ケチと聞いて真っ先に思い浮かぶのはネガティブなイメージではないでしょうか。それはちょっと聞こえの悪い言葉の響きも関係していると思います。
そのため、なりたくない自分のイメージにこの「ケチ」も含まれているはずです。でもご安心を!この記事では多数の言い換え例を通して、ケチのポジティブな側面を詳しく紹介していきます。
『ケチ』の響きに隠された実力を少しでも感じてもらえたら幸いです!
ケチとは
辞書によると、「ケチ」は以下のように解説されています(人物についての意味のみ)。
むやみに金品を惜しむこと。気持ちや考えが卑しいこと。心が狭いこと。また、そういう人やそのさま。
◆―関連情報―◆ ケチ / Weblio辞書
なかなか手厳しい言葉が並んでいますが、生活の中でのお金の扱いは人類共通のものなので、人は誰しもケチな一面を持っているのではないでしょうか(私も)。
そこでこの記事では、決して他人事ではないケチのポジティブな言い換え例を10コ紹介していきます。
これを見ていただければ、仮に自分がケチになっていたとしても、それを後ろめたく思う必要はなくなります。ぜひ、最後までお付き合いいただけるとうれしいです!
ケチのポジティブな言い換え例10選
その1: お金に…
1つ目の言い換えは
お金に愛されている人
です。
『え?なんで?』と思われるかもしれませんが、ケチな人はお金を極力使わずに手元に置いておこうとします。これは意味としてはお金を大切に扱っているということです。
要はお金のことが大好きなんですね。なのでその愛情はお金にも伝わり、お金からも愛されるということになります。お金にとって、ケチな人の財布は居心地が良さそうです(笑)。
私のようにお金をすぐ使ってしまう人は、お金のことが好きなのではなく、お金を使うのが好きな人ということですね。
その2: 我慢が…
2つ目の言い換えは
我慢ができる人
です。
物欲や食欲を我慢するってなかなか大変ですよね。また、コンビニに寄ったらついつい、いろいろと買ってしまうこともあると思います。
でも、ケチな人はそれらの欲求に日々打ち勝つことができている人です。我慢ができる人、強い精神力の持ち主ともいえるのではないでしょうか。
その3: 先を見通す…
3つ目の言い換えは
先を見通すことができる人
です。
ケチな人はこの先、大きなお金が必要なときのために蓄えをしているともいえます。これって想像力を働かせて、先を見通すことができているということですね。
いまの時代は変化が激しく、将来を予測するのは容易ではありませんが、ケチな人は常に一歩も二歩も先を見据えて生活しているのかもしれません!
その4: 本当に必要なもの…
4つ目の言い換えは
本当に必要なものを見分けることができる人
です。
ケチな人は買い物をするとき、これは自分にとって本当に必要なものかについてよく吟味しています。
衝動買いをせず、安物買いの銭失いをすることがない人、つまり、冷静な判断力の持ち主ともいえると思います。
その5: 無駄遣い…
5つ目の言い換えは
無駄遣いをしない倹約家
です。
ケチな人は自分にとって無駄な買い物をしません。言い換えれば、無駄遣いをしない倹約家ということです。反対に、お金遣いが荒い人(お金を使うのが好きな人)は浪費家と呼ばれますね。
その6: 節約術を…
6つ目の言い換えは
節約術を身につけている人
です。
食品や日用品に関していうと、いろいろな店を見てると、同じ商品であっても店によって値段が違うことが分かります。
また、同じ店舗でも、同一の商品が日によって値段が異なることがあります。特売日に合わせて買い物をすれば、全体的にいつも以上にお得に購入することができます。
つまり、節約しようと思えばいくらでもそれを実現することは可能で、そのような節約術を高いレベルで身につけているのがケチな人という見方です。
その7: 財政健全化…
7つ目の言い換えは
財政健全化の作業に向いている人
です。
これは個人というよりも、規模の大きい会社組織等のケースになります。これまでの支出を抑えながら、財政を健全化させるのは容易なことではないと思います。
その時に求められるのは、ケチな人の強力なリーダーシップです。支出を抑えようとすると当然各方面から抵抗が出てくるので、健全化に向けた作業の中心人物は(ド)ケチな人で決まりですね!
その8: 根気が…
8つ目の言い換えは
根気がある人
です。
お金はすぐには貯まりません。長期的にコツコツと貯めていく必要があります。つまり、貯金ができているケチな人は、根気や忍耐力の持ち主であるといえます。
あるいは、コツコツと努力ができる人ともいえそうですね。
◆ カテゴリー : 行動する・習慣
その9: 精神的に…
9つ目の言い換えは
精神的に余裕がある人
です。
なぜ日本人は貯金をしたがるのか?それは将来や老後への不安を強く感じているからでしょう。その点、経済的な不安が少ないケチな人は精神的にも余裕があるはずです。
また、そのような余裕は精神的健康を促し、それは心身相関を通じてこころと身体の健康にもつながっていきそうですね。
◆ カテゴリー : 多様な能力・視点
その10: 足るを…
最後、10コ目の言い換えは
足るを知る人
です。
人間の欲望にはきりがなく、際限なくそれを追い求めていくことができます。ただ、それではいつまでたっても現状に満足したり、幸せを感じたりすることは難しくなってしまうでしょう。
その点、ケチな人は必要最小限の中で日々の生活を送れますし、それで幸福感を感じることができます。まさに足るを知るという姿ですね。
まとめ
最後に改めて、この記事で紹介したポジティブな言い換え例を一覧で示します。
- お金に愛されている人
- 我慢ができる人
- 先を見通すことができる人
- 本当に必要なものを見分けることができる人
- 無駄使いをしない倹約家
- 節約術を身につけている人
- 財政健全化の作業に向いている人
- 根気がある人
- 精神的に余裕がある人
- 足るを知る人
これらの言い換え例を確認する限り、ケチな人は決して気持ちや考え方や卑しかったり、心が狭いというだけではなさそうです。
精神力や認知的な能力に優れていたり、お金を大切に扱うことで、お金に愛されているのがケチな人です。
財布の中での滞在時間をより長くしてもらうために、私もお金に対して感謝してみたくなりました!
今回もまた最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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