自己否定がやめられない!自分はダメだと思ってしまうシンプルな理由

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『君のアイディアはダメだ』と否定されると悲しい気持ちになりますよね。ですが、多くの人がそれと同じようなことを自分にも行っているときがあります。自己否定といわれるものです。

この記事では、『自分はなんてダメなんだ』の自己否定がやめられない理由をシンプルに述べていきたいと思います。

この記事を書いた人
しまもと

法政大学スポーツ健康学部准教授 / 専門は自分づくりを支援するライフスキルコーチング / 20年以上にわたり自分づくりの教育・研究を専門的に行う / 大学では毎年300名以上の学生にスポーツ心理学をベースに自分づくりの授業を行う / 大修館書店による月刊「体育科教育」の巻末エッセイを奇数月に担当中

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自己否定とは

要は自分で自分にダメ出しをすることです。

なんでそんなことするの?って感じですけど、私も昔、自己否定ばかりの時期がありました。その時は自分のこころが押しつぶされるような感覚があったのを覚えています。

また、この自己否定は一時的なものではなく何度も繰り返される傾向があり、『自己否定がやめられない』といった悩みを持つ方も少なくないと思います。

世界陸上のメダリストである為末大さんは、この状態を自責モードと表現していますね。

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自責モードのやっかいなところは、誰も止めに入ってくれないという点です。例えば、上司が部下を責めつづけていた場合、誰かが横から止めに入ってくれることがありますが、自責モードではそのような助け舟はありません。

私も学生の頃、下宿で一人半日近くも自責モードでいたことがあります。その時は夕方頃にお腹が減ったことで、なんとか気持ちを切り替えることができました。自責モード、要注意です!

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自己否定する根本的原因

端的にいえば、自分に課しているハードルが高すぎるということです。『自分はもっとできていなくちゃいけない』といった感じですね。

理想が相当高いところにあるため、現実との間に大きなギャップを感じます。そのギャップを目の当たりにすることで、『自分はダメだ』と思ってしまうという構図です。

確かに、理想と現実との差がそこそこであれば、『あともう少しだ!』とモチベーションはアップしそうですが、その差が大きすぎるとモチベーションは一気に低下してしまいます。

レクリエーション感覚でスポーツをしている人が「オリンピック出場」を目標として求められると、モチベーションは一瞬で消え去ってしまうはずです。

 

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ハードルが高くなってしまう理由

考えられる理由を4つ紹介します。

理由1:「頑張れ」の言葉かけ

『頑張れ!』というのは相手を鼓舞する代表的な言葉かけです。でもちょっと待ってください。既に相当頑張っている人に対して『頑張れー!』って、さらに追い打ちをかけていないですかね。

例えば大学受験において、受験生たちは一生分の勉強をするほどの勢いで頑張りつづけています。そこにさらに『頑張れ受験生!』といわれたら、『もっと、もっと頑張らなくちゃ!』ってなりませんかね。

期待に応えなくては!』という気持ちは、自分へのハードルをどんどん高めていってしまいそうです。そしてそれを促しているのは、周りからの『頑張れ!』との声かけである可能性があります。

理想的な声かけは、『ここまで本当によく頑張って立派です。試験当日、自分の力を存分に発揮できるよう体調管理に気を付けて下さいね!』という形ではないでしょうか。

 

理由2: 周りとの比較

学校教育の最大の利点は、みんなと一緒に学習をしているところだと思います。つまり、分からないところを教え合ったり、ライバルと切磋琢磨したりして、「長期にわたり勉強を継続する」ということを可能にしています。

一方で最大のデメリットは、周りと自分とを比較してしまうということです。その比較からは、能力の優劣を強烈に感じることになります。

一人ひとりに個性があるように、勉強においてもそのような個人差はあります。理解度にも勉強のスタイルにも、そして興味・関心の幅にも個人差はあるはずです。

多様な科目の勉強に対応できる子特定の科目だけに集中できる子、いろいろだと思います。ですが、そのような個人差の有無を知らないままだと、『自分は周りに比べて勉強ができていない。もっと頑張らないと…』というように、ハードルは高くなってしまうはずです。

そういう意味では、「全科目でいい点を取らなくてはいけない」といった考え方は、自分へのハードルを高める何者でもない気がしますね。

 

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理由3: 学校での皆勤賞

皆勤賞そのものを否定しているわけではありませんが、自己否定への影響を考えてみます。文字通り、皆勤賞は1日でも学校を休んだら得ることはできません。

大人でも難しそうな、「学校への登校」を長期にわたり完璧にこなすことで得られるものです。ある意味すごい賞だと思いませんか?

そのような皆勤賞への憧れが強ければ強いほど、『絶対に学校を休んではダメだ!』と思ってしまうはずですね。

 

理由4: 親の理想を実現しようとしている

親であれば、自分の子どもには自分以上に頑張って欲しいと願うはずです。そしてそれは、親の願望を子どもに叶えてもらいたいという形で表れてくることがあります。

それを子ども側も敏感に察知し、親の期待に応えようと懸命に努力します。親の期待に応えて『よく頑張ったね!』と認めてもらえることが、子どもにとっては最高のご褒美でもあるからです。

ですが、それが繰り返されることで、子どもは自分へのハードルをどんどん高めていってしまうという見方です。

 

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 ハードルを下げるために必要なこと

小さい頃、子どもたちは自由に将来の夢を描きます。それは言い換えれば、いい意味で自分にとっての向き不向きや、自分の特徴等への理解が十分ではないからです。

ですが、心身ともに成長してくると、身体的な特徴を含めた自分への向き不向き、興味・関心が明確になってきて、将来の進路の選択肢はより現実的なものになってきます。これはハードルが徐々に下がってくると表現してもいいかもしれません。

そして、さらにここで付け加えたいのは、自分が成長していく際に関係する各能力要素についても理解を深めていくということです。

具体的には、自分自身の活動のペースや読解力、集中力、応用力、忍耐力、コミュニケーション能力、ストレス耐性等といった部分です。

このような部分での自己理解が不十分だと、『なんでみんなと同じようにできないんだ』となってしまい、自分へのハードルを下げることはなかなか難しくなります。

たとえ、みんなと同じタイミングでできなくても、努力をつづければ、その後同じようにできるようになるはずです。必ずしもみんなと同じタイミングでできる必要はありません。成長のスピードには一人ひとり個人差があります。

レクリエーション感覚でスポーツをやっている人が、『なんで自分はオリンピックに出場できないんだ!』と自分を責めることはないでしょう。それは自分自身の身体能力を正確に理解しているからです。

以上をまとめると、自分へのハードルを下げるためには、いい意味で自分に期待し過ぎないということが必要です。ハードルが高いということは、相当自分に期待してしまっています。

でも、実際の成長のスピードはもっと緩やかかもしれません。「すぐに何でもできる」という才能は持っていないと思った方がいいです。いますぐはできないけれど、『このまま頑張り続ければきっとできるはず!』という気持ちの方が大切です。

 

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まとめ

自己否定の根本的原因である自分へのハードルの高さは、これまでのあなたの人生の中で徐々に形成されてきた可能性が高いです。

そのような時間をかけて形成されたものを短期間で急激に変えようとすれば、それはストレスの原因にもなってしまうでしょう。

また、ハードルを下げるのが難しく感じる場合は、自分へのイメージを少し変えてみてください。あなたは自分のことをスーパーマンだと思っていませんか?

決してスーパーマンではなく普通の人間ですが、小さなことをコツコツと継続していけば、スーパーマン並みの成果を挙げることができる、大きな大きな可能性を秘めた存在です。

といった形でイメージを変えてみると、ハードルを一段下げることができるかもしれません。一段でも確実に下がれば、状況はいい方向へと徐々に動き出していくはずです。

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