要約力を高めるトレーニング法11選!情報を要約する4つのコツも紹介

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こんにちは。あなたの自分づくりをサポート「しまらぼ」のしまもとです。

多くの情報を上手く要約できる人は、物事の本質を掴むことが得意です!また、コミュニケーションにおいても長々と一方的に話をすることが少ないため、円滑な人間関係を構築していくことができます。

この記事では、高度情報化社会における必須のヒューマンスキルである、「要約力」を高める11コのトレーニング法と、実際に要約を行う際の4つのコツを紹介していきたいと思います。

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要約力とは

そもそも要約力とは、簡単にいえば物事の本質を抽出する力のことです。私たちの身近に存在する樹木を例に考えてみます。樹木における本質とはいったい何でしょうか?

私は幹と根っこがそれに当たると思います。花々や果実、青葉といったものはその樹木を特徴づけるパーツではありますが、樹木それ自体を成立させている本質の部分ではありません。

 

つまり、要約力とは目の前にある情報源から、本質を取り巻く付加的な情報を徹底的にカットしていくチカラということです。

上の樹木のケースであれば、成長の証ともいえる花々や果実、枝葉といった部分をバッサバッサと切り落としていくイメージとなりますね。

 

もう1つ例を紹介すると、現在、私は大学教員としての立場にありますが、そこでの仕事の1つに学術論文の執筆があります。

この論文というものは、日本語の場合では大体1万字以上のボリュームになるものですが、その論文の冒頭にはアブストラクトという、1つの段落程度の文章が付きます。

これは論文の内容をざっくりと要約した文章のことで、分量は400字程度のものです。

アブストラクトだけを読めば、その論文の要点や本質部分をいち早く把握することができるということです。

1万字のものを400字で表現する・・・ちょっと極端な例かもしれませんが、要約力のイメージを感じていただけたでしょうか。

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要約力とは考える力の一面

情報を要約するとは情報処理のプロセスのことで、そこでは個々の情報の重要度を判断していく「考える力(思考力)」が求められます。つまり、要約力とは考える力の一面であるということです。

また、要約力は相手に伝える話の内容にも発揮されますので、要約力・考える力とはコミュニケーション能力の一環としてもとらえることができそうですね。

 

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要約力が必要な人

以下の4つのどれかに当てはまる人は、要約力が必要な人といえると思います。

  •  自分が体験した話を人に伝えるときに、時系列的に1から10までのすべてを話そうとする
  •  話を聞いている相手から、『結局、いいたいことは何?』といわれる
  •  グループワークやミーティングにおいて、話のまとめ役が苦手である
  •  一生懸命にやっているが、どこか無駄が多いと感じてしまう

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自分の要約力を簡単に確かめる方法

ズバリそれはweb上でのキーワード検索です。

何か調べたいことがあった際に、お目当ての情報に関する複数のキーワードを組み合わせて一発でその情報に到達することができた時、あなたには要約力が備わっているといえるでしょう。

ここで鍵となるのは、表示される検索履歴も利用しながら、2語3語、またはそれ以上のキーワードを上手く組み合わせる点です。

入力(追加)される個々のキーワードが、知りたい情報の本質部分をきちんと抑えることができているかということが重要といえます。

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要約することのメリット

その1 : 日々をより生産的に過ごすことができる

あらゆる情報をうまく要約することができれば、さまざまな物事の中核の部分に効率よくアプローチしていくことができます。

先に述べたweb上での効率的なキーワード検索をはじめ、その他にも以下のような感じです。

一般の文章であれば、これが私に最も伝えたいことは何か

文学作品であれば、著者が作品の中で強く主張したいことは何か

報告書であれば、押さえておくべき重要な事項は何か

研究論文であれば、メインの分析結果は何か

 

私たちが1日に使える時間と労力は限られています。その中で要約力がある人は大事な情報を中心に作業を行うので、より生産的に日々を過ごしていくことができます。

最近ではスマホに届く膨大な情報に振り回されないためにも、いま自分にとって必要な情報は何か、大切な情報とは何かを常に見極めていくことは大切です。

情報化社会において要約力が果たす役割は非常に大きいと思います。

 

その2 : リーダーシップを発揮していくことができる

リーダーにおける役割の一つに、ミーティングを行った際に全員の意見をまとめていく作業があります。そこで求められるのはまさに「要約力」ですね。

リーダーはミーティングの場で求められている本質を軸に、チーム全体の最大公約数的な意見を見出し、メンバーに提示していく必要があります。

事実、研究データからも、要約力とリーダーシップの発揮には密接な関連(正の相関関係)があることが示されています。

意見集約のほかにも、チーム目標の達成につながる種々の活動を検討し、生産的にチームを導いていく必要があります。そのようなリーダーシップを支えているのは、まさに情報を要約する力ですね。

リーダーシップの詳細については、以下の「関連記事」でも解説を行っています。

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要約力を高めるトレーニング

要約が苦手な人は少なくないと思いますが、トレーニングを重ねれば誰でもスムーズに実践していくことができます。

ここでは、普段から行える要約力を高めるトレーニング法を11コ紹介していきます。

 

その1 : 5W1Hを意識する

要約という作業において必要なのは、その情報の本質を掴むということと、その内容をわかりやすくまとめるという点です。

特に、わかりやすさのために欠かすことができないのは主語と述語を明確にするということで、それに関連して抑えておきたいのが、よくいわれる5W1Hです。

When : これはいつの話なのか?

Where : これはどこでの話なのか?

Who : これはだれについての話なのか?

What : これはについての話なのか?

Why : なぜこのような話になっているのか?

How : この話はどのように行われたのか?

 

繰り返しますが、これら5W1Hが抑えられていない話は非常にわかりづらいといえます。その場を混乱させるだけでなく、その言葉を発する者の信頼にも悪影響をおぼしてしまうおそれがあるので注意が必要です。

 

その2 : 文章にタイトルを付ける

日々の日記、学生であればレポート、社会人であれば企画書等、何かまとまった文章を書くことがあったら、ぜひそこに全体の内容を要約したタイトルを付けてみてください

私も学生にレポート課題を出すときにそのようなタイトルをつけてもらっています。その結果、『これは良い!』といったものもあれば、『○○心理学レポート課題』といった無難なタイトルを付けてくるケースも見られます。

それだけ要約する力には個人差が見られるとともに、別の見方をすればそこに伸びしろがあるということではないでしょうか。

なお、当然ながらブログ記事にもタイトルをつける必要があります。32文字程度が望ましいといわれていますので、記事内容を上手く要約することが求められますね。

私自身も、記事を書くたびに要約する力がトレーニングされています(汗)

 

その3 : 一つひとつの会話を短く区切る

会話の中で伝えたいことがいっぱいある時、ついつい『○○で~』『それで、○○で~』『そしたら、○○で~』と区切りの無い形になっていませんか。

それを聴く側は、『話の内容が整理されていないな』『いったい何を言いたいのかよくわからない』といった印象を受けるはずです。

つまり、要約力そのものは一つひとつの話し言葉の中でもトレーニングしていくことができるということです。

会話のボールが自分の側にある時、その一つのやり取りの中で伝えることをきちんと考え、整理することで、適度な話の長さで区切りをつけていくことができます。

ダラダラと一方的な話ばかりだと、相手側に「コミュニケーションの取りづらい人」との印象を持たれてしまうかもしれません。

その4 : チーム名やグループ名を付ける

例えば、学校の体育の授業ではバスケットボール等の集団種目を行う際、クラスの中に複数のチームを作り練習や試合を行っていきます。

また、各々のチームでは、チームの一体感やまとまりを高めていく1つの手段として、オリジナルのチーム名を付けてもらうことがあります。

メンバー全員の特徴をもとに、そこに見られるある共通項を反映したチーム名を検討するプロセスは、まさに要約力のトレーニングになっているはずですね。

その5 : 価値観や目的意識を明確にする

情報を要約するとは、多数の情報を取捨選択したり、統合したりしながらまとめ直す作業といえ、そのような情報処理を効率よく行っていくためには、何らかの「判断基準」が必要です。

そして、そのような判断基準の元となるのが、あなたが大切にしている価値観や生活における目的意識となります。

特に目的意識についていえば、いま現在、何か達成したい目標がある場合、その達成を目指す理由が目的意識(目的)ということです。

スポーツを例に説明すれば、「オリンピック出場」という明確な目標がある場合、その目的は例えば「自分がどこまでできるか試してみたい」といった感じになります。

そのような目的意識が明確にあると、普段から自分の成長につながる情報を大切にし、そのような情報を軸に身の回りの情報を要約していけるようになるはずです

 

このような目的意識に加えて、自らの価値観を明確にすることは自分への理解(自己理解)を深めていく作業でもあります。

以下の「関連記事」では、基本的な問いである『自己理解とはなにか?』への回答をわかりやすく解説していますので、こちらもぜひご覧になってみてくださいね。

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その6 : 重要だと感じた内容をメモする

あなたはメモを取る習慣がありますか?紙とペンさえあればすぐにできるこの小さな行為からも、要約する力は鍛えていくことができます。

例えば、あなたが誰かの話を聞いているとき、とりあえず何でもメモをするのではなく、自分なりに大切だと感じた内容をメモしていくという形です。

『自分にとって大切な情報は何か』と意識を働かせる点が重要です。そのようなことを繰り返していくことで、多くの情報を効率よく取捨選択できるフィルターがあなたの中で機能するようになってきます

そして、「その5」で述べたあなた自身の価値観や日頃の目的意識が、情報を取捨選択する際の判断基準の1つになってきますね。

 

なお、以下の「関連記事」では「仕事ができる・できない」といった印象を決めるメモの取り方について詳しく解説をしています。

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その7 : 自分の言葉で文章を書く

文章を要約する場合、それは既存の文章を自分自身の言葉でコンパクトにまとめ直す作業といえ、そこでは当然ながら語彙力や表現力が求められます。

それらの力を鍛えるためには、日記でもブログでも、ビジネスであれば日報や週報、月報、企画書でもなんでもいいので、自分の言葉で文章を書き続けていく必要があります。

とにかく自分の言葉で書き、接続詞の使い方や個々の文章の語尾のあり方など、自分なりの「文章スタイル」を確立するところまでいけるといいですね。

 

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その8 : 自分を一言で表現してみる

あなたを一言で表現してみるとどうなりますか?自分のことは良くわかっているはずなので、一見、簡単そうですがなかなか難しいですね。

あなたの性格を一言で表現すると?』や『あなたを動物に例えると?』も、似たような内容になると思いますが、いずれも要約力を鍛えるにはいい質問ではないでしょうか。

『あなたを一言で表現してください』は、自分を客観視できているか等を問うものとして就活の面接でも質問されるようです。

また、就活に限らず、通常の自己紹介のネタの1つにもなりますので、考えておいて損はないと思いますね。

 

その9 : 相手の話の内容も要約する

会話の中で相手の話を聴きながら、『つまりそれって、○○ということですか?』と聞き、『そうそう!』という反応が返ってきたならば、あなたは相手の話をうまく要約できたことになります。

人によっては、あなたに話を聞いてもらいながら頭の中で考えをまとめていることもありますので、そんな時はその話の本質の部分は何か?重要な視点は何か?等について、要約のお手伝いをしてあげてください。

たとえあなたが上手く要約できなくても、『この人はちゃんと自分の話に耳を傾け、一緒に考えてくれている』と感じてもらえるはずです。

「相手の話を要約する」は瞬時に行う必要があるため、やや難易度の高いトレーニング法ですが、上手く要約できてもそうでなくても相手との関係性の発展に貢献できるというメリットがあります。

その10 : ブログ記事を要約読みする

あなたは普段、ブログ記事をどのように読んでいますか?

最初から最後まで丁寧に読まれることもあると思いますが、要約力のトレーニングという意味では要約読みを心がけてみてください。

具体的には、最初に目次を確認して記事の全体像を把握します。そして、自らの検索意図を強く反映した見出しはどれかを検討します。それができたら、あとはその部分を中心に目を通していくという形です。

(1)ほぼ必ず目次が用意されている、(2)手軽にアクセスすることができる、という点からも、ブログ記事を用いたトレーニングはおススメです。

要約読みについてこの記事を例に説明すると、タイトルからも本記事の中核部分は要約力のトレーニング法要約のコツです。

要約読みをしようとすればこの2つだけで十分です。それ以外の以下の見出しは、いってしまえば+αの内容ということで、さらに理解を深めたいときに参照する部分となります。

  •  要約とは
  •  要約力とは考える力の一面
  •  要約力が必要な人
  •  自分の要約力を簡単に確かめる方法
  •  要約することのメリット
  •  要約のコツ
  •  要約する際の注意点

 

 

その11 : 前回までのあらすじを作る

前回までのあらすじ、、私はコミック本の冒頭部分でよく見かけましたね。

つまり、ある活動の一連の内容を振り返りながら、その要点部分を時系列的にまとめて簡潔に示す、という作業から要約力を鍛えようとするものです。

これは私も大学の講義においてよく行っています。例えば、ある学期の授業全14回において(大学によっては全15回)、7回目の冒頭では前半回のあらすじを、最終の14回目の冒頭では、後半回のあらすじをそれぞれ復習の意味を込めて提示します。

復習に多くの時間はかけられないので、あくまでも簡潔に提示する必要があります。そのため、内容的にはかなり厳選させることが求められますね。

 

この他にも、ミーティングで度々取り上げられる懸案事項であれば、これまでどのような議論が展開されてきたのかを整理して提示したり、プライベートであれば、趣味に関する今年1年の活動を振り返り、その様子を簡潔にまとめるといった感じです。

また、より長期的に行おうとすれば、これまでの自分の人生を振り返り、ハイライト部分を中心に現在までの流れを簡潔に説明できるようにする、という形になるでしょう。

その場合は、要約力が鍛えられるだけではなく、自分自身への理解である自己理解の深まりも期待できそうですね。

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要約のコツ

ここでは要約の対象が文章の場合を例に、その作業を効率的に進めるためのコツを解説していきます。

まず、基本的なこととして、まとまった文章を要約するためにはその内容をよく読み込む必要があります。その上で以下の複数のコツを実践してみてください。

コツ1 : キーワードの抽出

文章の中には何度も登場するワードがあります。それが「キーワード」と呼ばれるもので、一つの文章には一般的に3~5個のキーワードが見られるはずです。

それらキーワードを抽出することで、文章全体の意味を効率よく組み立てていくことができます。

研究者が学術論文を執筆する際も、そのようなキーワードを複数個設定し、論文の冒頭部分に明記する必要があります。

ちなみに、この記事のキーワードを抽出してみると、以下の4つになりますね。

要約力、考える力、トレーニング、コツ 

 

さらに、このブログ「しまらぼ」のキーワードも挙げてみると、以下の4つになると思います。

自分づくり、人づくり、ライフスキル、ライフスキルコーチング 

 

ライフスキル自体は、自分づくり(人づくり)の土台となる大切な能力で、身近なところでは「生きる力」や「人間力」と呼ばれるものです。ライフスキルについてさらに知りたい方は、以下の「関連記事」もご覧いただければと思います。

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コツ2 : 重要だと思われる箇所にアンダーラインを引く

例えば、本を読んでいて『ここは重要では!』と感じることがあると思います。

本によっては予め目がつくように装飾されている場合もありますが、そうでない時は自分自身でアンダーラインを引いてみてください。

そこでは正解かどうかは特に意識せず、とにかく自分なりに大切だと感じた箇所に印をつけます。それを繰り返すことで、情報を識別する感覚が徐々に研ぎ澄まされていくはずです。

客観的に重要箇所を見分けるコツとしては、「つまり」「すなわち」「言い換えれば」などの接続詞に着目してください。

これは一度述べた内容に再び言及するときに使用されます。つまり、繰り返し言及するほど重要な、著者が特に強調したいポイントということです。

アンダーライン自体は、私を含め、さまざまなブログ記事においてもよく見られます。これらも執筆者が特に強調したいポイントということですね。

ただ、アンダーラインを付ける箇所が多すぎると、逆に要約の作業に貢献しなくなってしまいますので、慣れないうちは一段落に一箇所を目安にするといいと思います。

 

コツ3 : 例文はすべてカットする

文章の意味をわかりやすく伝えるために、『例えば…』といった例文を挿入することがあります。特に難解なことを伝えようとする場合は、例文に加えてを作成することもあります。

ですが、文章を要約する際はそれらの例文はすべてカットしても問題ありません。繰り返しますが、例文は読者に伝えたい本質の部分が確実に伝わるようにするためのものです。

木に例えると、幹が本質の部分で多数の枝が例文という位置づけです。なので、幹から伸びた枝は剪定するようにバッサバッサと切り落としていってください。

 

コツ4 : 文章を意味段落に分解する

文章には「形式段落」「意味段落」という2つの段落が存在します。両者の意味を説明すると次のようになります。

形式段落 ⇒⇒ 改行し、最初の一文字を開けて始まる文章のかたまり

意味段落 ⇒⇒ あるテーマについて書かれた形式段落のまとまり

 

そして、文章の要約ではこの意味段落を正確に把握することができるかが鍵となります。それを見分けるコツはやはり接続詞です。

例えば、「しかし」「一方で」「ところで」「以上のように」等の接続詞が使われている箇所は、意味段落の区切りとなりますので要チェックですね。

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要約する際の注意点

例えば、ある文章を要約した際、そこに自分の意見や感想を含めることはNGとなります。あくまでもその文章の本質の部分だけを抽出するようにしてください。

例えば、あなたが社会人であれば既に経験があるかもしれませんが、大学での卒業論文の執筆をイメージしてみてください。あのような学術論文・研究論文の執筆においては、個人的な意見や感想は一切排除されます

研究を進めていく一連の手続きや分析結果に対して、事実にもとづきながらすべての文章は客観的視点から執筆されます

要約そのものは自分自身の言葉で行うため、つい主観が入ってしまいそうですが、それは明確なNGポイントであると認識しておく必要がありますね。

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まとめ

お気づきのように、ブログ記事の最後には「まとめ」がきます。これもまさに記事内容を要約したものです。では早速、今回の記事を要約してみますと…

  1.  要約力は1日を生産的に過ごすことを可能とし、リーダーシップの発揮を助けてくれるものです
  2.  要約力は物事についてあれこれ考える力や、他者と円滑な関係を築く力(コミュニケーション能力)としても発揮されるものです
  3.  要約は一見難しそうですが、必要なコツを押さえ、練習を重ねれば誰でもその力を習得していくことができます

そして、この記事で紹介したトレーニング法が、あなたの要約力の向上に少しでもお役に立てば幸いです。最後までお読みいただき、ありがとうございました!

お時間があれば、また次の記事でお会いしましょう!

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