こんにちは。あなたの自分づくりをちょこっとサポート「しまらぼ」のしまもとです。
社会の様子を見ると、行動派の人もいれば慎重派の人もいます。例えば、コロナ禍でも積極的に行動していた人たちは前者といえます。それに比べると、後者は度胸のない人ともいわれそうです。
ですが、それが決して悪いというわけではなく、慎重であることで多くのリスクを回避できているということも当然あります。
そこでこの記事では、小心者を可能な限りポジティブに言い換えながら、その裏の強さに迫っていきたいと思います。
小心者とは
辞書によると、「小心者」は以下のように解説されています。
臆病な、気の小さい人。
◆―関連情報―◆ 小心者 / Weblio辞書
この説明からは、ビクビクとした様子が思い浮かびますね。
また、ストレスマネジメントの文脈では、小心者は「ビクビク型」というスタレスパターンの1つとして位置づけられ、その原因には「物事を過大評価してしまう」という考え方があるとされます。
つまり、自分が何か行うべきもの・対応すべきものがあったときに、それをとてつもない大きなものとして見てしまい、そこから非常に臆病になってしまう・気の小さい様子になってしまうのが小心者といえます。
小心者の根本的な原因は、本人の認知的な部分にあるという見方です。
◆ カテゴリー:ストレス
小心者のポジティブな言い換え例7選
その1: 安全運転を…
1つ目の言い換えは
安全運転を日々実践できる人
です。
車の運転は小心者の特徴が最もよく表れる部分かもしれません。慎重に車を操作しようとする様子は、まさに安全運転そのものです。
車の運転は場合によってはその人の一生を棒に振ってしまうこともあるものです。段々慣れてくると、ついつい『自分は運転が上手い』と過信してしまいますが、初心忘るべからずの精神でハンドルを握り続けたいですね。
その2: ルールや規則を…
2つ目の言い換えは
ルールや規則をきちんと守ることができる人
です。
要は真面目な人ということです。その背景には『守らないと良くないことが起こる(かも)』といった過大評価があるわけなんですが、守ること自体は何ら悪いことではありません。
世の中にはルール・規則を守らず、それによって周囲に迷惑をかけてしまう人も一定数見られます。それに比べればきちんと守る小心者の方が印象は良いはずですね。
その3: 礼儀正しく…
3つ目の言い換えは
礼儀正しく振る舞える人
です。
礼儀正しく振る舞える人には大きく分けて2パターンあります。1つは自信があって礼儀正しい人、もう1つは自信が無くて礼儀正しい人です。そして、小心者は後者のケースに該当します。
おそらくその背景には、「相手に失礼な対応をしてはいけない」との強い思いや、人間関係への過大評価があるのではないでしょうか。
いずれにしても、礼儀正しさは人間関係における最大の武器にもなるので、そこは小心者の強さの1つですね。
◆ カテゴリー:コミュニケーション
その4: 下調べや事前のリサーチを…
4つ目の言い換えは
下調べや事前のリサーチを徹底的に行える人
です。
例えば、出張で遠方に出かける際、小心者は現地までの交通手段や細かな道順、その他詳細について徹底的に下調べを行います。分からないこと・知らないことへの恐怖や不安が人一倍強いからです。
客観的を見ると『やりすぎでは?』と思われるかもしれませんが、よくある出張であっても、本人にとったら大きな大きなイベントであるわけですね。
でも、小心者がメンバーにいてくれることで、その他のメンバーはより快適でスムーズな出張を実現できることになります。
その5: 想像力が…
5つ目の言い換えは
想像力が豊かな人
です。
徹底的に下調べができるということは、事前にどのようなことが想定されるのかを事細かく想像することができる・想像力が優れているということです。
トラブルの元や予測される危険を予め想像できるからこそ、その対策や準備を入念に行うことができるというわけですね。
このような想像は誰もができるわけではありません。目の前の一つひとつのイベントを重視(過大評価)しているからこそ、獲得できた能力なのではないでしょうか。
その6: 一連の業務を…
6つ目の言い換えは
一連の業務を抜かりなく遂行できる人
です。
いうなれば小心者は石橋を叩いて渡るタイプです。そのような姿はこと仕事に関しては重要視されるはず。そこに効率さやスピードはありませんが、安心感や信頼感のある姿を体現していくことができます。
また、このような熟考が伴う慎重な姿は、チーム全体を引っ張るリーダーや組織の上層部にとっても必要なものではないでしょうか。責任が求められる立場ほど、小心者の出番であるともいえそうです。
その7: 謙虚さを…
最後、7つ目の言い換えは
謙虚さを失うことがない人
です。
人が失敗してしまう主な原因は、謙虚さを失ってしまうことです。謙虚さを失うことで横柄な態度になってしまったり、それにより油断や隙が生じ、良からぬ事態を招いてしまうという構図です。
その点、小心者の人は『失敗したらどうしよう…』という気持ちが人一倍強いので、謙虚さを失う心配がありません。
逆に謙虚になりたくて悩んでいる人もいるぐらいなので、そこは小心者の強みということができますね。
◆ カテゴリー:コミュニケーション
まとめ
最後に改めて、この記事で紹介したポジティブな言い換え例を一覧で示します。
- 安全運転を日々実践できる人
- ルールや規則をきちんと守れる人
- 礼儀正しく振る舞える人
- 下調べや事前のリサーチを徹底的に行える人
- 想像力が豊かな人
- 一連の業務を抜かりなく行える人
- 謙虚さを失うことがない人
まとめていうと、小心者はあらゆるリスクを回避していくことができる人です。
誰もが生命保険や傷害保険、自動車保険等に加入するように、リスクの回避は多くの人が行っていることです。それをより確実に実践できるのが小心者であるといえますね。
いまはリスクの多い予測不可能な時代(VUCAの時代)ともいわれています。まさに小心者がその力をいかんなく発揮できる時ではないでしょうか!
今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました!
お時間があれば、また次の記事でお会いしましょう!
コメント
色々挑戦してみたくても、電話が怖いとか人に迷惑かけるかもしれないからそうなった時の迷惑かけられた側の不機嫌な顔を想像してしまって怖いとか、そもそも自分には何もできないという絶望を味わって終わるかもしれないことに対して怖くなったりとか、最近はそんな怖さばかり感じていましたが、この記事の言う過大評価というのがすごくしっくりきました。でも自己肯定感が低すぎるためか、やっぱりポジティブな言葉の方は私にはどうも受け入れられない感じがしてしまいます。
この記事のおかげで少し気が楽になりましたが、一方で、人一倍マイナスの考えに至りやすく○○が嫌という防御的な感情が動機になるあたり、やはり私のような臆病者は心が休まることは殆どないのかな…と考えさせられました。