では情報処理の一つの形である要約するについて解説を行っています。最強のビジネススキル!?ともいわれる要約力について詳しく知りたい方は、ぜひご覧になってみてくださいね。

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その10: 共通の課題・勉強を通して社会性を学べる

これは特に小学校から高校までの学校教育の段階において、あるクラスに所属し勉強する意味となります。

一般的に学校では、30人前後が一つのクラスにまとめられスクールライフを送っています。そこで何をしているかといえば、共通の課題である勉強に日々取り組んでいます。

学校のクラスに限らず、多くの人が一つにまとまって活動していくためには、共通の課題や共通の話題が必要となります。つまり、その役割を担っているのが勉強ということです。

児童や生徒は、その勉強を通してクラス内の多様なメンバーと密にかかわり、社会性や人間関係を学んでいくことができます

得意分野を教えてあげたり、逆に教えてもらったり、ともに難しい問題に挑んだり、試験の成績でライバルと競い合うこともあるでしょう。

このような社会性の獲得自体は、勉強の副次的効果という見方もありますが、人間関係を上手く構築していくことはヒトの一生にかかわることです。

人間関係の構築に必要なコミュニケーション能力は一生ものの能力であり、人生の幸福度や満足度を左右するといっても過言ではありません。

そのような極めて重要な能力の獲得に、学校での勉強は貢献することができているのではないでしょうか。

 

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その11: 学校内で競争社会を体験できる

正直なところ、私たちの社会は「競争」で溢れています。主なところでは大学受験をはじめ、就活での内定獲得競争。社会人になれば出世競争、企業間であれば新製品や新商品、新技術の開発競争などです。そして、国家間であれば国益を競い合う様子が見られています。

 

このような競争社会の一員となっていく準備段階として、児童・生徒は各学校において、勉強の成果である試験の成績という共通のスケールをもとに競争を体験することができます

例えば、クラスや学年で上位の成績を取るため、ライバルに差をつけるためにはどうすればよいのかという戦略上の視点を磨いていくことができるでしょう。

また、モチベーション維持の方法効率的な時間の使い方、生産的に学習を進めるための個人学習と友だちとの協同学習の使い分け、さらに、勉強の合間での自分に合った気分転換の方法を見出していくこともできると思います。

これらは近い将来に飛び込んでいく競争社会を、逞しく生きていくための糧となっていくものではないでしょうか。

もちろん、生きていく上で競争がすべてではありませんが、私たちの社会には確実に競争が存在しています。

 

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その12: 人の役に立つことで幸福感を得られる

勉強することでさまざまな知識を得ることができますが、そうなると次の段階としては、多くの知識をもとに人に教える・伝えるということが可能になってきます。

一般的に、私たちには豊富な知識を持っている人に教えてもらいたい、困った時にアドバイスをしてもらいたいという願望があります。勉強をすることで、そのような悩みや疑問を持っている人たちの力になれるということです。

また、力になれるだけでなく、自分が提供した知識によってその人がさらに成長し結果を出すことができたなら、あなたはきっと幸福感を得ることができるはずです。

例えば、私が大学で担当している器械運動の実技授業では、学生同士が教え合いながら、互いにスキルアップを目指す様子が見られています。

そこでは、自分のアドバイスによって仲間が上手くできるようになったという様子を間近で見ることで、『自分もとてもうれしい気持ちになった!』という感想が多く寄せられています。

 

私自身も、現在は大学教員という立場にありますが、もともとは人前に立つことや人に教えることが大の苦手で、授業もやりたくはありませんでした。

それがいまは180度態度が変わり、自分の知識や経験をより多くの人に伝える(教える)ということに大きなやりがいを持っています。

私の態度を徐々に変えていったのは、知識や経験を提供することで人の役に立つことができる!といった実感と、それに伴い不思議と湧いてきた幸福感であったと思います。

 

なお、ラーニングピラミッドという学習モデルによると、人に教えるという行為は、自分自身の理解度をさらに高めることができる最高の学びであるといわれています。

以下の「関連記事」では、そのラーニングピラミッドについて詳しく解説をしていますので、よかったら覗いてみてくださいね。

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その13: 自分の想いや考えを言語化できるようになる

これは特に国語をはじめとした文系分野の勉強を行う意味になります。私たちは日々さまざまなことを経験しながら、自らの想いや考えを自己の内面で形づくっています。

そしてその実態を顕在化し、自分自身が強く納得するためには、その想いや考えを言葉で言い表す、つまり言語化することが必要です。

 

あなたも、適切な言葉が見つからず、自分が言いたいことをはっきりと表現できなくて欲求不満になった経験はあるのではないでしょうか。

私も学術論文やこのブログでいろいろな記事を執筆していく中で、自分が伝えたいことを上手く表現するために多くの時間を費やしてきました。

このような作業をスムーズに行えるようにするためには、勉強によって語彙力や表現力、文章力を高めていく必要があります

私は高校から大学まで、数学を中心とした理系の勉強ばかりをしてきたので、国語に苦手意識を感じてきました。

ですが、大学で授業を担当したり、このようなブログを執筆するようになって、語彙力や表現力の大切さをひしひしと感じています。

 

自分自身の想いや考えを明確に言語化できることで、どのようなことを日々考え、感じ、大切にしているのか等をよりはっきりと認識することができます

つまり、自分という存在(人間)をより明確に認識するためにも、言語化というプロセスは欠かすことができないということです。

小学校では2020年度から英語教育が必修化されましたが、自らの想いや考えの言語化において重要な役割を果たしているのは、やはり母国語である日本語ではないかと思います。

 

カテゴリー:自分づくりと思考

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その14: この先の自己の成長のために種をまいている

勉強することの効果は、時間差で顕在化してくることがあると思います。例えば、数学で勉強した複雑な公式等の内容は、その後、おそらくほぼ使うことはないでしょう。

ですが、数学を通して鍛えられた論理的思考力や、問題解決に向けて仮説を立てる思考習慣は、考える力として十分に役に立つ可能性があります。

また、世界や日本の歴史を勉強すること、有名な文学作品や芸術作品に触れ、理解を深めることはヒトとしての教養を高めることにつながり、例えば、社会人になった後に、自分にとって重要な人物との関係を構築するための共通の話題として力を発揮してくれるかもしれません。

要は、勉強した直後はその意義や価値を十分に理解できなくとも、経験を積むことで徐々に意味が理解できたり、時間差をおいて自分自身の成長をより促すものへと変化していくということです。

それはまるで、来るべき日に向けて畑に種をまいている様子ではないでしょうか。農家の方々は、種をまく際に『本当に芽が出るだろうか』という疑念はほとんど持たれないと思います。

であるなら、私たちもこれから取り組む種々の勉強に対して、きっとこの先、何かの役に立つ(芽が出る)というポジティブな気持ちを持ち続けていきたいところですね。

 

その15: 新たなキャリアを切り拓いていける

最後は、特に社会人の方々にとっての勉強する意味となります。ここでのキャリアとは仕事や経歴を表すこととします。その上で最後の勉強する意味とは、新たなキャリアを切り拓いていけるです。

つまり、いま現在取り組んでいる・取り組んできた仕事を一区切りさせ、それに関連する、または全く新しい仕事に就こうとすることが可能になるということです。

私たちは幼い頃、親や周囲の大人たちから『大きくなったら何になりたい?』と問いかけられてきましたが、新たなキャリアを切り拓くとは、2番目、3番目になりことを実現していく作業を意味します。

 

そのこと自体は、現状維持をつづけていけば実現できるわけではなく、再び勉強するという行為が必要になってきます

例えば、そのための講座を受講したり、必要な資格を取得したり、さらには社会人学生として大学院に進学することも想定されるでしょう。

以下、私自身が知り得る範囲からではありますが、社会人が勉強を通じて新たなキャリアを切り拓くケース(教育系の事例)として3つ紹介したいと思います。

 

ケース1 : 社会人から学校の先生に

教育学部がある大学には、社会人向けの通信教育課程が設けられています。そこでは、一般企業等に勤めていた(いる)人等が、教員免許を取得して学校の先生になるために来られています。

当該課程の学生の年齢層は20・30代から50代ぐらいまでと幅広く、みなさん本当に熱心に学ばれています。

私も毎年、その課程における授業を非常勤で担当させていただきますが、みなさんのモチベーションは現役生以上で、こちらも多くの刺激を受けることができています。

 

ケース2 : 学校の先生から大学の教員に

学校の先生の中には、さらなるスキルアップのために勤務校に2年間の研修期間をもらい、教育系大学の大学院に進学し修士の学位を取得する方がいます。

勤務校に戻った後も、修士課程でお世話になった指導教員と共同で研究活動を行い、研究論文を多数執筆されることもあります。

そして、それら研究業績や長年の学校での教育業績が評価され、最終的に大学の教員として迎え入れられるという方もいらっしゃいます。

 

ケース3 : スポーツの指導者から大学の教員に

スポーツ指導において優秀な競技成績を達成し、その実績が評価され大学の教員として採用されるケースもあります。

また、大学の運動部活動において長年指導者を担当し、その指導実績が評価され、同じく大学の教員として採用されるケースがあります。

両ケースに共通するのは、過去に大学院に進学されより高度な知識とスキルを身につけていたということです。

大学院への進学は、新たなキャリアを切り拓いていく上での1つの鍵になるのかもしれません。

 

このブログ「しまらぼ」でも、自分づくりを支援するライフスキルコーチングの分野で大学院生を募集しています!興味・関心がある方は以下の関連記事をご覧になってみてください。

しまらぼ(ライフスキルコーチング)@法政大学スポーツ健康学研究科
この記事では、大学院生として実際に法政大学大学院スポーツ健康学研究科(多摩キャンパス/東京都町田市)に進学され、その中でしまらぼ(島本ゼミ/ライフスキルコーチング)に所属し、「ライフスキル」を獲得しながら進める自分づくり、さらにその先として...

 

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まとめ

何のために勉強するの? 勉強することの意味ってなに?

誰もが子どもの頃、このような疑問を一度は持っていたと思います。

勉強に対する態度や姿勢は人それぞれ異なります。中には嫌々ながら、歯を食いしばって取り組まれている人もいるのではないでしょうか。

生きることは学ぶこと」ととらえると、私たちは非常に多くの時間と労力を勉強に費やしています。どうせならその意味を明確にし、きちんと納得をした上で取り組んでいきたいものですね。

この記事があなたの勉強へのモチベーションに少しでもつながるものとなれば幸いです。

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