忘れっぽいをポジティブに言い換え【例文6選】自分を好きになる言葉

自己理解
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人の記憶力には個人差があり、その程度が低い人は忘れっぽい人と呼ばれます。でも、記憶力が低くて実はよかったと思える点もいろいろと挙げることができます。

この記事では、「忘れっぽい」をポジティブに言い換えながら、その人が持つアドバンテージについて見ていきたいと思います。

この記事を書いた人
しまもと

法政大学スポーツ健康学部准教授 / 専門は自分づくりを支援するライフスキルコーチング / 20年以上にわたり自分づくりの教育・研究を専門的に行う / 大学では毎年300名以上の学生にスポーツ心理学をベースに自分づくりの授業を行う / 大修館書店による月刊「体育科教育」の巻末エッセイを奇数月に担当中

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忘れっぽいは短所?

忘れっぽい人もいれば、記憶力が抜群にいい人もいます。特に前者は「やや問題の見られる人」として位置づけられているように感じます。でも本当にそうでしょうか?

どんな物事にも必ずプラスとマイナスの両面があります。そういう意味でいうと、「記憶力がいいことは素晴らしいことだ」というのは、やや短絡的な見方のように感じますね。

忘れっぽさが生まれつきの特徴であるならば、それを根本から変えることは難しいかもしれません。でも「大事なことをメモ書きし、手元に置いておく」など、忘れっぽさをカバーすることはできるはずです。

それとともに、忘れっぽさのプラスの面を積極的に見ることで、その特徴を個性の1つとして認め、受け入れていくことも大切であると思います。

では早速、以下の6コの言い換え例から忘れっぽさのプラスの面を確認してみてください!

 

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忘れっぽいのポジティブな言い換え例

その1: 後悔する…

1つ目の言い換えは

 後悔することが少ない人

です。

忘れっぽい人は失敗やミス、トラブル事もすぐに記憶から薄れていくので、『こうしておけばよかった』と思うことが人よりも少ないです。

また、後悔が少ない分、過去よりも未来へ意識を向けていきやすくなります。よくいえば未来志向な人ということですね。

なお、ここでは「後悔」をネガティブなものとして扱っていますが、「後悔する」にもポジティブな面がありますよ。詳細は以下の関連記事で!

 

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その2: いまやる…

2つ目の言い換えは

 いまやるべきことに集中していける人

です。

誰もが日々たくさんのやるべきことを抱えていますが、それらに集中していくためには意識を現在に置く必要があります。

その1で述べたとおり、忘れっぽい人は後悔することが少ないので、未来に加え、いまこの瞬間にも意識をしっかりと置き、目の前のやるべきことに着実に取り組んでいけるわけなんですね。

あなたが望む未来は、そのやるべきことにコツコツと取り組んだ先に待っています!

また、人には同じ記憶について何度も考えつづける反芻(はんすう)思考というものがあります。形だけをみればこれも1つのことに集中しているわけですが、現在ではなく過去に集中してしまっている点で、忘れっぽい人とは違いが見られますね。

 

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その3: 気持ちの…

3つ目の言い換えは

 気持ちの切り替えが早い人

です。

要はネガティブな気持ちからの切り替えが早いということです。誰でもある程度時間が経てば気持ちを切り替えることができますが、忘れっぽい人はそれを比較的早い段階で行っていくことができます。

このような早い段階での気持ちの切り替えは、特にスポーツの分野では重要視されています。忘れっぽい人は、ネガティブな事象に打たれ強いメンタルをスムーズに身につけることができるかもしれませんね。

 

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その4: 自分で考える…

4つ目の言い換えは

 自分で考える力を発揮できる人

です。

いま子どもたちに加え、ビジネスパーソンに強く求められているのは自分自身で物事を考える力です。

もっといえば、この力をさまざまなシーンで発揮していくためには、頭の中がそれに適した状態であることが必要です

つまり、過ぎ去ったことでいつまでも後悔していたり、過去のことで悩んでばかりいては、目の前の課題解決に向けて自らの頭脳をフル活用していくことができません。

その点、忘れっぽい人は頭の中が人よりもクリアな状態なので、たとえ長期にわたる場合でも、課題解決に向け考え抜いていくことができるはずですね。

 

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その5: ポジティブ…

5つ目の言い換えは

 ポジティブシンキングを発揮できる人

です。

過去の記憶に囚われていてばかりでは前向きに考えることはできません。その点、忘れっぽい人は未来志向で、かつ反芻思考に陥ることも少ないので前向きに考えていくことができます。

その姿はポジティブシンキングを発揮できる人ともいうことができるでしょう。また、もっと根本的な部分でいえば、気持ちの浮き沈みの少ない人だからこそ、ポジティブに考えていくことができますね。

 

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その6: 忘れないための…

最後、6つ目の言い換えは

 忘れないための創意工夫ができる人

です。

基本的に人間は忘却の生き物です。誰もが時間の経過とともに多くのことを忘れてしまいます。忘れっぽい人はそのことを人一倍自覚しているので、忘れないための創意工夫ができるということです。

その都度メモ書きしたり、スマホに記録しておいたりなど、結果として人よりも大事なことをきちんと覚えているのは忘れっぽい人かもしれませんね。

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まとめ

最後に改めて、この記事で紹介した言い換え例を一覧で示します。

  •  後悔することが少ない人
  •  いまやるべきことに集中していける人
  •  気持ちの切り替えが早い人
  •  自分で考える力を発揮できる人
  •  ポジティブシンキングを発揮できる人
  •  忘れないための創意工夫ができる人

 

このようにしてみると、忘れっぽい人はリアルタイムで自身の脳力をいかんなく発揮できる人といえそうです。

もちろん、過去を振り返り、そこから改めて学ぶことも大切ですが、忘れっぽい人は新しい学びに向いている人物といえます。

過去から学ぶ人、新しい学びを重視する人、その両者がコミュニケーションを取りながら、力を合わせていけるのが理想的ですね。

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