こんにちは。あなたの自分づくりをサポート「しまらぼ」のしまもとです。
誰とでもすぐに会話ができる人もいればそうでない人もいます。後者の人物は時に「人見知り」と呼ばれ、その特徴は短所として解釈されることがあります。
でも人の短所は長所、長所は短所にもなります。2つは表裏一体です。人見知りの長所っていったい何でしょうか?
そこでこの記事では、「人見知り」をポジティブに言い換えながら、その長所の部分に迫っていきたいと思います!
人見知りとは
辞書によると、「人見知り」は以下のように解説されています。
子どもなどが、知らない人を見て、恥ずかしがったり嫌ったりすること。
◆―関連情報―◆ 人見知り / Weblio辞書
改めてその意味を確認して思うことですが、『初対面で恥ずかしい』というのはわかるとしても、彼・彼女らは本当に相手のことを「嫌っている」のでしょうか?
私は学生の頃、縁あって幼児から小学校低学年の子どもたちとかかわるアルバイトをしていました。人見知りの子も結構いましたが、みんな別に相手のことを嫌っているわけではありませんでした。
なぜなら、ある程度打ち解けた後は、みんな仲良く遊ぶことができたからです。『嫌っている』という見方は、あくまでも人見知りを見る側からの一方的な解釈の可能性があります。
人見知りをより深く理解するためには、別の角度からもその特徴を見ていく必要がありますね。ぜひ、そのような視点で次からの言い換え例を確認してみてください。
人見知りのポジティブな言い換え例6選
その1: 相手との関係を…
1つ目の言い換えは
相手との関係を大切にしてる人
です。
初対面の人と自然に会話することができないのは、それだけ相手のことを意識していることの裏返しです。どんなことも意識すればするほど、その言動をスムーズに行うことは難しくなりますよね。
さらにいえば、そこに相手との関係を大切に進めたいとの思いがあるのではないでしょうか。多様な人間関係の中には、一生涯つづいていく関係性もあるでしょう。それだけ自分の人生に大きな影響を及ぼすものです。
人見知りの人は、そんなかけがえのない人と人とのつながりを大切に育んでいくタイプなのだと思います。
その2: 人を観察する…
2つ目の言い換えは
人を観察するのが得意な人
です。
人見知りの人は相手のことをよく見ています。それは相手のことをよく知るためです。そしてそれは、相手と良好な関係を築いていくためでもあります。
相手のことを注意深く観察しながら、その性格や特徴、人柄、価値観等を分析し、どのようなコミュニケーションの取り方が望ましいのか、入念に検討を行っているわけですね。
そう考えると、人見知りは実は人に対して興味・関心があるということでもあります。
その3: 受動的な…
3つ目の言い換えは
受動的なコミュニケーションが得意な人
です。
コミュニケーションの形は2つに大別することができます。1つは自分発信の積極的なもの、もう1つは受動的なものです。
そして人見知りの人は後者のコミュニケーションを得意としています。なぜなら、相手のことをよく観察する必要があるからです。そのために相手の言動をどんどん引き出そうとするわけですね。
その様子からは、「傾聴力のある人」とも表現することができそうです。
その4: 周囲と…
4つ目の言い換えは
周囲と協調するのが得意な人
です。
要は協調性がある人ということです。なぜなら、人見知りの人は観察力があるとともに、分析力もあります。刻々と変化する周囲の状況を観察、判断し、その時々に応じた言動を取っていくことができます。
また、協調するためには、周囲の状況や相手に合わせる必要があります。先に述べた「傾聴力がある」ということは、まさに相手(のペース)に合わせることが得意ということですね。
その5: 自分の印象を…
5つ目の言い換えは
自分の印象を後から高めていける人
です。
第一印象はいいのに、付き合っていくうちに段々と印象が変わっていってしまう人、いませんか?それとは逆に、最初はあまり印象がよくないのに、段々とそれがよくなっていく人もいますよね。
トータル的に見れば、おそらく後者のケースの方が好印象を得られるのではないでしょうか。そしてそれに該当するのが、人見知りの人ということになります。
人間関係は長く付き合ってみないと分からないところが多々あります。そういう意味では人間関係は決して急ぐ必要はなく、人見知りの人のペースが実は丁度良いのかもしれません。
その6: 親密な人間関係を…
最後、6つ目の言い換えは
親密な人間関係を築くのが得意な人
です。
人見知りの人は大勢の中に入り、多様な人物と代わるがわるコミュニケーションを取るのが苦手です。
この様子のみから「コミュニケーション能力が低い」とするのは早計な判断です。そのような社交辞令的なコミュニケーションには向いていないということだけです。
それよりも、人見知りの人は特定の人物と深く親密な関係を築いていくというコミュニケーションの方が向いています。難易度でいうと、実はこちらの方が高い可能性があります。
親密な人間関係は一生モノの宝であり、自分の人生を豊かにしてくれるものです。そのような関係を構築していける点は、人見知りの大きなアドバンテージであるといえますね。
まとめ
最後に改めて、この記事で紹介したポジティブな言い換え例を一覧で示します。
- 相手との関係を大切にしてる人
- 人を観察するのが得意な人
- 受動的なコミュニケーションが得意な人
- 周囲と協調するのが得意な人
- 自分の印象を後から高めていける人
- 親密な人間関係を築くのが得意な人
人見知りの人は外向的な人と自分とを比べ、引け目に感じることがあるかもしれません。でも人間関係には広く浅いものもあれば、狭く深いものもあります。
外向的な人は前者の関係構築が得意であり、後者の関係構築に向いているのはむしろ人見知りの方です。
そういう意味では、人見知りの人もコミュ力は高いということができますよね!
今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました!
お時間があれば、また次の記事でお会いしましょう!
コメント