こんにちは。あなたの自分づくりをちょこっとサポート「しまらぼ」のしまもとです。
適当という言葉にはポジティブとネガティブ、2つの意味があるとされます。日常会話で使われる頻度としては、後者の方が高いのではないでしょうか。
その場合は主に「いい加減」という意味になり、近年では漢字を使わず「てきとー」「テキトー」として、そのゆるい様子が表現されているようです。
そんなネガティブな意味で使われる適当に関して、この記事では適当な人をポジティブに言い換えてみたいと思います。
適当とは
適当におけるネガティブな意味は、辞書では以下のように解説されています。
いい加減でぞんざいであるさま。やり方などがいい加減であること。
◆―関連情報―◆ 適当 / Weblio辞書
「ぞんざい」とは丁寧ではなく投げやり・乱暴な様子、相手への礼儀を欠いている様子という意味です。
このことから、特に人間関係や仕事場面での適当過ぎる振る舞いは、望ましく結果を生む可能性が高いといえそうです。
一方で、そのような適当な人は必ずしも周囲からの評価が低いわけではありません。
例えば、俳優でありコメディアンである高田純次氏は、「テキトー男」という愛称ともに長年にわたりお茶の間に親しまれています。
表現の仕方・伝え方次第で、適当な言動は人々を笑顔にすることができる力をもっているということです。
このことから、いい加減な振る舞いをするような人にも、何等かの魅力を見つけることができるのではないでしょうか。
そこでこの記事では、適当な人のポジティブな言い換え例を8つ紹介しながら、いい加減であることの長所の部分に迫ってみたいと思います!
◆ カテゴリー : 自己理解
適当な人のポジティブな言い換え例8選
その1: おおらか…
1つ目の言い換えは
おおらかな人
です。
先に紹介した高田純次氏からもこのような印象を受けますが、適当な人はおおらかな人といえます。さらに言い換えれば、気持ちに余裕がある人ということです。
余裕があるので、人間関係においてもイライラすることは少ないはずですね。
いい加減さはあるとしても、そのような穏やかな人とは誰もが一緒にいたい、共に活動したいと思うのではないでしょうか。
その2: 人に優しく…
2つ目の言い換えは
人に優しくできる人
です。
適当な人は完璧主義の人に比べると、自分に対して甘いところがあると思います。それは言い換えれば自分に優しくできる人で、それは人への優しさとしても表れてくるはずです。
その3: 柔軟性が…
3つ目の言い換えは
柔軟性がある人
です。
いい加減の適当な人は、日々の言動や個々の作業へのこだわりは少ない方ではないでしょうか。
また、そのこだわりの少なさは、その時々の状況やチームの活動方針等に、自分自身を合わせていける柔軟性の持ち主であることを表していると思います。
周囲との協調が必要な時やチームとしての一致団結が必要な時に、いち早くそのための対応を取ることができるのが適当な人という見方です。
その4: フットワークが…
4つ目の言い換えは
フットワークが軽い人
です。
こだわりが少ない・個々の物事に固執しない人は、何か行動が必要な時・行動を求められる時にスムーズに行動に移せるフットワークの軽い人です。行動力のある人ともいえますね。
いまは急激なスピードで社会全体が変化しています。このような時代に柔軟に対応・適応できるのは、フットワークが軽い適当な人という見方です。
その5: 決断が…
5つ目の言い換えは
決断が早い人
です。
あなたの日常は無数の決断から成り立っているといっても過言ではありません。
身近なところでいえば、朝食はお米とパンのどちらを食べるか、大学や職場にどの服を着ていくか、どの靴を履いていくか、ランチは何を食べるか、誰に悩みを相談するか等々。
個々の判断を考え過ぎてしまう人は、なかなか決断ができなくなってしまうものです。その上、絶えず決断を求められるので、ストレスフルな状態に陥ってしまうおそれがあります。
一方、いい加減の適当な人はそこまで考え過ぎないので、個々の決断を素早く行っていくことができるという見方です。
それらがどのような結果を招こうとも、こだわりが少ないのでスムーズに受け入れることができるというわけですね。
◆ カテゴリー : 多様な視点・能力
その6: 物事を前に…
6つ目の言い換えは
物事を前に進められる人
です。
誰もが日々多くのやるべきことを抱えている中で、それらを順々にこなしていけるのは理想の姿・様子ですよね。
そのためには個々の作業を少しでも前進させながら、停滞させないことが必要になってきます。川の水も流れが止ってしまうと、どんどん状態が悪化してしまいます。
柔軟性がありフットワークが軽く、さらに決断が早い適当な人は、常に物事を前に進められるので、作業の停滞からくる状態の悪化を避けていくことができるという見方です。
その7: 曖昧さへの…
7つ目の言い換えは
曖昧さへの耐性がある人
です。
常に100%の完成度を目指したり、その都度白黒はっきりさせようとしていると、物事はなかなか前に進んでいくことが難しくなります。
特に、白黒はっきりさせない点についてさらにいえば、グレーという曖昧で中途半端な状態を受け入れられる、その状態に耐えることができる様子です。
専門的には、曖昧さへの耐性があるといわれます。
人によってはストレスを感じてしまうグレーの状態を、巧みに使い分けていくことができるのが適当な人という見方です。
その8: 精神的に…
最後、8つ目の言い換えは
精神的に安定している人
です。
例えば恋愛において、意中の人と自分との関係で曖昧な状態が長くつづくのはなかなか辛いですよね。
そんな時、曖昧さへの耐性が低い人は精神的に不安定な状態になってしまいそうです。対して、適当な人は曖昧さへの耐性があるので、むしろそのグレーの状態を楽しむことができるかもしれません。
また、人は理想と現実とのギャップを強く感じることでも、怒りの感情が湧き起こったりして精神的に不安定になってしまいます。
その点、白黒はっきりさせなくても平気な適当な人は、そのようなギャップを感じることが少ないので、精神的に安定しているという見方ができます。
まとめ
最後に改めて、この記事で紹介したポジティブな言い換え例を一覧で示します。
- おおらかな人
- 人に優しくできる人
- 柔軟性がある人
- フットワークが軽い人
- 決断が早い人
- 物事を前に進められる人
- 曖昧さへの耐性がある人
- 精神的に安定している人
物事によっては、いい加減な対応をしてもそれほど問題はないということはあると思います。
一方で、いい加減な対応でも問題のないところを、こだわりを持ってきちんと対応しようとする人や、常に完璧を目指そうとする人も見られます。
仕事で成果を出したりキャリアを発達させていく上で、高い完成度を目指す姿勢はとても大切なものです。
ただ、それが行き過ぎると途中で息切れしてしまったり、心身にダメージを受けてしまいます。
そのような事態を回避するためには、物事に応じて完璧主義と適当を上手く使い分けていくことが必要ではないでしょうか。
この記事で紹介した言い換え例からも、力を抜いていい加減に振る舞うことの長所は結構ありそうですよね。
今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました!
お時間があれば、また次の記事でお会いしましょう!
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