こんにちは。あなたの自分づくりをちょこっとサポート「しまらぼ」のしまもとです。
勉強やスポーツ、仕事等の場面において他人に厳しい人っていますよね。でも、そんな厳しい人にも周囲から好印象を持たれるプラスの面がきっとあるはずです。
私が中学生の頃お世話になった部活動の顧問の先生はとても厳しい人でしたが、みんなから尊敬されたり、好感を持たれていたところもありました。
そこでこの記事では、「厳しい」をポジティブに言い換えながら、厳しい人が持つ魅力について迫っていきたいと思います。
厳しいとは
辞書によると、「厳しい」は以下のように解説されています。
厳格で少しのゆるみも許さないさま。いいかげんな対処が許されないさま。
◆―関連情報―◆ 厳しい / weblio辞書
上記の他にもリンク先には多様な意味が並んでいますが、「厳しい人」という見方で解釈すると主に上の2つが意味として挙げられます。
つまり、人の中途半端な対応や不十分な対応を絶対に見過ごすことができないのが厳しい人ということになりますね。
個々の作業に求める水準が非常に高いということであるので、厳しい人は完璧主義に近いところがあるともいえそうです。
◆ カテゴリー : ストレス
厳しさにはその人の性格も関係している
このような周りに対する厳しさには性格的な要因も関係しているといえます。エゴグラムと呼ばれる有名な性格検査では、人の「厳しさ」を父親的な自我の状態としてとらえています。
また、検査結果からはその厳しさの程度を視覚的に確認することができるので、自らの厳しさについて自己理解を深めることができます。
エゴグラムに興味・関心がある方は、ぜひ以下の関連記事もチェックしてみてくださいね!
◆ カテゴリー : 自己理解
また、エゴグラムの検査結果の解釈では、厳しさの得点が高い場合に、そのマイナスの様子に限らず、プラスの様子も同時に確認することができます。例えば、マイナスの場合は以下のような内容です。
- 権威的、支配的、高圧的である
- 考え方が合わない人を排除する
- 柔軟性に欠ける など
一方の得点が高い時に見られるプラスの様子は、ぜひ、以下の7つの言い換え例を通してより詳しく確認してみてくださいね!
厳しいのポジティブな言い換え例7選
その1: 嫌われ役を…
1つ目の言い換えは
嫌われ役を引き受けることができる人
です。
改善点を指摘したり、耳の痛いことをいう厳しい人は好かれるというよりかは、周りから距離を置かれたり、場合によっては嫌われたりすることがあると思います。
一方で、厳しく言われなくては、人は自らの問題点になかなか気づくことができないということがあるのもまた事実です。
つまり、みんなの状態を良くしていこう、改善していこうとすると、誰かが厳しいことをいう嫌われ役を引き受ける必要があるということになります。
そして、その役割を積極的に担っていくことができるのが厳しい人という見方です。
その2: 実は人への…
2つ目の言い換えは
実は人への愛情がある人
です。
厳しいことを言われた直後は凹んでしまいますが、長期的にみれば、『あの時、厳しく言ってくれてありがたかった…』と思うことはありませんか?
そういう意味では、厳しい人の周りへの言動には、人への愛情が込められているといってもいいかもしれません。
自分のイメージを下げてまでして、その人がもっとよくなるための対応をしてくれているわけですから!
◆ カテゴリー : 自己理解
その3: 自己主張が…
3つ目の言い換えは
自己主張ができる人
です。
これからは主体性が重視される時代です。もっといえば、「種々の物事について自ら考え、判断し、行動していける人」が主体性のある人の姿です。
また、行動に移すだけではなく、自らの考えを周りに主張していくことも求められるでしょう。明確な考えがあったとしても、それを表現できなければ「ない」も同然の扱いになる可能性があります。
その点、厳しい人は自らの考えをぐいぐい主張していくことができるので、その姿はこれからの時代に即した人物像の1つとして位置づけられそうです。
◆ カテゴリー : 行動する・習慣
その4: 観察力が…
4つ目の言い換えは
観察力がある人
です。
厳しい人は周りの人のいい加減な対応が許せないわけですが、これは言い換えれば、それだけ周りの人に興味・関心があってよく観察している、観察力があるということになります。
私もかつて非常勤職員として3年間、ある独立行政法人に勤務していたことがありますが、そこでの仕事のパートナーは非常に厳しい人で、同じ部署の方々のことをよく観察していました。
『しまもとさんって、○○なところがありますよね~』と、私自身もよく観察されていたと思います(汗)。さらに付け加えれば、観察からの分析力もあるということになりますね。
その5: その場に…
5つ目の言い換えは
その場に緊張感を作り出すことができる人
です。
よくいわれるように、活動にはメリハリが大事だと思います。緊張ばかりだと気が張り詰めて消耗してしまいますが、緩んでばかりだと、いざという時にすぐにスイッチが入らなくなってしまいます。
緊張と緩和。その絶妙なバランスが種々の活動の生産性・効率性を高めることにつながるはずです。そして、厳しい人はその場に緊張感を作り出すことができる人といえます。
あとは、その場を上手く和ますことができる人も同時にいれば、文句なしですね!
◆ カテゴリー : ストレス
その6: 規律やルールを…
6つ目の言い換えは
規律やルールを守ることができる人
です。
多様な個人の集合体であるグループやチームが上手く機能していくためには、リーダーの存在をはじめ、構成員の創意のもと作られた規律やルールが必要になります。
それがあることで、個々人が自分勝手に行動することを防いだり、全体としてのまとまりを維持しているといっても過言ではないでしょう。
そして、その規律やルールを率先して守る姿勢を示しているのが厳しい人という見方です!そういう意味では真面目な人といってもいいかもしれませんね。
◆ カテゴリー : 自己理解
その7: 自分軸を…
最後、7つ目の言い換えは
自分軸を明確に持っている人
です。
人に厳しいことをいうって、結構勇気がいることだと思いませんか?場合によっては相手から反論や反発を受けることもあるはずです。
ですが、厳しい人はそれによってひるむことはありません。なぜなら、自分軸を明確に持っているので、他人の意見によってブレることがないからです。
その自分軸そのものは、自分なりの信念や価値観、流儀をはじめとした自己理解の深まりによって徐々に形成されるものだと思います。
なので、厳しい人は自己理解を十分に深めている人、ともいうことができそうですね。
まとめ
最後に改めて、この記事で紹介したポジティブな言い換え例を一覧で示します。
- 嫌われ役を引き受けることができる人
- 実は人への愛情がある人
- 自己主張ができる人
- 観察力がある人
- その場に緊張感を作り出すことができる人
- 規律やルールを守ることができる人
- 自分軸を明確に持っている人
他人に厳しい人って自分にも厳しい面があると思います。自分に厳しい人ってストイックな印象があったり、人として信頼できそうなイメージがありませんか?
周りの人に厳しく対応する一方、実は影で人一倍努力をしているのが厳しい人なのかもしれません。
今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました!
お時間があれば、また次の記事でお会いしましょう!
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