こんにちは。あなたの自分づくりをちょこっとサポート「しまらぼ」のしまもとです。
人のペースには個人差があります。それが速い人もいれば、自分のペースを大切にする人もいます。特に後者は「マイペースな人」と呼ばれ、その特徴は時に否定的にとらえられたりもします。
そこでこの記事では、その見方のバランスを取っていくために、マイペースのポジティブな側面を見ていきたいと思います!
いまの時代、マイペースは短所?
いまは加速度的な速さで社会の価値観や人々の生活様式等が大きく変化している時代です。そんな中、自分のペースを大切にするマイペースな人はどのような存在として映るのでしょうか。
「全体と歩調を合わすのが苦手」「協調性がない」など、全員がタイミングを合わせながら集団生活を送る中では、その特徴は時に短所として見られてしまう可能性があります。
ですが、いまは誰もが自分の価値観に沿った情報を自分のペースで発信し、輝いていくことができる時代です。マイペースな人にとって、こんなにいい時代はないかもしれません。
そこで、マイペースな人へエールを送る形で、そのポジティブな言い換え例を10コ紹介していきます!
マイペースのポジティブな言い換え例10選
その1: 目標を…
1つ目の言い換えは
目標を確実に達成できる人
です。
これは登山の様子を見ればよくわかります。誰もが確実に目標を達成できるのは、最後まで自分のペースを維持し山頂への歩みを進めているからです。
途中、誰かに抜かれても、道が狭い箇所で自分の後ろに少し行列ができても、誰一人ペースを乱す人はいません。
どんなことがあってもマイペースを維持さえすれば、多少時間がかかっても、確実に目標を達成できるのを身をもって体験できるのが登山といえますね。
その2: 周囲に影響…
2つ目の言い換えは
周囲に影響されない人
です。
マイペースを維持することはそう簡単ではありません。なぜなら、人のペースは決して同じではなく、周りと自分とを比較することで焦る気持ちや不安、劣等感等が生じ、そこからペースを乱される可能性は十分にあるからです。
ですが、マイペースの人はそのような揺れ動く気持ちを上手くコントロールし、いつもと変わらない様子で活動しつづけていくことができます。
その姿はまさに周囲に影響されない人ですね。
◆ カテゴリー:ストレス
また、自らの気持ちをコントロールする能力(自己コントロール能力)は、オリンピックに出場するトップアスリートが持つメンタルの一面としても位置づけられています。
以下の関連情報によると、自己コントロール能力はアスリートが大事な場面でパフォーマンスを発揮するために必要な心理的能力であると解説されています。
「パフォーマンスを発揮できる」という部分は、目標を確実に達成できる(言い換え例その1)という見方にもつながっていきますね!
関連情報――JISS競技心理検査(大修館書店)
その3: 集中力を…
3つ目の言い換えは
集中力を発揮できる人
です。
マイペースな人は周囲に影響されないので、目の前の作業に集中して取り組めるといえます。なので、仕事の質はきっと高いはずですね!
◆ カテゴリー:多様な能力・視点
その4: 主体性…
4つ目の言い換えは
主体性のある人
です。
周囲に影響されないので、マイペースな人は自分自身で考え、判断し、行動していくという主体性を身につけているといえます。
また、主体性はいまの学校教育において重視されているものでもあるので、マイペース自体は、これからの社会の中で重視される姿といえるかもしれません!
その5: おおらかな…
5つ目の言い換えは
おおらかな人
です。
マイペースな人はたとえ気持ちが揺れ動いたとしても、それを上手くコントロールすることができます。つまり、一日を通して気持ちが安定している、おおらかであるということです。
変化の激しい現代社会の中にあっても、おおらかな人と一緒に活動しているとどこか安心できそうですね。
その6: 周囲のことが…
6つ目の言い換えは
周囲のことがよく見えている人
です。
スピードが速くなると、どうしても視界が狭くなってしまいます。ですが、マイペースな人は自分に合った無理のないペースで活動しているので、周囲の状況を余裕を持って確認することができます。
こと仕事に関しては、見落とし、確認不足、勘違いといったことは可能な限り避けていきたいところです。そしてそれを確実に実践していけるのは、マイペースな人であるといえますね。
その7: 観察力…
7つ目の言い換えは
観察力がある人
です。
なぜ観察力があるのか?それは周囲のことがよく見えているからです。周囲の状況をじっくりと観察することで現状を正しく認識し、適切な対応が可能となっていきます。
その8: 体調管理…
8つ目の言い換えは
体調管理ができている人
です。
繰り返しますが、マイペースな人は自分に合ったペースで活動します。その自分は調子が良いときもあれば、そうでない時もあります。その時々の状態に合ったペースで活動ができるということです。
よく「身体は資本」といわれますが、より正確には管理された身体は資本ということです。そのかけがえのない資本を最大限活用していくことができるのは、マイペースな人であるという見方です。
◆ カテゴリー:ストレス
その9: 自己理解…
9つ目の言い換えは
自己理解ができている人
です。
自分に合ったペースで活動できるということは、理解力や集中力、ストレス耐性といった、作業効率に関係する各能力要素への理解ができているともいえます。
また、それが分かっているからこそ、周囲のペースに無理に合わせようとしないといった見方もできますね。
その10: 自分のことを…
最後、10コ目の言い換えは
自分のことを受け入れている人
です。
マイペースな人は早く結果を出そうとはしません。早く結果が欲しければ、人は無理をしてでもがむしゃらに頑張るからです。
子どもたちは『早く大きくなりたい』『早く大人になりたい』と口にすることがあります。また、私たち大人も、『早くあの人と同じように結果を出したい』等と思うことがあるでしょう。
これは憧れの姿と自分とを比較することで、自らを不完全な存在と認識し、そこからの脱却を早く進めようとするからです。
このような行動が取られる背景には、ありのままの自分を受け入れることができていないという心理があります。
一方、マイペースな人はすぐに結果を出そうとはせず、『ぼちぼちいこかー』といった感じです。そのような態度・姿勢でいられるのは、いまの自分を認め、それを受け入れることができているからではないでしょうか。
◆ カテゴリー:自己理解
まとめ
最後に改めて、この記事で紹介した言い換え例を一覧で示します。
- 目標を確実に達成できる人
- 周囲に影響されない人
- 集中力を発揮できる人
- 主体性のある人
- おおらかな人
- 周囲のことがよく見えている人
- 観察力がある人
- 体調管理ができている人
- 自己理解ができている人
- 自分のことを受け入れている人
有名なウサギと亀の競争では「亀は遅い」と見られていますが、それはウサギを基準とした見方です。亀を基準とすれば「ウサギが速すぎる」のです。
速いことはいいように感じますが、亀を抜き去ったウサギの様子を見れば、それによる弊害もあります。では遅い方がいいのかというとそれもまた違います。最も大切なのは、自分のペースを最後まで維持することです。
何かを長期にわたり維持することは簡単そうで実は難しいです。難しいからこそ、その姿には価値があるのかもしれません。
今回取り上げたマイペースについてさらに詳しく知りたい方は、以下の関連記事もご覧になってみてくださいね。
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