自信喪失とは|立ち直る鍵となる自信喪失のプラスの意味5選!

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誰もが自信を身につけたいと思うものですが、いっていれば自信は生もので変動しやすいため、そもそも高く維持するのが難しいものです。

そのため、これまでにないほど自信が高まっている時もあれば、底辺近くまで下がってしまっている時もあるでしょう。特に後者は自信喪失時の様子といえます。

そこでこの記事では、落ち込んだ状態から立ち直るための見方として、自信喪失のプラスの意味を解説していきたいと思います。

この記事を書いた人
しまもと

法政大学スポーツ健康学部准教授 / 専門は自分づくりを支援するライフスキルコーチング / 20年以上、自分づくりのプログラムと研究に没頭する変わり者 / 石川県七尾市の鵬(おおとり)学園高校普通科にて2024年度から始まった自分づくり(ライフスキル)の授業の取りまとめを行う

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自信喪失とは

まず、自信とは自分自身のことを信じることができる力です。

そのような自信は、一朝一夕といった短期間で身につくのではなく、それまでの大小さまざまな成功体験や実績等が積み重なり、徐々に構築されていくものです。

その上で自信喪失とは、文字通り時間をかけて構築してきた自信が失われ、自分自身に価値を見い出せなくなってしまうような状態です。

誰もが人生の中で経験してしまうものではないでしょうか。もちろん、この記事を書いている私も何度も経験しています。。

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自信喪失してしまう主な原因

ここでは2つの原因を例に挙げて説明します。

原因1: 人との比較

人と比較してはいけない』といわれても、ついつい比較しちゃいますよね。無人島で一人暮らしをしない限り、完全にやめることは難しいと思います。

そして、自分よりも能力が高いと思われる人物との比較が、自信の喪失につながっていきます。イメージとしては、じわじわと自信を喪失してしまう感じです。

SNSの発達によって、いまは人と交流がしやすい時代ですが、見方を変えれば、それだけ自信を失いやすい時代ともいえるのではないでしょうか。

 

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原因2: これまでの自分が強く否定される経験

自分が自信を持って放つパフォーマンスや成果物、作品、アイディア等が完全に否定されるような経験がここに当たります。

例えば、意気揚々と試合に臨んだアスリートが完敗してしまう様子です。この場合は、先ほどのじわじわとは異なり、急激に自信を喪失してしまうことになります。

下の画像にあるように、自信満々であった戦士が怪物のドラゴンにあっけなくやられてしまう感じですね。

 

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自信喪失におけるプラスの意味

ここでは5つのプラスの意味について言及していきます。

 

その1: 自分自身をリセットできる

人間というものは、自分の考えや価値観に対して外部から評価を与えられつづけると、どうしても天狗になってしまったり、自惚れてしまったりします。

その様子が益々エスカレートしていくと、謙虚さを失い傲慢な態度となってしまい、最悪の場合、それまでに築いてきた周囲との信頼関係も失うことにもなってしまうでしょう。

まさに人生における大きな損失ですね。その望ましくない態度・姿勢を正していく上で、自信喪失の機会は一定の役割を果たしていくことができます。

一度、これまでの自信がリセットされることで、実質以上に自分のことを高く評価していた自分の姿に気づくとともに、そこで軌道修正が可能になってきます。

言い換えれば、それだけ自浄作用は簡単ではないということではないでしょうか。

実態を反映した本当の自信の構築に向けて、自信喪失を機に襟を正して再起動していくことができるはずです。

 

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その2: それまで以上の自信を再構築していける

2番目の意味は、ちょっと変わったところで筋トレを例に説明していきたいと思います。

筋肉が増える仕組みは、対象とする筋肉に通常以上の負荷がかかることによって筋繊維(筋肉を構成する繊維状の細胞)が傷つき、それが修復されるときに前よりも筋肉が大きくなるというものです。

つまり、筋トレではこれまであった筋繊維を自分自身で破壊しているわけなんですが、それって筋繊維にとっては、まさに自信の喪失ではないでしょうか

ですが、破壊することに意味があり、その後は筋トレ以前のスケールで筋繊維を再構築していくことができるというわけです。筋繊維からすると、『次は破壊されてたまるか!』といった感じですね。

私たちの身体の細胞にはそのような逞しい機能が備わっています。であるなら、その身体の持ち主も、たとえ一時的に自信を喪失してしまったとしても、それはさらに高いレベルの自信を再構築していくためのキッカケに過ぎないはずです。

 

その3: 周りとの関係性や絆を深めていける

自信喪失とは、最大級の失敗であるともいえます。その失敗自体は、誰もが経験する一般的な出来事なので、ある意味、自信喪失は周りの人との共通の話題にもなりうるものです。

共通の話題や関心事であるので、自信喪失の状態にある人物に対して、周りの人はその人の言葉に真摯に耳を傾け、励ましの声をかけてくれたり、立ち直るための支援をしてくれるはずです。

つまり、自信喪失とは周りの人との関係性や絆を深めるキッカケであったり、チャンスでもあるということです。

その時、大事なのは自信喪失時の気持ちを素直に自己開示することです。変に強がったり隠したりしては、関係性を深めるせっかくの機会を逃すことになってしまいます。

 

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その4: 自身の復活劇を語る際の話のネタになる

器用で何でもできてしまい、失敗とは無縁のような人の話は、なかなか人々の共感を得にくいというところがあります。

一方、不器用で失敗ばかりしてしまう、または挫折経験が豊富な人の話には、不思議と多くの人が耳を傾けたくなるはずです。

実際、幾度となく苦い経験を経てきたけれど、その後大きな成果を残すことができた人は、自身の復活劇を語る際の話のネタとして、自信を喪失した過去の失敗談を利用する傾向があります

過去に大きな失敗談があることで、特筆すべき成果を残すことができたノウハウへの説得力は高まります

そのような構図を利用し、情報発信ビジネスにおいて成功を収めている方々がいるのもまた事実です。

このように自信喪失の経験は長期的に見れば、自分に大きな利益をもたらしてくれる、人生における貴重な1ページとなる可能性があるということですね。

その5: 自分自身と落ち着いて向き合うことができる

結論からいえば、自信喪失で大きく落ち込んだときほど、自分自身ととことん向き合えるタイミングはありません。

自分自身と対峙することで得られる最大のメリットは、自己理解を深められるという点です。私たちは自分のことをよくわかっているようで、実はあまりよく理解できていません。

自己理解がそれほど進まない理由は、自分のことを客観視することの難しさと、何か大きな問題でも発生しない限り、自分のことを省みたりはしないからです。

大きな失敗を招いてしまった原因を冷静に分析することで、自らの能力的な現在地や特徴への理解を深め、さらに挽回へ向けた改善策を見出すことができれば、自信喪失は過去の苦い経験の1つになっていくはずです。

 

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まとめ

最後に、この記事で紹介した自信喪失のプラスの意味を以下に示します。

  •  自分自身をリセットできる
  •  それまで以上の自信を再構築していける
  •  周りとの関係性や絆を深めていける
  •  自身の復活劇を語る際の話のネタになる
  •  自分自身と落ち着いて向き合うことができる

意識が変われば行動が変わる」といわれるように、自信喪失から立ち直っていくためには、まず自分自身の意識を前向きなものへと変えていくことが大切です

その意識を変えていく上で、この記事で紹介したプラスの意味が少しでもお役に立てば幸いです。

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