こんにちは。あなたの自分づくりをサポート「しまらぼ」のしまもとです。
平凡な人生。平凡な性格。平凡な能力等。人を特徴づけるようで特徴づけない平凡という言葉。『平凡な○○』といわれると、あまりうれしい気はしないのではないでしょうか。
でもよく考えてみると、平凡には多くのポジティブな意味を見つけることができます。この記事では平凡をポジティブに言い換えながら、実はそれが最強・最高である訳について述べていきます。
平凡とは
辞書によると、「平凡」は以下のように解説されています。
特別なところがないこと。普通。並み。
◆―関連情報―◆ 平凡 / Wikipedia
要は優れたところ、変わったところが見られない、ありきたりな様子ということですね。また、それを強調した表現として使われるのが平々凡々(へいへいぼんぼん)です。
でも、平凡を繰り返しいう必要があるほど、平凡であることは「悪いこと」「よくないこと」なのでしょうか?
「平凡=ネガティブ」という印象を受けてしまう背景には、平凡でいると自分が目立つことができない、認めてもらえない、という承認欲求が関係しているように思います。
また、社会における大多数が平凡な人であるからこそ、安定した社会が実現できていると考えると、平凡でいること自体は必ずしも悪いことではないといえます。
そこでこの記事では、6つの例文から平凡をポジティブに言い換えながら、平凡でいることの良さを明らかにしていきたいと思います!
平凡のポジティブな言い換え例6選
その1: 平穏な日々を…
1つ目の言い換えは
平穏な日々を送ることができる人
です。
「出る杭は打たれる」という言葉があるように、周りと比べて優れていたり特徴的であることで、必要以上に注目されたり、時に叩かれたり、バッシングされたりすることがあります。
これらは非凡であることのデメリットであるといえます。反対に、そのような荒々しい状態とは無縁であるのが平凡な人です。
平凡であることで、いつまでも心休まる穏やかな日々を過ごしていくことができます。これってかなり贅沢な時間の使い方じゃないですかね。
その2: 特徴がないのが…
2つ目の言い換えは
特徴がないのが特徴の人
です。
「特徴がない」と聞くと残念に思う人がいるかもしれませんが、表に何も特徴を出さないのって、結構難しいことだと思いませんか?
なぜなら、特徴を出さず自分を抑えるためには、常に自分自身を客観視しコントロールする必要があるからです。
でもそれを難なくやってのける、自己コントロール能力に長けているのが平凡な人という見方です。
その3: バランスが…
3つ目の言い換えは
バランスが取れている人
です。
人は人間関係のバランスをはじめ、ワークライフバランス、心技体のバランス、自律神経のバランス等、さまざまな点においてバランスを取ることで、「よりよく生きる」を実現していけるところがあります。
その点、特徴がないところ、普通、並みの状態である平凡は、そのバランスを上手く取ることができているといえるのではないでしょうか。
実は社会的、生物学的にも望ましい生き方を実現できているのが平凡な人という見方です。
◆ カテゴリー:多様な能力・視点
その4: 組織の…
4つ目の言い換えは
組織のハブ的存在になれる人
です。
多様な個性が集まるチーム・組織において人間関係を良好に保つのはそう簡単ではありません。なぜなら、時に強い個性がぶつかり合うことでトラブルやいざこざが発生してしまうからです。
その点、特徴がないのが特徴である平凡な人は、個性が強い人たちとも上手く付き合うことができます。
なぜなら、相手の個性と衝突することがなく、むしろ平凡な人はその個性をソフトに受け止めることができるからです。
そういう意味では、平凡な人はチーム・組織におけるハブ的存在になっていくことができます。さらに、その対応が評価されれば出世のチャンスもあるかもしれませんね!
その5: 何事にも…
5つ目の言い換えは
何事にも手堅い人
です。
先ほどの人間関係においていえば、平凡な人は非常に有利なポジションに位置しています。
仮に組織の中に多様な派閥があるとしたら、そのどこにも属さず、かつどこにも対応できるポジショニングができている手堅い存在であるということです。
さらにいえば、そのようなポジショニングは人間関係に限らず、仕事面においても見られるかもしれません。
専門に特化しすぎず、社会の変化やニーズに応じた業務を、その時々で着実に担っていくことができる存在であるという見方です。
そのように考えると、平凡な人は複雑な社会に上手く適応できた、優れた人物であるといえるのではないでしょうか。これが記事タイトルにもある、平凡な人が最強・最高だといえる所以です。
その6: 何者にも…
最後、6つ目の言い換えは
何者にもなることができる人
です。
個性や拘りが強い特徴的な人は、『○○はやりたくない』『○○にはなりたくない』等といった注文が多くつく場合があります。
その点、汎用的である平凡な人は、どのような役割や仕事もそつなくこなしていくことができるという見方です。
今後、この日本社会は人口減少・労働者人口の減少等と、これまでにない変化に見舞われていきますが、そこで大いに力を発揮することができるのは、マルチに対応できる平凡な人なのかもしれません!
◆ カテゴリー:多様な能力・視点
まとめ
最後に改めて、この記事で紹介したポジティブな言い換え例を一覧で示します。
- 平穏な日々を送ることができる人
- 特徴がないのが特徴の人
- バランスが取れている人
- 組織のハブ的存在になれる人
- 何事にも手堅い人
- 何者にもなることができる人
繰り返しますが、特徴がない平凡な人は社会におけるあらゆる事象にスムーズに対応、適応できる汎用的な人物です。それが可能なのは強い個性や特徴が見られないからです。
つまり、「特徴が見られない」という最強で最高の特徴を持っているのが平凡な人ということなんですね。
今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました!
お時間があれば、また次の記事でお会いしましょう!
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