他己紹介のやり方がよくわかる【質問例50】環境・雰囲気づくりに最適!

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私たちは小学校に中学校、高校のそれぞれにおけるクラス、大学、部活動、アルバイト、仕事等と、常に何らかのチーム(集団)に所属し活動しています。

チームの活動である以上、そこでは一人ひとりのチカラに加え、チームとしてのパフォーマンスやチームワークを発揮していくことが求められます。

それらチームとしての実力にはチームにおけるまとまり・一体感が関係しているといわれ、そのような望ましい状態を導くものとしてチームビルディング(チームづくり)があります。

この記事では、チームビルディングに向けた研修やゲーム・アイスブレイクとして実施される他己紹介(たこしょうかい)を取り上げ、そのワーク(グループワーク)やり方と押さえておきたいコツメリット等を総力を挙げて徹底的に解説させていただきます。

また、記事の最後には、他己紹介の重要なネタである質問例を50個紹介していますので、ぜひこちらの方もチェックしてみてくださいね。

この記事を書いた人
しまもと

法政大学スポーツ健康学部准教授 / 工学部出身の心理学者 / 専門は自分づくりを支援するライフスキルコーチング / 20年にわたる活動の成果をもとに 「理想の自分を実現したい!」と願うすべての日本人へ届ける気概と熱意で執筆中

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  1. 他己紹介とは
  2. 他己紹介を実施するタイミング
  3. 他己紹介と自己紹介の違い
    1. 違い1 : 客観的評価
    2. 違い2 : 人物紹介の項目
    3. 違い3 : 意外性
    4. 違い4 : ストーリー性
    5. 違い5 : 所要時間
  4. 他己紹介のメリット
    1. メリット1 : コミュニケーション能力の向上
    2. メリット2 : 自己理解を深めることができる
    3. メリット3 : 交流しやすい環境・雰囲気をつくれる
    4. メリット4 : チーム全体を早期にマネジメントしやすくなる
  5. 他己紹介のやり方とコツ(時間配分付解説)
    1. ステップ1 : ペアを作る
    2. ステップ2 : インタビューを通して相手の情報を収集する
      1. インタビューにおける形式
      2. 構造化インタビューにおける質問項目の例
      3. 構造化インタビューにおける質問項目作成へのアドバイス
    3. ステップ3 : パートナーの紹介文の作成
      1. アドバイス1 : 収集した情報を提示する順番を工夫してみる
      2. アドバイス2 : 個々の紹介文に紹介者の感想を一言添えてみる
      3. アドバイス3 : 紹介文の締め方を工夫してみる
    4. ステップ4 : パートナーを第三者へ紹介する
    5. ステップ5 : 他己紹介のワーク全体を締めくくる
      1. ケース1 : チーム作りの一環として実施した場合
      2. ケース2 : ゲームとして実施した場合
      3. ケース3 : アイスブレイクとして実施した場合
  6. 他己紹介のやり方(中学校・高校で実施する場合)
  7. 他己紹介のやり方(オンラインで実施する場合)
  8. 他己紹介において紹介者が意識すべきこと
  9. 他己紹介における注意点
    1. 注意点1 : 何を質問しても良いというわけではない
    2. 注意点2 : 事実をもとに紹介を行い、無理に笑いを誘わない
    3. 注意点3 : 実施するタイミングを逃すと不自然な印象に
  10. 他己紹介における50の質問例
    1. 過去に関する質問
    2. いま現在に関する質問
    3. 仮定の質問
  11. まとめ
    1. チーム全体への効果
    2. 一人ひとりへの効果

他己紹介とは

実用日本語表現辞典では他己紹介について以下のように記されています。

 

ある他人のことを大勢の人に対して紹介すること。 自分自身を紹介する「自己紹介」と対をなす語である。 主に、新入社員の研修の場や、学校教育のレクリェーションの場などで行われる。 他己紹介の対象となる人と事前にお互いに自己紹介をし合い、その内容を整理して発表することが多い。

◆―関連情報―◆ 他己紹介―weblio辞書

 

要はペアを組む相手と最初に自己紹介をし合い、その内容を自分なりにまとめ多数の第三者に紹介をし、チーム全体としての相互理解を効率良く深めていくことができるワークであるといえます。

 

この他己紹介は一般的に次の3つのステップにより進められます。

  1.   紹介をする人物についての情報収集
  2.   収集した情報をもとに紹介文を作成
  3.   紹介文をもとに、その人物を第三者に紹介

 

最初の『情報収集』は、用意した質問を順に相手に投げかけるインタビュー形式で実施されていきます。

 

 

印象に残る魅力的な他己紹介にできるかは、この情報収集の段階において、どれだけその人物に関する情報を広く深く収集できるかにかかっているといっても過言ではないでしょう。

繰り返しますが、この記事の最後に質問の例を50個紹介していますので、是非参考にしてみてください。

 

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他己紹介を実施するタイミング

チームビルディングの研修としては、チーム結成時や新しいメンバーが多数加入したタイミングで実施されると良いと思います。

また、他己紹介は自己紹介をベースとした活動でもあるので、お互いの緊張を解きほぐすアイスブレイクのネタとしても実施していくことが可能です。

普通の自己紹介だけのアイスブレイクでは物足りない!』と感じられた時は、是非、この他己紹介にチャレンジしてみてください。

 

他己紹介はアイスブレイクのネタとして効果抜群ですが、その他の効果的なネタをお探しの方は以下の「関連記事」も参考にしてみてください。

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他己紹介をアイスブレイクとして実施する場合、中学校や高校では新しい学年が始まるタイミングで、大学では前期・後期(または春学期・秋学期)における授業の、1、2回目あたりで実施されると良いです。

社会人であれば新人研修や新しいメンバーが加わるタイミングでの実施になると思います。

ただ、後述しますが、作成される紹介文の内容によっては相手に不快な思いをさせてしまうこともあるので、チームビルディング研修やアイスブレイクともに、その点は注意が必要です。

 

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他己紹介と自己紹介の違い

次に、他己紹介と自己紹介の違いについて見ていきます。ここでは5つのことに言及します。

 

違い1 : 客観的評価

1つ目は、繰り返しになりますが、自己紹介では自分自身が自らのことを紹介しますが、他己紹介では他者が自分のことを紹介してくれるという点です。

後者には客観的な評価が含まれてくるため、紹介される側は、他者から見た視点や印象も含めながら、改めて自分自身のことを理解していくことができます。

 

違い2 : 人物紹介の項目

2つ目として、自己紹介は人によって人物紹介の項目が異なり、自己紹介にあまり慣れていない人では名前プラス一言、二言で終わってしまうことがあります。

一方、他己紹介では人物紹介の項目が全体で統一されているため、自分と共通点を持つ人物を発見しやすくなり、他己紹介の後に、その人物とスムーズに交流することができるという利点があります。

加えて、自己紹介では自分の経歴を語ってしまいがちですが、他己紹介では趣味や好きな食べ物等といった、人に親近感を与える内容について紹介されることになります。

 

違い3 : 意外性

自己紹介では、相手が驚くような内容を自分から伝えることはあまりないと思いますが、他己紹介では自分の意図に反して、周囲に驚かれるような一面を紹介されてしまうことがあります

例えば、以下のような感じです。

 Aさんはとてもしっかりされているように見えますが、実は過去に○○といった失敗をされているようです。とても親近感がわいてきますよね!

 

そして、この意外性を発見できる部分が、多くの人が他己紹介を面白いと感じるところ、他己紹介がゲームとしても実施される理由ではないでしょうか。

 

違い4 : ストーリー性

4つ目は、他己紹介は自己紹介よりもストーリー性が高い(優れている)という点です。

後述しますが、他己紹介では紹介文の作成に時間をかけますので、自己紹介よりも人の興味・関心を引く、聴きごたえのある内容となります。

 

違い5 : 所要時間

最後、5つ目は紹介にかける所要時間の違いです。

他己紹介は自己紹介に比べ、実際に紹介を行うまでに多くの時間を必要とします。そのため、見方によっては他己紹介はあまり効率の良い活動ではないと思われるかもしれません。

 

ですが、望ましい形で紹介が行われた場合、他己紹介が参加者全体の親密な人間関係の構築に与える効果は非常に大きなものになるといえるでしょう。

長期的に見ると、他己紹介には良好な人間関係の構築に加え、多くのメリットを期待することができます。

では次に、そのメリットについて述べていきたいと思います。

 

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他己紹介のメリット

 

メリット1 : コミュニケーション能力の向上

まず、他己紹介のワークは、一人ひとりの『コミュニケーション能力(スキル)』の向上に貢献することが期待されます。

具体的には、情報収集力(例:相手に質問をするスキル)と伝達力(相手に情報を伝えるスキル)がそれぞれ強化されると考えられます。

伝達力に関してもっといえば、他者に自らの情報を伝える自己紹介のスキルも磨いていくことができるといえるのではないでしょうか。

 

 

また、そのようなコミュニケーション能力の向上を促すプラスαの要因として、モデリングを挙げることができます。

モデリングとは、自分にとってのお手本を見つけ、その人物の真似をするということです。

特に伝達力に関していえば、他己紹介ではパートナーを紹介する様子を数多く観察することができますので、意識次第で以下の複数の点について学習を深めることが可能です。

  • どのような情報を伝えているか
  • どのような話の流れで伝えているか
  • どのような言葉で伝えているか
  • どのような様子で伝えているか(表情や声の調子)

 

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メリット2 : 自己理解を深めることができる

他己紹介のワークを通しては、自分自身に対する理解である『自己理解』を深めていくこともできると考えられます。

自己理解を深めることができるタイミングとしては、パートナーからの質問に回答するタイミングと、パートナーによる紹介文を聞くタイミングとなるでしょう。

 

前者のタイミングでは、改めて自分自身のこれまでの経験や性格、特徴、趣味・嗜好等について確認し、認識を深めることができます。

後者のタイミングでは、相手は自分のどの内容にインパクトを受けたのか、どの内容をみんなに伝えたいと思ったのか等といった自分自身に対する客観的評価が含まれる形となり、自己理解はさらに深まっていくことが期待されます。

 

自己理解そのものは、自分自身の現在地を知る・現状を把握するためのものです。それがあることで、例えば今後、より自分に合った形で自らの目標を設定していくことが可能になるといえます。

 

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メリット3 : 交流しやすい環境・雰囲気をつくれる

誰でも、素性が分からない相手とコミュニケーションを取ることには抵抗があると思います。

その点、他己紹介では効率的に一人ひとりの人物像を確認することができるので、コミュニケーションを取りやすい環境づくり、雰囲気づくりを進めることができます。

第一印象とは異なる意外な一面を発見できることがあるので、相手に対して親近感がわいてきます。

そして、コミュニケーションを通して親密な人間関係が構築されていけば、チームのまとまり・一体感も徐々に高まっていくことが期待されるでしょう。

 

メリット4 : チーム全体を早期にマネジメントしやすくなる

これは学校の教師や会社の上司、そして、スポーツのコーチ等といった、クラスやチーム・集団を運営する側のメリットとなります。

 

新しいクラスやチームが始まった時、最初の方はぎこちない関係性が散見されますが、時間の経過とともに円滑な人間関係が形成され、最終的にはチームのまとまりや一体感が形成されていくことが期待されます。

ただ、その望ましい段階まで到達するのに時間がかかるという特徴があります。

ですが、新チーム結成時に他己紹介を導入することにより、チームづくりやチームの成長のスピードを速めていくことができます

スピードアップに伴い、運営者側にとってはチーム全体をよりマネジメントしやすくなるとともに、チームワークも高めていけるという利点があります。

以下の「関連記事」では、チームワークそれ自体やチームワークを高めるポイントについて詳しく解説していますので、よかったらご覧になってみてくださいね。

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他己紹介のやり方とコツ(時間配分付解説)

ではいよいよ、他己紹介のワークを全体として効率よく進めていくための手順を述べていきたいと思います。

例として、大学の授業や企業等の研修の場を想定し、そこでの参加者が計30人で、6名のグループを5つ作る形とします。

 

 

ステップ1 : ペアを作る

情報収集を行うインタビューの前に、ペアを作っていく必要があります。その作り方を説明していきます。

 

ペアの相手は初対面か、またはこれまであまり交流したことがない相手が想定されますが、既に交流がある相手でも大きな問題はありません

なぜなら、インタビューでは普段の会話からはあまりされないような質問が展開され、高い確率で相手の意外な一面を発見することができるからです。

その人物像のギャップを楽しむというもの、ゲームやアイスブレイクとしての他己紹介の醍醐味の一つではないでしょうか。

 

また、大学生以上の年代であれば、異性とペアを組んでも問題はないと思われますが、中学生や高校生の場合は、同性とペアを組むことが望ましい場合もあります。

最終的には、参加者の様子や会場全体の雰囲気をもとに、実施者側の判断になると思われます。

 

ステップ2 : インタビューを通して相手の情報を収集する

情報収集はインタビューを相互に行い進めていきます。インタビューの時間は質問の量にもよりますが、一人あたり5~7分程度が目安となります。

また、各グループで進み具体を統一していくために、インタビューの開始と終了の合図は会場全体で揃えて行うことを勧めします。

 

インタビューにおける形式

ところで、インタビューには以下の3つの形式があります。

  1.  構造化インタビュー
  2.  半構造化インタビュー
  3.  非構造化インタビュー

 

各インタビューの違いについて簡単に説明すると、主な差異は質問項目の自由度になります。

つまり、構造化インタビューは質問項目が予め決まっているのに対して、非構造化インタビューでは決まっていません。

そして、半構造化インタビューは半分程度、質問項目が決められているという形です。

限られた時間の中で順序良くインタビューを実施していくためには、実施者側で予め質問項目を用意する構造化インタビューの採用が望ましいと思われます。

 

構造化インタビューにおける質問項目の例

 

参考までに、私が他己紹介の際に参加者に提示している質問の一例を示します。


  1.  あなたの趣味は
  2.  あなたの性格を一言で
  3.  あなたを動物に例えると
  4.  これまでの失敗談を一つ紹介して
  5.  ○○県内で好きな場所は
  6.  これまでの人生における貴重な経験は
  7.  ○○を始めたキッカケは
  8.  どんな職業に興味があるか
  9.  神様が願いを一つ叶えてくれるとしたら何を望む
  10.  ○○○○(質問をするスキルの練習として自由に設定)

 

いくつか補足をすると、質問5は研修を実施している都道府県が入ります。対象が生徒や学生の場合は、学校やキャンパス内の環境で聞いてみるといいでしょう。

質問7は対象がスポーツチームならその種目名を入れるようにし、また質問8は、スポーツ選手・アスリートのセカンドキャリアへの考え方の幅を広げるキッカケを提供するかもしれません。

最後の質問10は、ここまで収集した情報をもとに、さらに聞いてみたい内容を自ら決め、投げかけるようにしてもらいます。

 

構造化インタビューにおける質問項目作成へのアドバイス

 

質問内容を作成する際のコツは、チーム内の普段の会話からは、なかなか聞くことができないような内容を問うようにするというものです。

上の例であれば、質問3の『あなたを動物に例えると』や、質問9の『神様が願いを一つ叶えてくれるとしたら何を望む』といったものがこれに当たると思われます。

そのような質問を設定することで、メンバーの意外な一面に触れることができ、親近感も沸いてくるのではと思います。

また、チームへの想いを問う内容を入れておけば、自分からは恥ずかしくていえないようなことも、相手に代弁してもらう形でメンバーに伝えていくことができます。

そのような一人ひとりの想いが全員で共有されることで、チームのまとまり・一体感はより高まっていくことが期待されるといえます。

 

ステップ3 : パートナーの紹介文の作成

次に、収集した多数の情報をもとにパートナーを他のメンバーにより深く知ってもらうための紹介文を作成していきます。パートナーを紹介する時間は一人あたり2~3分程度とします。

紹介文の作成は、他己紹介においておそらく最も難易度が高いステップになるでしょう。作成の際は、以下の2つの内容(アドバイス)を意識されるといいと思います。

 

アドバイス1 : 収集した情報を提示する順番を工夫してみる

 

以下の質問(再掲)への回答を順番どおりに紹介をしてはあまり芸がありませんので、起承転結を意識した流れとします。

具体的には、印象深い紹介とするためにはどのような順序が望ましいのか?ストーリー性のある紹介とするためにはどのような流れがよいか検討をしてみるということです。


  1.  あなたの趣味は
  2.  あなたの性格を一言で
  3.  あなたを動物に例えると
  4.  これまでの失敗談を一つ紹介して
  5.  ○○県内で好きな場所は
  6.  これまでの人生における貴重な経験は
  7.  ○○を始めたキッカケは
  8.  どんな職業に興味がある
  9.  神様が願いを一つ叶えてくれるとしたら何を望む
  10.  ○○○○(自由設定)

 

 

アドバイス2 : 個々の紹介文に紹介者の感想を一言添えてみる

 

例えば、上記質問1『あなたの趣味はへのAさんの回答が「スターバックスに通う」ということであれば、以下のような一言を付け加えるようにします。

スターバックスの新商品を知りたい人は、是非、Aさん聞いてみてくださいね!

 

同様に、SNSも趣味で、フェイスブックやインスタグラムもやられていると紹介したのであれば、以下の一言を追加します。

「Aさんについてもっと詳しく知りたい!という方は、是非、こちらの方もチェックしてみてください!」

 

また、質問5『○○県内で好きな場所はへのAさんの回答が、◇◇という有名な観光地であったならば

◇◇への観光を計画されている人は、事前にAさんから情報を収集されておくことをお勧めします。もし良かったら、Aさんも誘ってみてはいかがでしょうか。

 

なお、お気づきと思いますが、上記3つの紹介例では、研修後におけるAさんと他のメンバーとの交流を促す一言がそれぞれ添えられる形となっています。

このような配慮を他己紹介の中で示すことで、紹介者としてのあなたの評価は高まっていくことが期待されるでしょう。

 

アドバイス3 : 紹介文の締め方を工夫してみる

 

通常、紹介文の最後(締め方)は以下のような形になると思います。

以上、Aさんの紹介でした。。

 

ですが、最後の最後まで、より印象的な他己紹介としていくためには、以下のような締めくくり方をしてみてはいかがでしょうか。3つほど、例文を紹介します。

 

以上、外見からは想像ができないほど奥が深いAさんの紹介でした!

 

以上、笑顔がとっても素敵なAさんの紹介でした!

以上、会話を通して元気をもらうことができるAさんの紹介でした!

 

このような工夫をすることで、最後まで突き抜けていく紹介文にすることができると思われます。

 

ステップ4 : パートナーを第三者へ紹介する

第三者への紹介は、まずそれぞれのグループ内で行ってもらいます。

最初の段階のインタビュー同様、第三者への紹介も各グループで進行具合を揃えるために、一人ひとり紹介の開始と終了の合図は全体で統一させながら進めるという点が重要となります。

第三者への紹介が制限時間内(2~3分程度)に収まるよう、進行役は「1分経過」、「残り30秒」、「残り15秒」等と、会場全体にその都度アナウンスしていくことが望ましいでしょう。

それぞれの他己紹介は拍手で終える形にすると、会場全体でメリハリをつけて進めていくことができます

また、グループ内での実施に際し、グループ内で特に印象に残った他己紹介を1件選出してもらうように伝えておきます。

そして、グループごとに選出された計5つの他己紹介を、次に研修の参加者全員に対して行ってもらうようにします。そうすることで、より質の高い他己紹介を全員で共有することができます

また、その様子からは、コミュニケーション能力の一つである『伝えるスキル』のモデルを間近で観察することができることになるでしょう。

 

ステップ5 : 他己紹介のワーク全体を締めくくる

全員の他己紹介が終わったら、ファシリテーターは他己紹介のワークを締める必要があります

その際に役立つと思われる、ファシリテーターの全体へのコメントを、3つの実施目的ごとに以下に記してみました。少しでも参考になれば幸いです。

 

ケース1 : チーム作りの一環として実施した場合

 

【コメント1】
他己紹介を通して、お互いにどのような人物であるのか理解を深めることができたのではないでしょうか。

【コメント2】
相手について良く知ることで、コミュニケーションが取りやすくなり、徐々にチーム内のコミュニケーションが活発になっていくことが期待されます。

【コメント3】
まとまり・一体感があるチームでは、メンバー間のコミュニケーションが活発に行われています。

【コメント4】
是非、みなさんもこれから、日々のコミュニケーションを通してそのような成熟したチームを目指していって欲しいと思います。

 

ケース2 : ゲームとして実施した場合

 

【コメント1】
他己紹介、楽しんでもらえたでしょうか?他己紹介の面白みの一つは、新たな発見があることだと思います。

【コメント2】
他者の視点から自分を紹介してもらうことで、自分自身に新たな発見があったのではないでしょうか。

【コメント3】
また、あなたもパートナーのことを紹介したり、別の人の他己紹介を聴いたりすることで、メンバーに対する新たな発見があったことと思います。

【コメント4】
ですが、今日の発見はほんの一部だと思います。是非、これからもお互いに交流を重ねながら、もっともっと新しい発見をしたり、新たな一面を見つけていってください。

 

ケース3 : アイスブレイクとして実施した場合

 

【コメント1】
他己紹介のワークを通して、お互いのことを良く知ることができたのではないでしょうか。相手のことを知れば知るほど、相手に親近感がわき、良好な人間関係へとつながっていきます。

【コメント2】
相手のことを知るためには、他己紹介のワークで行ってもらったように、相手に何か質問をする必要があります。

【コメント3】
また、質問をすることで、『私はあなたに興味・関心があります』といった気持ちを暗に伝えていくこともできます。

【コメント4】
相手との緊張をほぐすアイスブレイクの一つの手段として、是非、『質問をする』を意識してもらえればと思います。

 

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他己紹介のやり方(中学校・高校で実施する場合)

中学校や高校で実施する場合、授業時間が大学の約半分(50分間)となりますので、2日間にわけて実施する形があると思われます。

つまり、1日目にパートナーと相互にインタビューを実施し、そこで収集した情報をもとに紹介文を作成します。そして、2日目に他己紹介を行うという流れです。

紹介を行う時間は、一人あたり1分間が適切ではないでしょうか。

 

時間が限られている分、魅力的な紹介文を作成していく上での難易度は、大学や企業等で実施する場合に比べ高くなるといえます。

その点、担当教員の適切なアドバイスがあることで、クラス全体としてより有意義なワークにしていくことができるのではないでしょうか。

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他己紹介のやり方(オンラインで実施する場合)

ここではZOOMを用いたケースについて紹介します。

対面との一番の違いは、パートナーの情報を収集する相互のインタビューを、ブレイクアウトルームの機能を使い、個別の部屋で行ってもらうという点です。

基本的に、2人1組がそれぞれのルームに入室し、相互にインタビューを行ってもらいます。

その際、ルームの中に会場全体のワイワイとした雰囲気はなく、物静かな個室の中でインタビューを行うような形となります。

 

参加者の多くが初対面、あるいはコミュニケーションが苦手そうな人物が含まれているならば、2人1組ではなく、4人2組で1つにルームに入室してもらうという方法もあるでしょう。

あくまでも時間に余裕がある場合の進め方となりますが、1組は実際にインタビューを実施し、もう1組はそれを観察する立場となります。

もちろん、ただ観察しているだけではなく、話の輪に入ってもらったり、回答内容を記録するサポートをしてあげたりしてもいいかもしれません。

 

このようなオンラインでの他己紹介を円滑に進めるためには、個別の部屋で行われるインタビューの時間を明確に決め、それを入室前にメンバーへしっかりと伝えておくことが極めて重要になると思われます。

また、順序よくインタビューを進めていけるようにするためにも、予め質問の内容が決められた構造化インタビューでの実施が望ましいと思われます。

 

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他己紹介において紹介者が意識すべきこと

他己紹介では、紹介される人物だけではなく、その紹介を行っている人物も周りから注目されることになります。

具体的には、どのような着眼点、表現力を持っているのか。どのような言葉づかいをして、どのように相手に配慮することができるのか等の点について、聴衆側へ『自分』という人物を提示しているようなものです。

つまり、他者を紹介しながらも、間接的に自己紹介をしている形となります。その注目度は、時に紹介される人物以上となるかもしれません。

是非、その点を意識しておいてもらえればと思います。

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他己紹介における注意点

ここまで、他己紹介のやり方について説明をしてきましたが、ここで、このワークにおける注意点について補足しておきたいと思います。

先に述べていますとおり、『親密な人間関係を促進する』といったメリットが期待される他己紹介ですが、やり方を誤ると、かえってこれからの人間関係に悪影響を及ぼしてしまう可能性があります。

この点はアイスブレイクとして実施する場合は特に留意する必要があるといえます。

以下に、注意すべき点を2つ記します。

 

注意点1 : 何を質問しても良いというわけではない

紹介を行うパートナーに対してインタビューを行う際、自由に質問ができる場合は、以下のようなプライベートに踏み込んだ質問を複数投げかけてしまうと、相手を不快な思いにさせてしまいます。

  •  どこに住んでいるの?
  •  休日の過ごし方は?
  •  彼氏・彼女はいるの?

 

また、特に女性へは年齢を質問することは避けた方が良いでしょう。

血液型も、これは賛否両論あるかもしれませんが、俗に言う血液型占いの結果をもとに、その人物の印象を自動的に形成してしまう可能性があるため、避けておいた方が良いかもしれません。

学歴における学校名や大学名も、人によっては『答えたくない…』と感じるのではないでしょうか。

このような学歴に関する情報は、メンバー間に上下意識を形成してしまう可能性があります。

特に、ゲームやアイスブレイクとしての他己紹介では、上下意識の形成ではなく、意外性や共通項の発見が重視されるべきといえるでしょう。

 

以上、述べました質問の内容によるトラブルを未然に防ぐためには、実施者側で予め共通の質問項目を用意しておいた方が望ましいと思われます。

加えて、コミュニケーションを苦手としている人は、相手に質問をすることに慣れていない可能性があるため、参加者全員への配慮からも、やはり質問の内容は事前に用意されておくことをおススメします。

 

注意点2 : 事実をもとに紹介を行い、無理に笑いを誘わない

紹介文を作成する際の注意事項として、実際に収集していない内容を含めないこと、笑いを誘うために事実を誇張したり歪曲したりしないという点が大切です。

笑いを取ろうとすると、『相互理解や親睦を深める』といった本来の目的を履き違えてしまうからです。

基本的なことですが、自分がされて嫌な思いをすることは、相手にも行わないということになります。

この点を未然に防止するためにも、やはり実施者側の事前の注意喚起が必要となるでしょう。

他己紹介を参加者全員にとって有意義なイベントとするためには、実施者側(ファシリテーター)の積極的な関与が求められるということができそうです。

 

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注意点3 : 実施するタイミングを逃すと不自然な印象に

他己紹介はメンバー間の相互理解を効果的に促すことができるので、新チームが形成されたタイミングでの実施が最も効果的です。

また、その時期はメンバー間の緊張を解くアイスブレイク的な活動をメンバーも望んでいる状態なので、一人ひとりの参加意欲も高く、ファシリテーターはスムーズに活動を進めることができるでしょう。

これは逆をいえば、タイミングを逃すと期待された効果が十分に得られない可能性があるということです

例えば、チーム内で何か問題が発生し、その解決のために実施されるような形をとると、活動としてどこか不自然な印象をメンバーに与えてしまいます。

仮に何も問題が無かったとしても、『なぜ、いまこのような活動を実施するのかな?』と変な憶測をメンバーに持たれてしまう可能性があります。

繰り返しますが、他己紹介を実施するベストなタイミングは、新チームが形成された直後です。

 

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他己紹介における50の質問例

では最後に、他者紹介のネタとなる質問例を50個紹介します。

内容的には過去いま現在に関する質問、そして、『もし○○だったら…』という仮定の質問の3つに分けてあります。

 

過去に関する質問

今も覚えている一番小さい頃の記憶は?

小さい子どもの頃に抱いていた夢は?

サンタクロースはいつ頃まで信じていた?

子どもの頃に好きだったテレビアニメや漫画は?

これまでにどのような習い事をしてきた?

これまでで一番怖かった体験は?

これまでで一番頑張ったことは?

学校の勉強で一番苦手だった科目は?

大学生の頃、勉強以外で力を入れて取り組んだことは?

これまでで一番嬉しかったことは?

これまでで一番感動したことは?

これまでに読んだ中でお気に入りの本は?

とても長い間、勘違いをしていたことは?

人生観や価値観が変わるほど、大きな影響を受けた経験は?

とても印象に残っているバイト先でのエピソードは?

 

いま現在に関する質問

よく利用するコンビニは?

一番好きなおにぎりの具材は?

一番好きなポテトチップスは何味?

一番好きなペットボトルの緑茶は?

高頻度で食べてしまっている食事メニューは?

よく食べる好きなお菓子は?

得意料理・自慢の一品は?

和食の他にどこの国の料理が好き?

自分へのご褒美!さて、何を買ってあげる?

気分転換の方法は?

お気に入りのテレビ番組は?

テンションが上がる場所は?

いま現在、ハマっていることは?

いまの生活スタイルは朝型?夜型?

みんなにちょっと自慢できること(特技など)は?

あなたのふるさと自慢を聞かせて?

シェアしたいオンライン授業やテレワークでの失敗談は?

似てるといわれたことがある芸能人・有名人は?

好きな季節は?

試してみたい髪型や髪の色は?

死ぬまでに絶対にやっておきたいことは?

他己紹介の場でみんなに伝えたいことは?

知恵袋等に質問してみたいことは?

座右の銘や好きな言葉は?

尊敬する人物は?

 

仮定の質問

タイムマシンで過去に戻れるとしたら、いつの時代を見てみたい?

1回だけ人生をやり直せるとしたら、何歳頃の自分に戻りたい?

次、生まれるとしたらどこの国の人間?

1日だけ、人間以外の動物になれるとしたら何になりたい?

家庭菜園をするとしたら、何を育ててみたい?

みんなでバンドをやるとしたら、どのパート(楽器)を担当したい?

ハロウィンパーティーに出るとしたら、どんな仮装をしてみたい?

宝くじで1億円当たったら、まず何に使いたい?

タワマンに住むとしたら何階ぐらいを選ぶ?

飛行機に乗るとしたら、どのあたりの座席を予約する?

 

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まとめ

他己紹介を効果的に実施した場合に期待される効果を、チーム個人それぞれの視点で以下にまとめてみます。

チーム全体への効果

  • メンバー間の相互理解の促進
  • チーム内におけるコミュニケーションの活性化
  • チームのまとまり・一体感の向上
  • チームワークの発揮

一人ひとりへの効果

  • コミュニケーション能力(情報収集力と伝達力、自己紹介のスキル)の向上
  • 自己理解の促進

 

上記の効果を最大限にもたらすことができるかは、現場を預かるファシリテーターの力量にかかっているといえるかもしれません。

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