こんにちは。あなたの自分づくりをちょこっとサポート「しまらぼ」のしまもとです。
『だってしょうがないもん』というのは、子どもたちが言い訳をする際によく使う言葉だと思います。
そして私たち大人も、何かにつけて『しょうがない』と口にしているのではないでしょうか。あなたが『しょうがない』と発する時の気持ちは、ネガティブ・ポジティブのどちらですか?
この記事では「しょうがない」をポジティブに言い換えながら、この言葉をプラスの意味として多用することを提案していきたいと思います!
しょうがないとは
辞書によると、「しょうがない」は以下のように解説されています。
仕方がない、仕様が無い、などという意味の言い回し。
◆―関連情報―◆ しょうがない / weblio辞書
現代では多くの場合、「しょうがない」と発音されていますが、本来は「仕様がない」ということなんですね。
ウィキペディアによる説明を見ると、さらにその意味がよくわかります。
理不尽な困難や悲劇に見舞われたり、避けられない事態に直面したりしたさいに、粛々とその状況を受け入れながら発する日本語の慣用句。
◆―関連情報―◆ 仕方がない(仕様がない) / Wikipedia
つまりは『ギブアップ』の日本語での表現ということになりそうです。
そういう意味でいうと、『しょうがない』は諦める、もうこれ以上頑張らない・努力しないといった印象を受けるので、ネガティブ寄りな表現として位置づけられるかもしれません。
ですが慎重に検討してみると、この言葉にはポジティブな意味もいくつか認められそうです。以下からの6つの言い換え例を通して、ぜひその点を確認してみてくださいね!
しょうがないのポジティブな言い換え例6選
その1: 諦められるという…
1つ目の言い換えは
諦められるというこころの強さを表すもの
です。
「諦める」ということ自体は非常に簡単な時もあれば難しいときもあります。後者に該当するのは、何か強い拘りを持って取り組んでいたことや、大切にしていたことを諦めようとする時です。
そんな時でも『しょうがない!』と口にできる人は、きっとこころの強い人ではないでしょうか。
思い切って踏ん切りをつけることができるということでもあるので、「決断力の高さを表すもの」という言い方もできると思います。
その2: 物事を次に…
2つ目の言い換えは
物事を次に進めるキッカケとなるもの
です。
要は「物事の停滞を防ぐ役割を果たす言葉」ということになります。水流が止まるとどんどん水質が濁ってくるように、物事も停滞することでイライラや不満、心配・不安の念が湧いてきます。
比較的良好な精神状態を維持するためには、どのような形であれ物事は少しずつでも前進していることが望ましいです。そして、そのような流動的な状態を促すのが『しょうがない』の言葉であるという見方です。
例えば、学校や大学の勉強で難解な問題にいつまでも躓いているよりも、『しょうがない。次いこ。次!』と、前に進められた方が効率はいいはずですね。
その3: 時に合理的…
3つ目の言い換えは
時に合理的判断となるもの
です。
例えば、楽しみにしていた週末の外出が荒天により中止になったとき、人はどのように感じるでしょうか?
『なんで大雨なんだよー』『もう最悪ー』『なんでこのタイミングで天気悪くなるの』等と、文句をいってしまいそうですよね。
でも、例に挙げた天気・天候は不可抗力なことですし、同じように本人の力ではどうにもならないことは結構あります(他者が関係することなど)。
そんなときに上のようにジタバタと文句や不満をいっても、正直あまり意味はありません。むしろ『しょうがない』と割り切り、それ以上そこにエネルギーを使うことをストップした方が合理的といえます。
その4: 気持ちを切り替える…
4つ目の言い換えは
気持ちを切り替える合図となるもの
です。
先ほどの「荒天によりイベントが中止」の例のように、楽しみにしていたことが取りやめになってしまうのってとても悲しいですよね。
そんなとき、『しょうがない!』はそのふさぎ込んだ気持ちを切り替える合図にすることができます。発声とともに両手で『パン!』と音を合わせれば、より確実に気持ちを切り替えていくことができるのではないでしょうか。
その5: 後悔や自己否定を…
5つ目の言い換えは
後悔や自己否定をストップさせるもの
です。
『あの時、あのようにしておけばよかった』等という後悔の念は、後に『なんで自分はダメなんだ』という自己否定につながってしまう可能性が高いです。
自分にダメ出しをしてしまう自己否定は一人反省会とも呼ばれ、『もうそのぐらいにしておきなよ』と誰も止めに入ってくれないので、延々とつづいてしまう可能性があります。
つまりは後悔を起点として、自分自身を傷つけるネガティブな反芻思考に陥ってしまうおそれがあるということです。
このような望ましく流れを早期に断ち切るためにも、『後悔してもしょうがない!』『これ以上悩んでもしょうがない!』と自分自身に言い聞かせていきたいところですね。
◆ カテゴリー: メンタル
その6: 挽回行動を…
最後、6つ目の言い換えは
挽回行動を促してくれるもの
です。
誰でも失敗やミスをしてしまうものですが、その挽回に向けて果敢に行動していけるか否かには個人差が見られます。
いざ行動を起こすためには、心身相関の観点からもメンタルの状態がとても大切です。その点、『しょうがない』の掛け声は後悔や自己否定をストップさせてくれるので、それ以上メンタルが悪化するのを防いでくれます。
あとは『しょうがない。次、挽回しよう!』と言い聞かせることができれば、失敗やミスを取り返す行動を周りに示していくことができるはずです。
そしてその時、あなたに対する周囲からの評価は確実に高まっていると思います!
◆ カテゴリー: 多様な能力・視点
まとめ
最後に改めて、この記事で紹介したポジティブな言い換え例を一覧で示します。
- 諦められるというこころの強さを表すもの
- 物事を次に進めるキッカケとなるもの
- 時に合理的判断となるもの
- 気持ちを切り替える合図となるもの
- 後悔や自己否定をストップさせるもの
- 挽回行動を促してくれるもの
「しょうがない」は自分自身に語り掛ける独り言・セルフトークとして用いることも可能です。
人に聞かれたら『都合よく言い訳してる』と思われるかもしれませんが、自分一人でのセルフトークであればそんな心配はいりません。
実際に声に出しながら、この記事で紹介したポジティブな効果をたくさん浴びて欲しいと思います。
今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました!
お時間があれば、また次の記事でお会いしましょう!
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