お節介をポジティブに言い換え【例文6選】その存在の大きさを知る言葉

自己理解
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こんにちは。あなたの自分づくりをサポート「しまらぼ」のしまもとです。

小学校の教室でよく見かける様子に、授業中に女子が近くの男子の面倒を見てあげるというのがあります。担任の先生もその男の子も、それで大いに助かっているはずです。

でも、面倒を見る側の様子はしばしばお節介ともいわれ、ネガティブな人物像として解釈されることがあります。お世話をする側からしたら、なんだか納得がいかない感じですよね。

そこでこの記事では、お世話をする側の肩を持つ形で、「お節介」をポジティブに言い換えていきたいと思います。

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お節介とは

辞書によると、「お節介」は以下のように解説されています。

 余計な世話焼き。かえって邪魔や迷惑になるようなさま。余計な・大きなお世話。出しゃばって、いらぬ世話をやくこと。また、そういう人や、そのさま。

関連情報 お節介 / Weblio辞書

つまり、他人に対して過剰に世話を焼いてしまうのがお節介ということです。でも見方を変えれば、過剰に世話を焼くことができるということでもあります。

誰もが多くの時間と労力をかけて、自分以外の人の世話を焼けるわけではありません。そんな、人が簡単にできないような面をどのように解釈するかでお節介の印象は決まってきます。

ネガティブに解釈すると、辞書に記された解説のようになるということです。反対にポジティブに解釈すると、いったいどんな姿が浮かび上がってくるのでしょうか。

ぜひ、そのような視点で以下からの言い換え例を確認してみてください。

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お節介のポジティブな言い換え例6選

その1: 観察力に…

1つ目の言い換えは

 観察力に優れている人

です。

お節介の人は先生等に指示をされて誰かの世話を焼くわけではなく、自分から世話を焼こうとします。つまり、サポートを必要としそうな人に自分から気づくことができるということです。

その様子からは観察力に優れている人ということができます。さらにいえば、のちにその人が困った展開になるだろうという想像力も併せ持っていることになりますね。

 

その2: マルチタスクに…

2つ目の言い換えは

 マルチタスクに対応できる人

です。

誰かの世話を焼くということは、自分にとっての作業量が約2倍になるということです。つまり、お節介の人は複数の作業に同時に取り組める能力の持ち主といえます。

端的にいえば、仕事ができる人ということですね。実に羨ましい。。

その3: 人への優しさ…

3つ目の言い換えは

 人への優しさに溢れている人

です。

繰り返しますが、誰もが自分以外の人物に対して、時間と労力をかけて対応ができるわけではありません。それをスムーズに実施できるということは、それだけ人に対する優しさがあるということでしょう。

さらにいえば、過剰に世話を焼くことができるということで、優しさに溢れていると表現してもいいと思いますね。

なお、この人に対する優しさは個人の性格的なものでもあるので、単発的にお節介が見られるというわけではなく、安定して誰かの世話を焼く様子がみられるということです。

 

その4: ボランティア…

4つ目の言い換えは

 ボランティア精神に富んでいる人

です。

人への優しさと密接に関係するところとして、お節介の人はボランティア精神に富んでいる人ともいうことができると思います。

ボランティア活動は、大学生が学生時代に力を入れて取り組むガクチカの1つに位置づけられるものです。なので、お節介の人のガクチカはボランティア活動で決まり!?

 

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その5: 教えることで…

5つ目の言い換えは

 教えることで学びを深めている人

です。

「世話を焼く」を具体的にいえば、そこでの作業で必要な内容や手順、ポイント等を相手に事細かく伝えるといった感じです。

これは世話を焼く側が、自分の持っている知識や経験をアウトプットしている・教えているということです。そしてこの「教える」という行為は、人が行う多様な学習の中でも、最も優れた学習のあり方であるといわれています(詳しくは関連記事をご参照ください)。

つまり、お節介の人は誰かの世話を焼きながら、実は日々学びを深めているということができますね。

 

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その6: グループのまとまり…

最後、6つ目の言い換えは

 グループのまとまりに貢献していける人

です。

お節介の出番は、みんなで何か活動をしている中で回ってきます。学校であれば、クラスのみんなで勉強している最中ですね。

そして結論を先にいえば、グループの中でのお節介の姿は、チーム・グループのまとまりや一体感を高めるのに大いに貢献していけるということです。

通常お節介は役割外の行動です。先のクラスの例であれば、別に先生から頼まれていないのに、率先して誰かのサポート役を担うといった感じです。

このような自らの役割にはない、グループ全体のためのボランティア的な行動は、専門的には組織市民行動(そしきしみんこうどう)と呼ばれ、組織のまとまりを高める機能があるといわれています。

グループのまとまりは、組織全体がその力をいかんなく発揮していく上で非常に大切なものです。一方で、多様な個性が揃う集団をまとめていくのはそう簡単ではありません。

先のWBCにおいて日本が14年ぶりに世界一を達成できた要因の1つにも、このチームの一体感は間違いなく関係しているはずです。

このような意味からも、お節介の人が果たす役割は非常に大きいといえますね。

 

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まとめ

最後に改めて、この記事で紹介したポジティブな言い換え例を一覧で示します。

  •  観察力に優れている人
  •  マルチタスクに対応できる人
  •  人への優しさに溢れている人
  •  ボランティア精神に富んでいる人
  •  教えることで学びを深めている人
  •  グループのまとまりに貢献していける人

「お節介」を辞書で引いても、このようなポジティブな表現は出てきません。基本的に、辞書に記載されているのはネガティブな解釈のみのようです。

実際にお節介の人が辞書を参照する時にそのことを意識しておかないと、ネガティブなセルフイメージが強化されてしまうおそれがあります。

理想はネガティブとポジティブ、その両面の見方がバランスよくできることです。その上で、この記事の内容が少しでも参考になれば幸いです。

今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました!

お時間があれば、また次の記事でお会いしましょう!

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