忙しいをポジティブに言い換え【例文6選】多忙への抵抗が薄まる言葉

多様な能力・視点
スポンサーリンク
スポンサーリンク

学生から社会人になるにつれ、『忙しい』が口癖になっている今日この頃。

私に限らず、おそらく多くの日本人が多用している言葉である「忙しい」のイメージは、ネガティブ、ポジティブでいうとどちらですか?

この記事では「忙しい」をポジティブに言い換えながら、この言葉が持つプラスの意味を探っていきたいと思います!

この記事を書いた人
しまもと

法政大学スポーツ健康学部准教授 / 専門は自分づくりを支援するライフスキルコーチング / 20年以上にわたり自分づくりの教育・研究を専門的に行う / 大学では毎年300名以上の学生にスポーツ心理学をベースに自分づくりの授業を行う / 大修館書店による月刊「体育科教育」の巻末エッセイを奇数月に担当中

しまもとをフォローする
スポンサーリンク

忙しいとは

辞書によると、「忙しい」は以下のように解説されています。

 多くの用事に追われて暇がないこと。

関連情報 忙しい / Weblio辞書

「追われている」ということは、それら多くの用事(課題)には期限あるということです。つまり、いついつまでにやらなければならないことを一度にたくさん抱え、心理的にも時間的にも余裕がない状態が「忙しい」ということですね。

このような状態は仕事場面に限らず、私生活の面でも発生することがあります。また、期限があることでプレッシャーを感じることもあるでしょう。

多くの課題を順々にこなしていければいいですが、そうでない場合はストレス反応に晒され、体調を崩してしまうことも。そのため、「忙しい」という言葉からはネガティブなイメージを強く受けてしまうかもしれません。

一方で、注意深く観察してみると、私たちは忙しいという状態から、充実感や満足感、達成感といった快感情を得ることができるのもまた事実です。

そこでこの記事では、「忙しい」をポジティブに言い換えながら、目が回る多忙な状態のイメージアップを図っていきたいと思います!

スポンサーリンク

忙しいのポジティブな言い換え例6選

その1: 自己理解を…

1つ目の言い換えは

 自己理解を深めることができるタイミング

です。

忙しいときほど、自分という人間の特徴が表出していくときではないでしょうか。余裕がないときは必死に汗をかいて対応することになりますので、普段鳴りを潜めている自分の姿が表に出てきます。

でも、それ自体は何ら悪いことではありません。表に出れば出るほど、『自分にはこんなところ(特徴)があるんだ』と、自己理解を深めていくことができるからです。

自己理解を深める意義を一言でいえば、「自分自身の取り扱い説明書を作成する」です。自分専用のトリセツがあることで、自分という人間をより上手くコントロールしていくことができるはずですね!

 

その2: 余計なことを…

2つ目の言い換えは

 余計なことを考えにくくなるタイミング

です。

反芻思考」という言葉があるように、人は過去のネガティブなことを繰り返し何度も考えてしまうという特徴があり、その様子自体は非生産的な時間の過ごし方ともいえます。

このような反芻思考の様子を言い換えれば、そのような思考を行う時間的余裕があるということになります。そういう意味でいうと、課題や用事に追われて忙しい時は、反芻思考から逃れることができるタイミングであるということですね。

 

カテゴリー : 思考

ポジティブシンキングとは?その意味や効果、役割、トレーニング法を解説
将来への不安、日々の心配事、人間関係への不満、人と比べて落ち込む。。気がつけばネガティブに考えてばかり。一方で、物事をポジティブに考えている人もいます。そこには何か方法があるのでしょうか。 この記事では、ポジティブシンキングの意味やそ...

 

その3: 頼りに…

3つ目の言い換えは

 頼りにされていると実感できるタイミング

です。

特に仕事場面において、自分への依頼や連絡が集中し、一気に忙しくなるときがあると思います。そんな時は『大変だあ』と思う反面、『頼りにされている』とどこかうれしくもないでしょうか。

頼りにされているは「人気者である」「モテてる」とも言い換えることができるので、とらえ方次第で日常の忙しいはいくらでもポジティブな時間にしていくことができそうですね。

 

その4: 本当にやりたいことか…

4つ目の言い換えは

 本当にやりたいことか否かを確認できるタイミング

です。

特に仕事で忙しい時は、その業務内容にどっぷりと浸かることになり、とことんその仕事に打ち込むことになります。

その結果、それにやりがいを感じることができるのであれば、その仕事はあなたのやりたいことである可能性が高いといえるでしょう。

反対にそうでない場合であっても、『やりたいと思わないことを1つ発見することができた!』ととらえることができればOKですね!

 

カテゴリー : 自己理解

やりたいことが見つからない!意思決定を困難とする7つの理由
『やりたいことが見つからない…』とは、主に就活を控えた多くの大学生に見られる悩みですね。このような悩みが生じる背景を探ると、実に多くの理由が見えてきます。 この記事では、『これが自分のやりたいこと!』という明確な意思決定を困難とする7...

 

その5: 時間の使い方を…

5つ目の言い換えは

 時間の使い方を訓練することができるタイミング

です。

時間の使い方には明確な個人差が見られます。テキパキとやるべきことを処理していける人もいればそうでない人もいます。

前者の姿に近づくためには、「期限から逆算して物事の優先順位を判断できる」、「難易度を見極め、低いものから順に取り組む」等の時間の使い方に関する能力を身につける必要があります。

そして、それらの能力を鍛えるタイミングとなるのが忙しいときという見方です。

 

その6: ぐっすりと眠れる…

最後、6つ目の言い換えは

 ぐっすりと眠れる夜を迎えることができるタイミング

です。

夜眠れない…』という悩みを持つ方は少なくないと思います。一方で、ハードワークにより心身ともに疲れ切っている時は誰でも熟睡(爆睡)することができるのではないでしょうか。

ちょっと変な言い方ですが、熟睡につながるハードワークをもたらしてくれるのは目が回るほどの忙しさであるという見方です。

スポンサーリンク

まとめ

最後に改めて、この記事で紹介したポジティブな言い換え例を一覧で示します。

  •  自己理解を深めることができるタイミング
  •  余計なことを考えにくくなるタイミング
  •  頼りにされていると実感できるタイミング
  •  本当にやりたいことか否かを確認できるタイミング
  •  時間の使い方を訓練することができるタイミング
  •  ぐっすりと眠れる夜を迎えることができるタイミング

 

きっと誰もが学校で、大学で、職場で、そして日々の生活の中で「忙しい」を経験するはずです。

「忙しい=ネガティブ」という印象が強いと、その多忙を乗り越えたときに出てくる言葉は、疲労感をさらに強化する『疲れたあ』ではないでしょうか。

上の一覧のように、「忙しい」には数多くのポジティブな側面もあります。それを私自身も強く認識することで、『疲れたあ』だけではなく、『今日も頑張ったあ』といえる自分になっていきたいと思います。

そしてあなたも、忙しい合間を縫って最後までお読みいただき、ありがとうございました!

コメント

タイトルとURLをコピーしました