新年の抱負が達成できない8つの理由|抱負を立てたことで満足してるかも

自分づくりと目標設定
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新しい年を迎えたタイミングで行う新年の抱負の検討作業。毎年抱負を立てていると思いますが、ある調査によればその抱負の達成率は20%未満だといわれています。

毎年抱負を立てるということは、裏を返せば『今年こそは達成するぞ!』という気持ちの表れなのかもしれません。

この記事では、新年の抱負が達成できない理由を8つの視点から解説していきます。

この記事を書いた人
しまもと

法政大学スポーツ健康学部准教授 / 工学部出身の心理学者 / 専門は自分づくりを支援するライフスキルコーチング / 大学では毎年300名以上の学生にスポーツ心理学をベースに自分づくりの授業を展開 / 自分づくりのコンテンツをより多くの人とシェアするべくブログ「しまらぼ」を開設

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新年の抱負が達成できない8つの理由

理由1: 抱負を立てたことで満足してしまう

新年の抱負を立てる!というのはやや斜めな見方をすれば、初詣おみくじ等に並ぶ新年のイベントの1つではないでしょうか。

つまり、新年の抱負を立てること自体が目的となっており、立ててしまえばそれで大方満足してしまうということです。

特に三が日は1年の中でも特別な期間なので、誰もが満足した3日間を過ごしたいと思うはずです。そこに新年の抱負を立てるという作業は一役買うことができています。

その期間が過ぎてしまえば、最終的に抱負が達成できようができまいが、特に重要ではないのかもしれません。

 

理由2: 自分が本心から望む抱負ではない

新年の抱負が以下のどれかに当てはまる場合は、当然ですが最終的に未達に終わる可能性が高いです。

  •  聞こえの良い抱負
  •  人によく思われるための抱負
  •  抱負の発表会を上手くやり過ごすための方法
  •  おススメの抱負
  •  誰かに決めてもらった抱負 など

 

自分が本当にやりたいことでない限り、モチベーションはどんどん低下していってしまいます。

また、たとえやりたいことであっても、なかなか成果が出なければモチベーションは一気に低下してしまうでしょう

そんなやる気の面からも、上で挙げた個々の抱負は絶対的にNGですね。

 

理由3: 忘れてしまう

よくいわれることですが人間は忘却の生き物です。たとえ抱負を立てたとしても、毎日その内容を確認しない限り、1年にわたり抱負のことを覚えておくことは難しいと思います。

似たようなところでいうと、おみくじの内容もすぐに忘れてしまいますよね。おみくじは今年1年の運勢を占うものですが、結構その場限りのものになってしまっている気がします。

おみくじを引き、その内容に一喜一憂することで満足してしまっているのではないでしょうか。

理由4: 現状を大きく変えようとする抱負である

抱負とは理想の自分を実現するための行動目標になっていると思います。その目標に沿って自らを変えていけるかは、その難易度にかかっているといっても過言ではありません。

つまり、あまり高望みし過ぎると三日坊主に終わってしまう可能性が高まります。特に三が日は普段に比べて気分が高揚しているので、ついつい挑戦的な抱負を立ててしまいがちだと思います。

理想の姿の実現に向けて自己を変化(変容)させていくためには、人(生物)の内部環境を一定に保ちつづけようとする恒常性の壁を上手く超えていく必要があります。

変化を抑えようとする恒常性からの反発を最小限にとどめていくためには、昨年の自分を大きく変えるような抱負は望ましくありません。

理想はこれまでの自分を1割程度成長させるような抱負です。それを1年1年繰り返していけば、時間はかかりますが確実に自分を成長させていくことができるはずです。

 

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理由5: 早々に諦めてしまう

新年の抱負とはいってみれば1年の抱負なので、この1年をかけて達成を目指していくものと言い換えてもいいでしょう。

ですが、多くの人は最初の1、2週間継続してできなければ、早々に諦めてしまっているのではないでしょうか。

先に述べたとおり、人はそう簡単には変われない生き物なので、七転び八起きの精神でじっくりとその抱負に取り組んでいけば十分だと思います。

少しの失敗も許されない!』なんて、それって完璧主義に近い考え方じゃないですかね?

 

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理由6: 1年ごとにコロコロと抱負を変えている

コロコロと変えてしまう」を言い換えれば、昨年の抱負とのつながりが薄いということです。

コロコロ抱負を変えてしまう理由には、『なかなか成果が出ないから』ということもあると思います。ですが、あともう少し頑張りつづければ成果が出始めていたかもしれません。

目標設定の文脈では、『1年単位の目標や夢では効果が薄い』という指摘があります。また、「石の上にも三年」といわれるように、ヒトの成長には時間がかかるところがあります。

さらに、プロフェッショナルのレベルに至るためには、一説によると10年1万時間もの訓練や修練の日々が必要といわれています。

これらの様子を踏まえても、どっしりと腰を据えて2、3年は同じような抱負を継続するという形もありではないでしょうか。

 

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理由7: 抱負の数が多い

『定期的に運動する』『ダイエットをする』『英会話を始める』『資格を取る』等と、人によっては2個、3個と抱負を立てる人もいるかもしれません。

抱負の数が多い=意欲的である」と評価される面もありますが、その数が多すぎるのはいささか問題がありそうです。

誰しも1日に使えるエネルギーと時間は有限ですので、いまの自分の状態に照らし合わせ、複数挙げられた抱負の中から特に優先順位が高いものに集中して取り組めたらいいですね。

また、自らにおける優先順位を考えるプロセスは、自己分析を通して自己理解を深めることにもつながるので、抱負を達成するのと同等にとても大切なことではないでしょうか。

 

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理由8: 自分自身を責めている

実態として、新年の抱負は多くの人が達成することができていません。しかもそれは毎年繰り広げられている可能性があります。

その結果として起こるのが、なかなか抱負を達成できない自分を責めてしまうという様子です。

繰り返しますが、人には恒常性という特徴がありますので、こころが大きく動かされる出来事やよっぽどの決意でも無い限り、1年という短期間(!?)で大きく成長することは難しいと思います。

自分のことを責めてしまうので、挽回の意味も込めて難易度の高い抱負を掲げてしまい、また達成が難しくなってしまう。その負のスパイラルに陥ってしまっている可能性があります。

この悪循環から抜け出すには、1年のうちに抱負を達成できない自分を受け入れることが大切です。そもそも、1年のうちにある1つの抱負を必ず達成する必要性があるのでしょうか。

たとえ達成できなくても、そんな自分のことを認めてあげる。自分に優しくなれれば、きっと周りの人にもあなたは優しくなれると思います。

そのような穏やかな様子は良好な人間関係の形成につながり、ある抱負を達成するのと同じような充実した日々を、あなたにもたらしてくれるはずです。

 

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新年の抱負は毎年新しくする必要がある?

自分にとって本当に意味のある抱負を立てるのであれば、新年の方法は1年ごとにコロコロと変える必要はないのではと個人的には思います。

成長や変化をより確かなものとするためであれば、昨年と同じ抱負であってもきっと良いはずです。

その際必要なのは、『今年も昨年と同じ頑張りを継続するぞ!』といった気持ちを新たにすることではないでしょうか。

どちらかというと抱負の内容に興味・関心が集まりがちですが、その抱負を達成できるか否かはモチベーションにかかっているといっても過言ではありません。

たとえ昨年と同じ抱負であっても、新しい年の始まりに達成への決意を新たにできるのであれば、それはそれで大いに意味があるように感じますね。

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「現状維持」も立派な抱負になりうる

毎年新年の抱負を決めるということは、私たちは1年の間に必ず何かを成し遂げなければならないと強く考えているのかもしれません。

人によっては達成に何年もかかりそうな大きな目標に取り組んでいる人もいるでしょう。そんな人にとって最も大切なのは、昨年と同じような努力を継続することといえます。

形だけを見れば現状維持になるわけですが、その「」は高いことになります。クオリティーの高い現状維持は決して衰退にはならないということです。

誰でも一時的な努力はできますが、その努力を継続することはそう簡単ではありません。理想とする姿の実現に向けて、「昨年と同じ頑張りを継続する」という現状維持の抱負はいかがですか?

 

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まとめ

最後に改めて、この記事で紹介した新年の抱負を達成できない理由を一覧で示します。

  •  抱負を決めたことで満足してしまう
  •  自分が本心から望む抱負ではない
  •  忘れてしまう
  •  現状を大きく変えようとする抱負である
  •  早々に諦めてしまう
  •  1年ごとにコロコロと抱負を変えている
  •  抱負の数が多い
  •  自分自身を責めている

 

8~20%といった低い達成率となっている新年の抱負を達成していくためには、これまでとこれからの連続体として自らをとらえ、そこにマッチする抱負を立てていく必要があります

ある年に突然、新しい抱負を達成できるようになるわけではないという見方です(もちろん、達成のペースには個人差があると思いますが)。

言い換えれば、自分自身の現状や特徴を可能な限り正確に把握することが、新年の抱負を達成する鍵になるということですね。

 

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