目標達成できないのには訳がある!達成が困難となる10コの理由を解説

自分づくりと目標設定
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多くの人が苦手意識を抱いていると思われる目標設定。その主な理由は、私たちの誰もが学校で目標設定の方法を十分に学ぶことができていないからといえます。

率直に言って目標設定は技能です。技能であるため、そこには多くのコツと必要な考え方というものがあります。

この記事では、目標達成が困難となる10コの理由をわかりやすく解説していきたいと思います。

この記事を書いた人
しまもと

法政大学スポーツ健康学部准教授 / 工学部出身の心理学者 / 専門は自分づくりを支援するライフスキルコーチング / 20年にわたる活動の成果をもとに 「理想の自分を実現したい!」と願うすべての日本人へ届ける気概と熱意で執筆中

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目標達成できない理由

以下、10コの理由を目標の内容・設定の仕方編達成に向けた行動編に分けて解説をしていきます。

 

目標の内容・設定の仕方編

 

理由1 : 目標を「夢」として設定している

目標と似たものにがあります。この2つの違いは一体なんでしょうか。それをシンプルに表現すると以下のような形になると思います。

 

夢 + 期限 = 目標

 

あなたが設定した目標は夢のままになってはいないでしょうか。長期的な目標の場合は、達成を目指す時期はそれほど厳密に決められなくてもいいと思います。

ですが、「いついつ頃までに○○を達成(実現)する」という期限が追記されることで、あなたの意識はその達成に向けて具体的に動き出していくはずです。

それに比べ、『○○を達成できたらいいなあ』という夢のままでは、その状態のまま、いつまでもあなた自身は動き出せない可能性が高くなるでしょう。

 

理由2 : 目標が必ずしも自分の達成したい内容ではない

人は自分の中に明確な価値観、すなわち、物事の判断基準を持っていないと周囲に流されてしまったり自分を見失ってしまうおそれがあります。

『友だちと同じ目標にして安心したい』、『親や先生に勧められた無難な目標にしたい』、『いま流行りの○○の資格を取得したい』等という気持ちはないでしょうか。

その時はそれでも良いかもしれませんが、あなたが本当に望む価値観と合っていなければ、いずれその目標に対するやる気は徐々に低下していってしまいます。

 

そうならないために、やはり自分は本当は何をやりたいのかをじっくりと考える必要があります。もちろん、やりたいことが簡単に見つからないということもあるでしょう。

その場合は、とにかく少しでも自分が興味・関心のあることを目標にしてみてはいかがでしょう。そこにあなた自身の意識が向き始めることで、目標の達成に必要なあらゆる情報が手に入り始め、状況が動き出してきます。

その後、途中でやりたいことに変更が生じたとしても、あなた自身は前よりも動き始めているので、次に立てられる目標はより自分に合ったものになっているはずです。

 

いまは何でも時短、効率化が求められる傾向が見られますが、人生80年から100年時代ということを踏まえると、せめてあなた自身の成長には、じっくりと多くの時間をかけても良いのではないでしょうか。

 

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理由3 : 自分にとって難易度の高すぎる目標を設定している

これは目標達成を困難とする原因の王道といっていいでしょう。より正確にいうと、現在のあなたの能力レベルに合っていない、高すぎる目標を設定しているということになります。

もちろん、目標である以上、挑戦的な目標を設定することで、その達成に向けたやる気は大きく高まることが期待されます。

ですが、その目標のレベルが現状と大きくかけ離れすぎていると、いずれやる気は急降下してしまうおそれがあります。

理想とする高い目標を意識しつつも、実際には自身の能力に合った目標を設定していくことが望ましいです。そのためにはまず、現在の自分の能力を正しく把握することから始めていく必要があるでしょう。

 

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理由4 : 最終目標のみを設定している

最終的に達成したい目標のみを掲げている場合、残念ですが挫折してしまう可能性が高まります。その原因は目標達成につながる道を途中で見失ってしまうからです。

確実に目標の達成を目指すためには、最終目標から逆算してそこに至るまでの計画を入念に作成し、段階的に目標の達成を目指していけるようにする必要があります。

また、最終目標の達成までに多くの時間がかかる場合、目標設定時に急激に高まったモチベーションは徐々に低下してしまい、ダラダラとした「中だるみ」の状態に陥ってしまうかもしれません。

目標の達成を目指しながらも、モチベーションを適度な水準に保つ何らかの手立てが必要となってきますね。

 

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理由5 : 目標を達成する理由が明確になっていない

目標を達成する理由とは、すなわち「目的」のことです。人は誰しも何らかの目標を胸に抱いていると思いますが、その目的まで明確にしている人はどれくらいいるでしょうか。

例えば、学校の部活動で野球(硬式野球)をしている人の多くは、「甲子園出場」を目標として掲げているようですが、その目的とはいったい何でしょう。

ひとは目標を明確に掲げつつも、一定数の人はその達成を途中で諦めてしまいます。

その理由は多岐にわたると思いますが、私個人は目標達成への覚悟が十分にできていなかったのではないかと考えています。

『何が何でも必ず目標を達成する!』といった覚悟を決めるためには、なんのためにその目標を達成するのかという目的を明確にする必要があります。

目的がはっきりとしていれば、目標達成に向けた苦しい場面でも、目的はきっとあなたの背中を支えつづけてくれるはずです。

 

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達成に向けた行動編

 

理由6 : 目標の内容を毎日確認していない

人は忘却の生き物です。現代、私たちは多くの情報や知識を容易に手に入れることができますが、同時に多くのことを日々忘れていっています。

ある調査によると、年頭に立てた目標を覚えている人は、10%にも満たないといわれています。

日々忘却されるものの1つに、あなたが立てた目標も入ってはいないでしょうか。目標を忘れないためには、目標の内容を可視化し、それを毎日確認する必要があります。

意識できている、覚えている時間が長くなればなるほど、目標が達成されるスピードも確実に速くなっていきます。あなたに合った工夫で、目標を常に意識できるようにしてみてください。

 

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理由7 : 目標を周囲に公言することを控えている

明朝、どうしても早く起きなくてはならない時、あなたならどうしますか?自分自身で意識しつつも、家族や友人、パートナー等に念のため声をかけてもらおうとするのではないでしょうか。

明日の朝、早く起きる!』も立派な目標の1つです。それを確実に達成するために、多くの人はそれを周囲に公言しています。

それと同様に、あなたが抱く目標を信頼できる人に伝えることで、その達成につながるアドバイスや情報を提供してもられる可能性は高くなります。

人は人に支えられて生きています。あなたもきっと、これまでに誰かの目標の達成をサポートしてきているのではないでしょうか。

 

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理由8 : すぐに成果を求めてしまっている

最後の理由は目標達成を目指す上での考え方といった部分です。最近は時短・効率化がとても重視されていますが、そればかりを追い求めていると目標の達成は極めて困難となります。

理由は簡単で、大きな目標となると通常達成までに年単位の時間が必要となり、すぐに成果(変化)は表れないからです。

『なかなか成果が出なーい!』等といったネガティブなことばかりを考えていると、途中で断念してしまうことになるでしょう。

 

例えば、私たちは社会人として自立するために、小学校から大学までの期間でみると16年間も教育を受けてきています。

これは極端な例かもしれませんが、『石の上にも3年』という言葉もあるように、そのぐらいの長い年月がヒトとしての成長には求められるということだと思います。

 

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理由9 : 目標達成にエネルギーを集中できていない

日々の生活の中では、仕事のこと、友だち・パートナーとのこと、プライベートのこと等、やりたいことがたくさんある人もいるでしょう。

その場合、やりたいことすべてに時間と労力を投入してしまい、肝心の目標達成に向けたエネルギーが分散することで、中途半端な結果となってしまうことがあります。

ある目標の達成を本気で目指すためには、他のものを犠牲にする必要があるときがあります。当然ながら、1日の中で使える時間と労力には限りがあるからです。

その大前提をしっかりと認識した上で、多数のやりたいことに優先順位をつけ、それらを縦に並べながら、その時々で1つのことに集中して取り組んでいけたらいいですね。

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理由10 : 目標達成を一人で目指そうとしている

孤独に耐えながら、一人で黙々と目標達成を目指す姿は立派だと思います。一方で、ともに達成を目指す仲間がいることで、モチベーションを最後まで維持し、目標達成できる人も見られます。最後の理由は、後者の人にとってのものとなります。

また、同じ目標の達成を目指す仲間に限らず、既に達成した個人から効果的な方法やノウハウを学ぶことで、目標を達成する確率は確実に高まっていくといえるでしょう。

登山の場合も、ほぼ全ての人は先人が見出してくれたルート(方法論)にならって山頂を目指しています。独自のスタイルを築いていくのは、先人のサポートを得てからでも決して遅くはないかもしれませんね。

 

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まとめ

この記事で紹介した10コの理由を改めて一覧で示します。

【 目標の内容・設定の仕方編 】

  •  目標を「夢」として設定している
  •  目標が必ずしも自分が達成したい内容ではない
  •  自分にとって難易度の高すぎる目標を設定している
  •  最終目標のみを設定している
  •  目標を達成する理由が明確になっていない

【 達成に向けた行動編 】

  •  目標の内容を毎日確認していない
  •  目標を周囲に公言することを控えている
  •  すぐに成果を求めてしまっている
  •  目標達成にエネルギーを集中できていない
  •  目標達成を一人で目指そうとしている

 

これだけの理由があるということは、それだけ目標設定自体が高度な作業であることを示しています。であるなら、学校教育等の早い段階のうちから、目標設定のノウハウについて学ぶことができたらいいのにと思うのは私だけでしょうか。

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