不器用をポジティブに言い換え【例文6選】不器用で良かったと思える言葉

自己理解
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いまは何でも時短、効率化、スピードが重視される時代です。同じく、物事をテキパキと進めることができる器用な人は、いまの時代に即した人物といえそうです。

でも『ちょっと待った!』です。人には個人差があるので、器用な人もいれば不器用な人もいます。そして社会は、そんな多様な人がいることでバランスを保っているはずです。

そこでこの記事では、不器用な人の特徴を可能な限りポジティブに言い換えていきたいと思います!

この記事を書いた人
しまもと

法政大学スポーツ健康学部准教授 / 専門は自分づくりを支援するライフスキルコーチング / 20年以上にわたり自分づくりの教育・研究を専門的に行う / 大学では毎年300名以上の学生にスポーツ心理学をベースに自分づくりの授業を行う / 大修館書店による月刊「体育科教育」の巻末エッセイを奇数月に担当中

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不器用とは

器用な人ってなんでも要領良く進めることができる人で、その反対にいるのが不器用な人です。辞書によると「不器用」は以下のように解説されています。

1.手先が器用でないこと。2.物事の処理がへたなこと。3.道理に外れていること/卑屈なこと。 関連情報  不器用の解説 / goo辞書

 

器用な人の反対に位置づくということで、この記事では2番目の意味から不器用をとらえ、その意味をポジティブに言い換えていきたいと思います。

『自分、不器用ですから…』なんてセルフ、聞いたことありますよね。でもその特徴をポジティブに言い換えてみると、人物としての印象は器用な人よりも良くなるかもしれません。

その訳を以下の言い換え例から確認してみてください!

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不器用のポジティブな言い換え例6選

その1: 多様な…

1つ目の言い換えは

 多様な経験をすることができる人

です。

器用な人は物事を要領良く進めるために、必要なことだけに必要最低限の労力を使おうとします。不器用な人はその反対です。でもその姿は、多様な経験を積むことに適しているともいえます。

経験値が増えるので話のネタをゲットできたり、自分が苦労した分、他の人が要領良く対応するためのアドバイスもできることになります。それら周りの人への情報提供は、不器用な人の好感度アップに貢献するはずですね。

 

その2: 気づきや…

2つ目の言い換えは

 気づきや発見が得られやすい人

です。

器用な人は効率やスピードを重視しますが、不器用な人は一つひとつの物事にじっくりと向き合おうとします。じっくりと向き合う分、そこから何か気づきが得られたり、発見をすることができます。

いうなれば学びが多い人ということです。外から提供された知識ではなく、自ら考えて得た学びなので、しっかりと自分のものにしていくことができますね。

 

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その3: じっくりと…

3つ目の言い換えは

 じっくりと人と向き合える人

です。

個々の物事とじっくり向き合うことができるということは、人ともそのように向き合えることを意味しています。

人間には感情があるので、じっくりと向き合うことはなかなか大変なときもあります。でも人としっかりと向き合える態度は、「誠実な人」との印象を相手に与えることができるはずです。

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その4: 自分の気持ちを…

4つ目の言い換えは

 自分の気持ちを大切にしてる人

です。

人とじっくり向き合えるということは、相手の気持ちを大切にしているということです。そして、人の気持ちを大切にできるということは、自分の気持ちも大切にできることでもあります。

不器用な人がついつい本音に近いことを言ってしまうのは、自分の気持ちに簡単には蓋をできないからかもしれませんね。

さらに言い換えれば、ロボットのように振る舞うことが難しい、より人間らしい人ということになると思います。

その5: 好奇心…

5つ目の言い換えは

 好奇心旺盛な人

です。

不器用な人は物事を要領良く進めていくことが苦手です。これは多様な選択肢を試してみたり、いろいろなことに興味・関心が向いていくからです。

当然、人に対しても興味があるわけですね。相手に興味を示すことで、不器用な人も相手から興味を持ってもらえます。

大人になるといろいろなことがわかってきて(わかったような気になって)、段々と好奇心は薄れていきますが、不器用な人は子どもの頃と変わらずそれを発揮しつづけていくことができます。

 

その6: 自分のことを…

最後、6つ目の言い換えは

 自分のことを信頼してる人

です。

不器用な人はたとえ要領が悪くても自分なりのやり方を大切にします。これは見方によっては、自分のことを信頼しているということです。

また、自分のことを信頼できる人は、同じく人のことも信頼することができます。社会人として多様な人物と信頼関係を築いていく上で、「相手のことを信頼できる」というのは大きな大きな力を発揮していくはずです!

信頼関係の築き方」というのは、なかなか教科書には載っていない情報です。そのような関係性を築いていく上で最も大切なのは、実は「自分のことを信頼する」であり、それを日々実践しているのが「不器用な人」という見方になります。

 

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まとめ

最後に改めて、この記事で紹介したポジティブな言い換え例を一覧で示します。

  •  多様な経験をすることができる人
  •  気づきや発見が得られやすい人
  •  じっくりと人と向き合える人
  •  自分の気持ちを大切にしてる人
  •  好奇心旺盛な人
  •  自分のことを信頼してる人

 

まとめていうと、不器用な人は人間関係を上手く進めることができる人物です。より具体的にいえば、人と深く付き合うのが得意といった感じです。

人間関係は一生つづくものなので、そこは要領良く進める必要はない部分ですね。

ところで辞書にあった「物事の処理が下手なこと」という解説は、不器用な人のほんの一面でしかないと思います。。

今回もまた、最後までお読みいただきありがとうございました!

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