こんにちは。あなたの自分づくりをちょこっとサポート「しまらぼ」のしまもとです。
「敏感気質」という言葉があります。気質なので、もともと生まれ持ったパーソナリティ(性格)の1つとなり、それを大きく変えていくことは難しいと思います。
変えようとするよりもその特徴を受け入れ、それとの上手い付き合い方を模索していくことも大切かもしれません。
この記事では、敏感気質の言い換えでもある「気にしい」に着目し、それをポジティブに言い換えながら、その気質のプラスの面を見ていきたいと思います。
気にしいとは
辞書によると、「気にしい」は以下のようにシンプルに解説されています。
何かと気にしすぎる人
◆―関連情報―◆ 気にしい / weblio辞書
「何かと」の部分には、人間関係のことや日々の多様な出来事、物事が入ります。つまり、「気にしい」とは人一倍、身の回りのことを気にし過ぎてしまう、考え過ぎてしまう人を指す言葉です。
その気にしてしまう対象も、他の人であればそれほど気に留めない小さなことや些細なことである場合があります。
この「気にしい」自体は大阪弁の1つで、「○○しい」は「よく○○する人」を意味します。例えば、「緊張しい」は「大事な場面でよく緊張する人」となりますね。
◆ カテゴリー : ストレス
また、気にしいな人を言い換えれば、「敏感な人」ということになります。外界の出来事を感じ取るセンサーの感度が非常に高い人ということですね。
その一方で、社会には敏感な人の対極に位置づく鈍感な人もいます。鈍感であることが不利になることもあれば、有利に働くこともあります。
それと同じで、敏感であることが有利に働くこと、強みや長所になることもあるでしょう。そこでこの記事では、「気にしい」をポジティブに言い換えながら、そのプラスの面について見ていきたいと思います!
気にしいのポジティブな言い換え例6選
その1: 気にしないための…
1つ目の言い換えは
気にしないための考え方を見出せる人
です。
なんか矛盾するようですが、気にし過ぎる・考え過ぎるということは、『もうあまり気にしないようにしたい!』という思いも同時に起こることになります。
そして、目の前の出来事を自分の中でどのように解釈すれば考え過ぎないようにできるか、試行錯誤するという形です。
そこに必要性があるからこそ、求める解決策を確実に見出していくことができるというわけですね。そういう意味では、「気持ちの切り替え方を見出せる人」ともいえると思います。
似たところでは、忘れっぽい人が実は他の人よりも忘れないための創意工夫をすることができるといった感じです。
◆ カテゴリー : 自己理解
その2: 日々の出来事を…
2つ目の言い換えは
日々の出来事を大切にしてる人
です。
大人になると毎日はあっという間に過ぎ去っていく感がありますが、特に小さい子はその1日1日から多くのことを学び取っています。
それと同じように、気にしいな人も日常の中で遭遇する個々の出来事にしっかりと意識を向け、そこから何かを学び取ることはできるはずですね。
その様子は、「日々の出来事を大切にしてる人」と形容することができると思います。
その3: 自分のことを…
3つ目の言い換えは
自分のことを省みることができる人
です。
気にしいな人は、人々の自分に対する言動について考え過ぎるところがあります。『あれはどういう意味だったのか?』『あの人は自分のことをどう思っているのだろうか?』などなど。
そして、その熱心な振り返りは、最終的には自らの言動や振る舞いをしっかりと省みることにつながっていくという構図です。
そういう意味では、「確実に自己理解を深めることができる人」ともいうことができると思います。
その4: 観察力に…
4つ目の言い換えは
観察力に優れている人
です。
繰り返しますが、気にしいな人は他の人が気に留めないような小さなことを気にし過ぎます。これは見方を変えれば、そのような些細なことに気がつく、ちょっとした変化にも気がつくことができるということでしょう。
いうなれば、「観察力に優れた人」ということですね。よく「人間観察」という言葉がありますが、観察自体はその人の活動において重要な役割を果たしています。
技能等の向上を目指す際の観察学習をはじめ、個々人に対して望ましいコーチングを行っていくためには、日頃から観察を通して一人ひとりの特徴をよく把握しておく必要があります。
そのような観察において優れた能力を有しているのが気にしいな人という見方です。
その5: 洞察力に…
5つ目の言い換えは
洞察力に優れている人
です。
洞察力とは物事の本質、つまり、最も大切な核となる部分をとらえようとする能力です。この力は対象となる事象の表面だけを見たり、浅く考えているだけではなかなか見抜くことはできません。
注意深く、慎重に思慮深く考えることで、徐々に明らかになってくるものです。そして、そのような思考を根気よく巡らすことができるのが、人よりも考え過ぎる気にしいな人ということになります。
◆―関連情報―◆ 洞察力とは「本質」を見抜く力 / GLOBIS CAREER NOTE
◆ カテゴリー : 考える
その6: 主体的に…
最後、6つ目の言い換えは
主体的に考える習慣が身についている人
です。
いまの時代ほど、主体的に物事を考える力・思考力が重視される時はないと思います。人工知能・AIの爆発的な進化により、私たち人間にはより創造的な思考が求められています。
創造的・論理的思考等からなる考える力を伸ばしていくためには、自分自身で物事を考えたり、直面する問題や課題の解決策を主体的に検討していく作業の積み重ねが必要です。
そして、普段からあらゆることを考え過ぎる気にしいな人は、考える力のトレーニングに欠かせない、主体的に物事を考える習慣が既に身についているという見方です。
まとめ
最後に改めて、この記事で紹介したポジティブな言い換え例を一覧で示します。
- 気にしないための考え方を見出せる人
- 日々の出来事を大切にしてる人
- 自分のことを省みることができる人
- 観察力に優れている人
- 洞察力に優れている人
- 主体的に考える習慣が身についている人
考え過ぎる気にしいな人は思考の有無でいえば絶えず思考が活性化しています。それによる大変な面もあると思いますが、日々、考える力をトレーニングしているようなものです。
そこで培った思考力をより生産的、建設的に発揮することができれば、気にしいな人の敏感さは、周りから高く評価されると思いますね。
今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました!
お時間があれば、また次の記事でお会いしましょう!
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