日本人には謙虚な人が多いです。それは私たちの社会において謙虚さが重視されていることの表れです。また、謙虚な人ほど社会的に活躍できる可能性があるということでもあります。
そこでこの記事では、謙虚な人になるためのシンプルな方法について述べていきたいと思います。
謙虚な人とは
謙虚な人って素敵ですよね。控えめで自らの能力をひけらかすことなく、かといって卑屈になりすぎることもなく、その絶妙なバランス感覚がとても魅力的です。
また、社会的な生き物である人間は、本能的には自分のことを認めてもらいたいという承認欲求を持っているので、常に謙虚さを保つことは容易ではないといえます。
つまり、謙虚な人は本能的な部分を上手くコントロールできる心の強さを持った人であるということができますね。
そのような謙虚な人になるための方法は、以下の関連記事にもあるように多数挙げられますが、この記事ではそれらをギュッとまとめてシンプルに解説していきます。
◆ カテゴリー:コミュニケーション

謙虚な人になるためのシンプルな方法
それはズバリ、
意識的に謙虚な言葉を使うこと
です!
よく記事のタイトルに見られる「たった1つの方法」というぐらいシンプルですよね。また、『謙虚な人を目指すぞ』という漠然とした目標に比べ、具体的でもあるので意識しやすくないでしょうか?
『本当にこれだけ?』と思ってしまいますが、次に述べる理由からも、謙虚な人になっていく上で効果抜群なはずです。
あなたが日々使う言葉があなた自身を形作る
ヒトは知らず知らずのうちに、自分のイメージ(セルフイメージ)に沿って行動しようとします。髪型、服装、持ち物、振る舞い方、言動など。きっとあなたもそのようにしているはずです。
『自分は力持ちの人間だ』というイメージを持っている人は、肩幅を広げ、胸を張りながらのっしのっしと歩いていると思いますね。
つまり、『自分は謙虚な人間だ』というイメージを強く持っていれば、そのイメージに沿った言動を日々取っているということです。
このことから、謙虚な人になっていくためには、自分のセルフイメージを「謙虚な人」に近づけていけばよいということになりますね。
そして、そのようなセルフイメージの形成に大きな影響を及ぼしているのは、あなたが日々発している言葉です。
それはなぜか。それはあなたが発した言葉はあなた自身の聴覚を通じて認識され、「自分はこのような言葉を使う人間だ」と繰り返しインプットされているためです。
1回の言葉だけではそれほど大した影響はないかもしれませんが、丸1日で見ると結構な数になりそうですし、それが365日、さらに何年も繰り返されれば、確かにイメージは出来上がりそうです。
そうとわかれば、いますぐ自分が口にしている言葉を、謙虚な人になるためのものへと変えていくっきゃないですよね。
◆ カテゴリー:行動・習慣

謙虚な言葉を収集しよう
謙虚な言葉を日々口にしていくためには、そのような言葉のレパートリーを増やしていく必要があります。
幸い、日本人には謙虚な人が多いですので、きっとあなたの周りにも1人や2人は見られるはずです。その人がどのようなタイミングに、どのような言葉を使っているのかを注意深く観察してみてください。
そして、あくまでも自分が『いいな』と思うものを積極的に真似するようにします。自分と相性が合わない言葉の使用は控えた方がいいですね。不自然な感じが相手に伝わってしまいますので。
謙虚な言葉の実践例
参考までに、謙虚な言葉の実践例をいくつか紹介します。
◆ 何かためになる話を聞いたら…
ありがとうございます。勉強になります。
◆ こちら側の話がうまく相手に伝わらなかったら…
すみません。説明の仕方が不十分でした。
◆ 何かミスを指摘されたら…
全然気が付きませんでした。教えていただき、ありがとうございます。
◆ 結果が出たことを褒められたら…
ありがとうございます。上には上がいますので、まだまだ頑張ります!
運が良かった(タイミングがよかった/環境に恵まれた)ところもあったと思います。
ありがとうございます。これからも○○の発展に貢献できるように、引きつづき精進していきます。
みなさん(○○さん)のサポートがあったから達成できました。これからも応援よろしくお願いいたします。
最後の一文は、スポーツ選手がヒーローインタビューに答える際によく口にされていますね。
ここで紹介したものは謙虚な言葉のほんの一例ですが、その数少ない例の中でも、『ありがとうございます』というフレーズが所々に見られます。
つまり、謙虚な言葉には高い頻度で相手への感謝の言葉が見られるとともに、感謝の言葉をはっきりと口にすることができる人は、謙虚な人である可能性が高いということだと思いませんか?
謙虚な言葉はバランスよく使う必要がある
謙虚で魅力ある人は、謙虚な言葉をバランスよく口にしています。例えば、謙虚な言葉を多用しすぎると、『この人は謙遜ばかりする人だな…』との印象を与えてしまいます。
また、謙虚な言葉を使おうと意識し過ぎることで、相手から褒められても『いえいえ、全然そんなことありません!』とその気持ちを真向から否定してしまうのは失礼にあたります。
やはりここでも、相手への感謝の言葉(気持ち)が大切になってきます。せめて、『褒めていただき、ありがとうございます!でも、まだまだそんなことはありません』と伝えることができたらいいですね。
まとめ
この記事では、謙虚な人になっていくためには、『ありがとうございます』という感謝の言葉を中心として、謙虚な言葉を意識的に使っていくことが望ましいということを述べました。
感謝の言葉を口にすることで、『私は一人で生きているわけではない』、『人という漢字にあるように、人は人に支えられながら生きている』等といったことを実感できるのではないでしょうか。
このブログもあなたに記事を読んでもらえることで、『また次の記事を書こう!』といった励みにすることができています。本当にありがとうございます!
これからも、ブログしまらぼをよろしくお願いいたします!
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