目標を紙に書くはシンプルかつ最強のアナログスキル!書き方・効果を解説

自分づくりと目標設定
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目標を確実に達成するためには、当たり前ですが「行動」することが必要です。そして、その行動を喚起する方法として推奨されるのが「目標を紙に書く」というものです。

誰もが手元にハイテク機器のスマホを持つ時代。目標やスケジュール等はすべてスマホで管理した方が効率的です。

そこをあえて非効率的に、あなたの大切な目標を紙に書いてみてください。その効果はきっと何年後かに大きく顕在化してくるはずです。

この記事ではそんな目標を紙に書くことの効果について、私自身の経験談も交えながら解説していきます。

この記事を書いた人
しまもと

法政大学スポーツ健康学部准教授 / 工学部出身の心理学者 / 専門は自分づくりを支援するライフスキルコーチング / 20年にわたる活動の成果をもとに 「理想の自分を実現したい!」と願うすべての日本人へ届ける気概と熱意で執筆中

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目標を紙に書くことの効果

ペンを使って目標を紙に書くという行為は、現代ではとてもアナログ的な印象を受けると思います。

ですが、第一線で活躍されている多くの実力者や学術的な調査研究からも、目標を紙に書くことの効果が提示されています。それらをまとめると以下のような内容になりますね。

文字を書くという行為から脳へ多くの刺激が伝わり、目標を頭に刻むことができる

書くという行為を通して、目標をより強く認識することができる

その都度目標を目にすることで、目標達成への意識が潜在意識にインプットされる

目標に感情移入することができる

 

以上をまとめると、目標を一字一句しっかりと紙に書いてそれをいつも目につく場所に掲げる(貼る)またはいつも持ち歩くことで、目標の達成を確実に目指していけるということです。

 

ここでお気づきのように、目標を紙に書くことの効果を最大化するためには、書くだけでは不十分で、それを可能な限り見るようにするというのがポイントです。

目標の達成を阻害する主な要因は「目標のことを忘れてしまう」です。例えば、年頭に立てた目標を年末まで覚えている人は、1割にも満たないといわれています。

また、その忘れるに関して、人の記憶が薄れていく様子を時系列的に表したものに「エビングハウスの忘却曲線」というものがあります(下図参照)。

これによると、ある情報に触れるのをやめてから20分後には、その情報の約半数を既に忘れてしまっているということになります。

出典 : 勉強のコツ――時空先生のドリルプリント

 

先ほどの年頭に立てる目標についていえば、1年の目標を紙に書き、それをどこかに大切にしまい込んだ場合、丸一日後にはその目標のことをほとんど忘れてしまっているということになります。

目標のことを覚えておく・意識する時間を増やしていくためには、極端な話、目標が書かれた紙を常に持ち歩くことが有効です。

そうすることで、あなたと目標との距離を極限にまで近づけながら目標を意識する時間を最大化することができます

1日の中で目標を意識する時間が増えれば増えるほど、達成までの時間も早くすることができるはずです。

 

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目標を電子的に管理することのデメリット

目標を確認するのであれば、当然、スマホやパソコンを使って電子的に管理するという方法もありますが、以下の3つのデメリットがあります。

 

デメリット1 : 電子的なファイルは紙に比べ存在感が薄い

例えばワードファイルの場合、大切な目標が書かれていたとしても、やはりそれは大多数のワードファイルの1つに過ぎず、人の目を引き付ける独自性を放つには限界があります。

その点、スケジュール帳等の物質的な紙であればそれは唯一無二の存在となるため、持ち主に対して目標達成への意識を喚起しつづけることができます。

余談ですが、一人一台に携帯電話が普及すると、大学では授業中に板書された重要な内容を携帯のカメラで撮っておしまい、というケースが急増しました。

カメラはさまざまな情報を一瞬で電子化できる非常に便利なツールですが、お手軽なために、その情報の存在感も薄く軽いものになってしまう可能性があります。

 

デメリット2 : ネットにもつながるので時間を浪費しやすい

目標をスマホで管理している場合、当たり前ですが目標を確認する度にスマホを手にすることになります。

そして、そのついでにメールやSNSの情報をチェックしたり、お気に入りのサイトを覗いてみたり、気づいたらネットサーフィンをしてしまっている可能性があるのではないでしょうか。

 

これらの行為はその時に必ずやらなければならないことではなく、非常にネガティブに表現すれば時間の浪費につながるものです。

つまり、スマホで目標を電子的に管理するということは、効率的に見えて、実は非効率的な時間の使い方となってしまっている可能性があります。

 

デメリット3 : 紙に書くに比べ感情移入しづらい

キーボードやボタンで目標を電子化した場合、その目標への感情移入の程度は「紙に書く」に比べるとどうしても弱くなってしまいます。

その理由は「変換」という作業が間に入るからです。目標を電子化する際、直接打ち込んでいるのはあくまでも個々のボタンに過ぎません

目標を入力しているようで、その実態は一つひとつのボタンを力強く!?打ち込んでいるという形です。

くどいようですが、例えば「目標」の文字を電子化する際は「mokuhyou」と打ち込んでいます。確かに、「mokuhyou」に感情移入することは難しいですよね。

 

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目標を紙に書いている人は少数派

目標を紙に書くこと自体は、紙とペンさえあればすぐにでも行うことができますが、それを実行している人は決して多くはありません。

これは大学生や社会人を対象とした私の調査結果からもいえることですが、以下の行動に当てはまる人は少数派となっています。

目標は考えるだけではなく、紙に書き込むようにしている

強く意識しつづけるために、目標をノートやスケジュール帳に書き込んでいる

 

また、米ハーバード大学で行われた調査では、目標を紙に書いている学生は対象者の内のたった3%であったことが報告されています。

目標を紙に書くこと自体は極めて単純で簡単な行為ですが、実際はハードルの高い作業となっている様子が伺えますね。

これは裏を返せば、目標を紙に書くという習慣があれば、勉強やスポーツ、そして仕事においても、ライバルたちに差をつけることができるということになると思いませんか?

 

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目標の紙への書き方

一口に目標といっても、そこにはさまざまな種類が存在します。長期目標、中期目標、短期目標、大きな目標、小さな目標等、どれも私たちを動機づける同じ目標です。

これらを紙に書く場合、どの目標を記入すれば良いのでしょうか?多くの場合、最終的に達成を目指すことになる長期目標や大きな目標になると思います。

一方で、それらを達成するためには、そこに至るまでの中期目標や短期目標、数多くの小さな目標をクリアしていく必要があります。

 

 

むしろ、最終的な目標の達成に向けた実質的な取り組みはこれら小さな目標であるといっても過言ではありません。

このことからも、目標を紙に書く場合は、長期目標や大きな目標に加え、その達成につながる多数の小さな目標(例:今日明日のやるべきこと、ルーティンワーク)もあわせて記入することが望ましいといえます。

また、最終目標の達成につながる小さい目標は、実は日々の生活の中にあふれています。その一つひとつに真摯に向き合い、適切に対処していくためにも、書き込んだ目標を常に持ち歩き、その一瞬一瞬を意識的に過ごすことが求められます。

 

大きな目標の達成につながる小さな目標を見出したい場合は、野球の大谷翔平選手の活躍で注目を浴びた「マンダラチャート」という目標達成シートにトライしてみてください。

大きな目標の達成につながる64個もの小さな目標を、スムーズに見出していくことができる優れモノです。

以下の「関連記事」では、マンダラチャートのやり方等について詳しく解説されていますので、よかったらご覧になってみてください。

大谷翔平選手も実践!マンダラチャートの作り方と効果倍増の6つの気づき
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目標を紙に書くを習慣化するための方法

ところで、目標を紙に書く行為は一度だけ行えば良いのでしょうか。

その効果をさらに高め、確実に目標が達成されるようにしていくためには、何度も繰り返し記入し、習慣化してしまうことが望ましいです。

 

では、大きな目標から小さな目標までを紙に書くタイミングは、どのように決めていけばよいのでしょうか。

個人的には、紙に書かれた多数の小さな目標が、概ね達成されたタイミングが良いのではと考えています。

大きな目標の達成につながる小さな目標は、日々の生活の中で絶えず見つけることができますので、優先的に取り組むべきものから順に再び大きな目標とともに紙に記入します。

その作業を繰り返すことで、「目標を紙に書く」をスムーズに習慣化していくことができるのではないでしょうか。

 

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紙に書いた小さな目標の達成時に行うこと【経験談】

繰り返しますが、小さな目標は大きな目標達成への実質的な取り組みとなっていくものです。

そのため、小さな目標にどれだけ意欲的に取り組むことができるかが、大きな目標の達成を左右するといっても過言ではありません。

ここでは個々の小さな目標への意欲を高める一つの工夫を、私自身の経験から紹介したいと思います。

 

それは簡単にいうと、小さな目標が達成された時に印を付けてあげるというものです。

例えば、「○○○の課題を□□□までに提出する」という小さい目標であれば、その完了時に下のような横線を引いてあげます。

○○○の課題を□□□までに提出する

さらに、そのそばに点やと書いても良いかもしれません。すると次に何が起こるかというと、そこから小さな満足感や達成感を得ることができます

 

 

決してそれは大きな満足感・達成感ではありませんが、もっと満足したい・達成したいといった欲求につながっていくものです。

人によっては、『リストにあるこの小さな目標を達成して早く横線を引きたい!』といった欲求に駆られるかもしれません。

小さな目標のすべてに横線が引かれた時、自分はこれだけやったという感覚を改めて得ることができます。

そして、その快感情は次の紙に大きな目標やその達成につながる小さな目標たちを書き込んでいくモチベーションにつながっていくはずです。

 

私自身、大きな目標と小さな目標のリストを紙に書き、個々の小さな目標の達成時に赤で横線を引いていくスタイルをつづけて15年ほどになります。

この方法の最大の効果は、繰り返しますが小さな満足感や達成感を毎日のように得ることができるです。

一般的に大きな目標の場合、それが達成されるまでには年単位の時間が必要になります。

目標を設定した当初はモチベーションは急激に高まりますが、時間の経過とともに高まったモチベーションは確実に低下していってしまいます

そこで、そのモチベーションを適切なレベルに維持する上で、小さな目標の達成時に得られる小さな満足感や達成感は大きな効果を発揮します!

例えていうなら、蒸気機関車に燃料の石炭が少量ずつ投入されつづけるイメージですね。

 

目標のリストを紙に書き始めたのは、大学院をなんとか修了して学位を取得し、高い競争率の中で必死に就職口を探していた時からです。

振り返れば、目標を書き始めてから数年後には正規の大学教員として採用してもらうことができました。そこからさらに目標を紙に書き続け、今では大手私大の専任教員としての立場になることができています。

このような私自身のキャリアの形成において、「目標を紙に書く」という小さな行為は大きな大きな貢献をしてくれていると思います。

 

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目標を紙に書くことのリスクはほぼゼロ

目標を紙に書くこと自体に多額の費用も必要なく、目標を記録した電子ファイルが突然消えてしまうというリスクもありません。

なので、ほぼリスクなしに行うことができ、なおかつ大きな効果を期待することができるので、やらなきゃ損といったレベルの話ですね。

ただ、目標を書いた紙を誰かに見られてしまうことはあるかもしれませんが、むしろそれは結果としてプラスに働く可能性があります。

あなたが掲げる目標を目にすることによって、後にその人はあなたの目標の達成につながる有益な情報やアドバイスを提供してくれるかもしれません

このようなサポートは、目標を公言した時に周りから得られるものと実質的には同じです。

このような副次的効果が期待されることからも、目標を紙に書くことのリスクは限りなくゼロに近いと言えるのではないでしょうか。

 

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まとめ

スマートフォンが普及した現在、それを使いこなす人たちは、ペンを使って文字を書くという作業から距離を置いてしまっているように感じます。

目標以外にも、頭の中を整理していく上で自らの考えを紙に書くことは効果的といわれています。

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情報過多の時代、多くの情報を効率よく整理するためにスマートフォンは非常に便利ですが、頭の中を整理していくためには、それらの情報を紙に書くという行為を欠かすことはできないのではないでしょうか。

また、学校ではタブレット学習の普及が見られますが、実際に手を使って文字を書く学習とのバランスが保たれていくことを望みたいと思います。

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