こんにちは。あなたの自分づくりをサポート「しまらぼ」のしまもとです。
私たちが日ごろ抱く感情の一つに不安があります。
適度な不安であればそれほど問題はないですが、時にその程度が大き過ぎると、行動が抑制され、一日中気持ちが晴れないということもあるのではないでしょうか。
そのような状況を早期に改善する手段の一つとして、この記事では不安をポジティブに言い換えていくことを提案したいと思います。
目の前やこの先の状況をどのようにとらえるかは、結局のところ私たち次第です。そのとらえ方に対して、ポジティブな視点からアプローチしていきます。
不安のポジティブな言い換え例8選
早速、ポジティブな言い換え例を8つ紹介していきます。
その1 : 細心の注意を払える
ある物事に注意を向けつづけていくためには、集中力と根気が必要となります。
それが細部にまでわたる細心の注意となってくると、求められる集中力はかなりのものになると思われます。
不安に思うということは、そのような細心の注意を払うことができるとも言い換えることが可能ではないでしょうか。
不安から細部にまで注意を向ける姿には、高い集中力が伴っているといえそうです。
また、ミスや失敗が許されない作業においては、不安からくる細心の注意と高い集中力は欠かせないものといえます。
不安に思うが、作業に対して『細心の注意を払える』ということだ
その2 : 物事を慎重に進められる
不安に思うということは、石橋を叩いて渡るように、一つひとつの物事を慎重に進めることができるとも表現することができます。
それ自体は、チーム全体を導いていくリーダーに求められる能力の一つといえるのではないでしょうか。
ある行為がもたらす影響が自分のみならず、広範囲に及ぶようなケースでは、物事を慎重に進めるという姿勢は極めて重要なものになってくるでしょう。
不安に思うが、これは『慎重に物事を進められる』という姿でもある
その3 : 最高の準備ができる
仕事でも勉強でもスポーツでも、勝負の時というのがあると思います。
そこで最高の結果を出すことができるかは、そこに向けてどれだけ準備をしていくことができるかにかかっているといえるでしょう。
不安に思う人は、その準備を入念に行っていくことができます。言い換えれば、最高の準備を行えるとも表現できるのではないでしょうか。
不安に思うが、だからこそ『最高の準備を行える』!
その4 : 危険予知能力が高い
不安に思うとは、好ましくない状況の発生を事前に予測していることでもあると思います。好ましくない状況とは、時に危険を伴うようなケースである可能性もあるでしょう。
トラブルを未然に防いでいく上で、そのような危険を予知する能力はとても大切でるといえます。
例えば、車を運転時に、路地から急に子どもが飛び出してくるかもしれないと不安に思うことは、重大な事故を未然に防いでいく上でとても大切なことではないでしょうか。
多くの場合、そのような事故は発生しませんが、万が一の事態をスムーズに回避できるかは、その不安の有無にかかっているといっても過言ではありません。
不安に思うが、『危険予知能力が高い』ともいうことができる
同様の表現として、『危機管理能力』や『危険回避能力』というものも挙げることができるでしょう。
その5 : 想像力がたくましい
不安に思う時、私たちは未来についてさまざまなことを想像します。
内容的にはネガティブなものになると思いますが、その想像力自体は豊かなものといえるでしょう。
また、形だけを見れば、イメージトレーニングを行っている状況と変わらないと思われます。
不安に思うが、その時の『想像力はたくましい』といえるだろう。
その6 : 人一倍頑張れる
私たちは目標があるから頑張れるというところがあります。なぜなら、目標は私たちの行動を動機づける力の源であるからです。
そしてもう一つ、私たちを強く動機づけるものが『不安』であるということができるでしょう。
上手くいくかどうか不安に思うからこそ、その気持ちを払拭しようと私たちは行動するところがあります。
不安に思うが、だからこそ『人一倍頑張れる』というところがある!
その7 : 親密な関係を築いていける
人間関係は、日々の生活における主要なストレス源になっている面がありますが、私たちはその人間関係において複数の欲求を持っています。
例えば、人とのつながりを持ちたいという欲求であったり、人と親しくなりたい、親密な関係になりたいといった欲求になります。
特に後者の親和欲求について見ると、仮にその欲求があったとしても、いざ、そのような関係性を作ることになかなか踏み出せないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そのような葛藤がある一方で、私たちが日々感じている不安は、実は人を親密な関係性へと動機づけている面があるといえます。
人は何か不安に思うことがあると、それを解決するために誰かに話を聴いてもらったり、アドバイスを得るために相談をしたりすると思います。
その時のコミュニケーションは、自らの気持ちを相手に打ち明ける『自己開示』を交えたものとなり、通常の会話以上に、親密な人間関係を促進するものになっているといえます。
親密な人間関係自体は、日々の生活に幸福感や充実感をもたらし、社会的な健康を維持・増進することに貢献していきます。
そのようなかけがえのない関係性をスムーズに構築していく上で、私たちが感じる不安は一定の役割を果たしているといえるのではないでしょうか。
不安があるからこそ、その解決に向けて『親密な関係を築いていける』!
その8 : みんなのトラブルも回避できる
人が不安に思うことは、何も自分のことだけではありません。
例えば、普段から不安を強く感じる人があるグループに所属し、その活動の最中であれば、そのグループの活動が問題なく遂行されるかについても不安に思うことになるでしょう。
そのような意識の程度は、グループのどのメンバーよりも強いものとなり、実際、トラブルの芽をいち早く摘むことに貢献していけるはずです。
そして、そのような実績を通して、その人物は周囲からの信頼を獲得していくことができるのではないでしょうか。
不安に思うが、それだけ『みんなのトラブルも回避できる』ということだ!
不安をポジティブに言い換えるメリット
不安そのものは本能的な感情であり、過度にそれに蓋をする必要はないと思います。ですが、高い不安の状態がつづくと、そんな自分に嫌気がさしてしまうかもしれません。
そのような状況を打開する一つの手段として、ポジティブな言い換えが挙げられます。それらは不安の感情がポジティブな意味を持つことも教えてくれます。
そのような多面的な見方が身についていくことで、不安の感情を肯定的にとらえることができるようになるのではないでしょうか。
また、さらにポジティブに表現するとすれば、不安をパフォーマンスの発揮を促す『能力』としてとらえていくもできるかもしれません。
まとめ
最後に改めて、この記事で紹介した言い換え例を一覧で示します。
- 細心の注意を払える
- 物事を慎重に進められる
- 最高の準備ができる
- 危険予知能力が高い
- 想像力がたくましい
- 人一倍頑張れる
- 親密な関係を築いていける
- みんなのトラブルも回避できる
人は誰しも何等かの不安を抱きながら日々を過ごしていると思います。
不安の感情そのものは決して悪いものではありませんが、過度な不安は必要な行動を抑制し、ストレスを高めることにもつながってしまいます。
そのような高いレベルの不安を上手くコントロールしていく上で、この記事で紹介した言い換え例が少しでも参考になれば幸いです。
今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました!
お時間があれば、また次の記事でお会いしましょう!
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