こんにちは。あなたの自分づくりをちょこっとサポート「しまらぼ」のしまもとです。
私たちの身に周りの状況は刻一刻と変化しています。時には予想外・想定外の状況となってしまい、『もう大変だ~!』と弱音を吐いてしまうこともありますよね。
でも、『大変!大変!』と口にするばかりでは、焦りや不安、緊張の程度が増して荒波のような状況を乗り越えることは難しくなってしまいそうです。
この記事では、大変と向き合える自分をつくるべく、この言葉をポジティブに言い換えてみたいと思います。
大変とは
リード文で述べた文脈での「大変」は、辞書によると以下のように解説されています。
物事が深刻であること。大いに困ること。実現することや対処することが困難なこと。
◆―関連情報―◆ 大変 / Weblio辞書
繰り返しますがあなたの身の回りの状況は、大局的に見れば社会全体の大きなうねりの中で刻一刻と変化しつづけています。
できれば計画どおり・予定どおりに進んで欲しいところですが、時には予想外・想定外の展開になって、辞書での説明のような対処が困難な状況が出現してしまうこともあるはずです。
それらに上手く対応することができる人もいれば、そうでない人もいるでしょう。前者の様子に少しでも近づいていくためには、その大変な状況にしっかりと向き合える心構えがまずは必要かもしれません。
『大変だ!大変だ!』と慌てふためいているばかりでは、大変な状況の思うつぼです。
そこでこの記事では、大変を乗り越えられる自分づくりへのアプローチとして、大変のポジティブな言い換え例を7コ紹介していきます!
『大変!』が口癖になっている方は、ぜひ最後までご覧いただければと思います。
◆ カテゴリー : 多様な能力・視点
大変のポジティブな言い換え例7選
その1: 自分にスイッチを…
1つ目の言い換えは
自分にスイッチを入れてくれるもの
です。
週末や休日は多くの人がのんびりとお家時間等を過ごしている反面、平日は誰もがオンの状態で勉強や仕事に勤しんでいると思います。
そのようなオンの状態を作ってくれるのが大変な状況であるという見方です。さらにいえば、その時のオンの様子は通常よりも覚醒・興奮し、エンジンがさらにかかっている状態ではないでしょうか。
大変な状況からくるスイッチオンは、より高いパフォーマンスの発揮を促してくれるはずですね。
その2: 仲間との…
2つ目の言い換えは
仲間との協力関係を促してくれるもの
です。
人間は社会的な存在(生き物)なので、誰もが何等かのチームや集団に所属し、そこでのメンバーとともに活動することになります。
そして、それら多様なメンバーとの協力関係を促してくれるのが、チーム・集団が置かれた大変な状況であるという見方です。
共通の課題や共通の困難(大変さ)といったものは、共通の話題として、そこにかかわる人たちの関係性の深化を効果的に促してくれるはずです。
◆ カテゴリー : コミュニケーション
その3: 問題解決…
3つ目の言い換えは
問題解決力を高める機会となるもの
です。
「必要は発明の母」といわれるように、人は不自由さ・不便さを感じることで、その状況をなんとか打開しようと効果的に動機づけられるところがあります。
それと形は同じで、人は大変な状況に遭遇することで、それを乗り越えるための策(方法)を仲間と協力しながら、または自分自身で必死に見出すようになるという見方です。
『さあ大変だ!でも、問題解決力を高めるチャンスでもある』ということです。プレッシャー下の方が、通常よりもいい仕事ができそうじゃないですか?
その4: 平穏な日常の…
4つ目の言い換えは
平穏な日常のありがたさを再認識させてくれるもの
です。
心穏やかに過ごすことができる平穏な日常がつづき、それが当たり前になってくると、そのような日々のありがたさを実感することは難しくなってしまいます。
それと構図は同じで、こころが大きく振り回されるほどの大変な状況に遭遇することで、私たちは平穏な日々が実は貴重な時間であることを改めて実感することができるというわけです。
平穏な日々に感謝、そして、それを再認識させてくれる大変な状況にも感謝という見方です。『なんだか暇だなあ』と口にするその瞬間は、実はとても貴重な時間であるということですね。
その5: 話のネタに…
5つ目の言い換えは
話のネタになっていくもの
です。
大変な状況のその瞬間は、高い緊張感がつづく中、汗をかくほどの対応が求められることになると思います。
ただ、その後、ある程度時間が経過した後は、その時の苦労した様子は良き思い出話へと変化しているのではないでしょうか。
このような話のネタや笑い話のネタは、周囲の人たちとのコミュニケーションを円滑にする上で大きな大きな力を発揮してくれるはずです!
『こりゃ大変だあ!でも、貴重な話のネタゲット!』ということです。
その6: 自分自身を…
6つ目の言い換えは
自分自身を深く知る手がかりとなるもの
です。
自分とはどのような人間かを深く知る上で大切なことは、非日常ともいえる大変な状況に自分自身を置いてみることです。
そうすることで、普段は鳴りを潜めている自分の素顔を目の当たりにすることができます。
慌てふためく、逃げ出そうとする、泣き出す、諦める、ズルをしだす、それとも一念発起して粘り強く取り組める、リーダーシップを発揮できる等々。
つまり、大変な状況をたくさん経験するほど、嘘偽りのない本当の自分の姿を多岐にわたり知ることができるということですね。
このような日常と非日常場面での物事の考え方、行動パターンを理解することで、自分というものを上手くコントロールしていくことができるようになるはずです。
自己コントロール能力の向上は、パフォーマンスの向上にもつながることが期待されますね!
◆ カテゴリー : 自己理解
その7: 『大丈夫』と…
最後、7コ目の言い換えは
『大丈夫』と発する練習の機会となるもの
です。
大変な状況の中でも、『きっと大丈夫!』と口にできる人はそんなに多くはないと思います。
大げさにいえば逆境ともいえる大変な状況は、この先の人生において無数に発生する可能性があります。
その度に『大変!大変!』と言っているばかりでは、その状況に果敢に向き合えるメンタルはなかなか涵養されないのではないでしょうか。
『大丈夫、大丈夫!』と何度も自分に言い聞かせることで、その言葉は自身の聴覚を通じて認識され、頑張ればなんとかなる!という意識が強くなってくるはずです。
繰り返し口にして、自分をいい意味で騙していこう、思い込ませていこうとするわけです。
そんな「大丈夫」を口癖にしていくためにも、大変な状況を積極的に活用していきたいところですね!
◆ カテゴリー : ストレス
まとめ
最後に改めて、この記事で紹介したポジティブな言い換え例を一覧で示します。
- 自分にスイッチを入れてくれるもの
- 仲間との協力関係を促してくれるもの
- 問題解決力を高める機会となるもの
- 平穏な日常のありがたさを再認識させてくれるもの
- 話のネタになっていくもの
- 自分自身を深く知る手がかりとなるもの
- 『大丈夫』と発する練習の機会となるもの
大変な状況自体は誰もが経験するものだと思います。であるならば、それを自分の成長をさらに促す機会の1つにしていきたいですよね。
そのためには大変な状況を避けたり、そこから逃げ出したりするのではなく、その状況としっかりと向き合うことが必要になってきます。
そのような逞しい自分づくりを進めていく上で、この記事で紹介したポジティブな言い換え例が少しでもお役に立てば幸いです。
今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました!
お時間があれば、また次の記事でお会いしましょう!
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