こんにちは。あなたの自分づくりをちょこっとサポート「しまらぼ」のしまもとです。
社会には積極的な人もいれば消極的な人もいます。また、その様子をチーム・集団内の役割分担に例えれば、消極的な人の役割とは一体どのようなものなのでしょうか。
この記事では消極的をポジティブに言い換えながら、そのような様子でいることの意味を積極的にとらえていきたいと思います!
消極的とは
辞書によると、「消極的」は以下のように解説されています。
自分から進んで物事をしないさま。引っ込みがちなさま。また、否定的であるさま。
◆―関連情報―◆ 消極的 / Weblio辞書
消極的な人は自分から率先して行動はしない反面、人から言われれば行動はするという形です。つまり、その受け身的なところが、周囲にネガティブな印象を与えてしまうのではないでしょうか。
ですが、それはあくまでも表面的な姿・様子なので、それでその人の印象を決めつけてしまうのはいささか問題がありそうです。
例えば、積極的な人は行動が先に出る人、消極的な人は思考が先に動く人という見方をすれば、両者それぞれに特徴があり、必ずしも後者がネガティブであるということにはなりません。
そこでこの記事では、消極的な人にエールを送るべく、可能な限りその様子をポジティブに言い換えていきたいと思います!
消極的のポジティブな言い換え例8選
その1: 思考力が…
1つ目の言い換えは
思考力がある人
です。
先に述べたように、積極的な人は行動が先に動く人、消極的な人は思考が先に動く人という見方ができます。個々の場面において思考が活発に動くので、結果として思考力が身についてくるといえます。
積極的な人は「とにかくやってみよう!」といった感じですが、消極的な人は「ここは動くべきか」「どのようにすべきか」「どうすれば上手くいくか」等と活発に思考を巡らしているはずです。
確かに私のゼミや授業にも消極的な学生は見られますが、その学生のレポートの内容を読むと、より深く物事を考えている様子が確認されます。
表面的な様子だけで判断しては、学生に対する理解を深めることは難しくなってしまうということですね。
◆ カテゴリー : 考える
その2: 受動的な…
2つ目の言い換えは
受動的なコミュニケーションに向いている人
です。
コミュニケーションには自分から他者に話かけていく能動的なものと、それを受けて相手に応えていく受動的なものがあるといえます。
そして、消極的な人はその後者のコミュニケーションに向いているという見方です。
例えば、ミーティングの場において自分から積極的に発言する人もいれば、司会に当てられるまで口を開かない人もいます。
この時、後者のケースが消極的な人になるわけですが、オドオドとして何も発言できないわけではありません。発言を促されれば、スムーズに自らの考えを述べることができるといった感じです。
その3: 傾聴が…
3つ目の言い換えは
傾聴が得意な人
です。
受動的なコミュニケーションを得意としているので、結果として聞き上手な面が見られるという見方です。
傾聴に関していえば、それ自体は人を導くコーチに求められる姿・様子ともいえます。消極的な人は、実は教職やコーチ業に向いているといえるのではないでしょうか。
その4: 慎重に…
4つ目の言い換えは
慎重に物事を進められる人
です。
要は石橋を叩いて渡るタイプといえます。注意を払いながら慎重に物事を進められるので、失敗やミスをしてしまう可能性は低くすることができますね。
◆ カテゴリー : ストレス
その5: 観察力が…
5つ目の言い換えは
観察力がある人
です。
消極的な人は、自分から進んで行動する積極的な人の様子を観察する機会が多くなります。そしてその結果として、観察力が身についてくるという見方です。
その6: 空気を…
6つ目の言い換えは
空気を読むことができる人
です。
観察力のある消極的な人は、人物の観察のみならず、その状況の観察も併せて行っています。そしてその結果として、その場に漂う空気(感)を読むことができるようになるという見方です。
空気を読めることで、その場に求められる言動を正確に取っていくことができるということです。
その7: 協調性が…
7つ目の言い換えは
協調性がある人
です。
観察力があり、そして、場の空気を読むことができる消極的な人は、必要に応じて周囲と協調し、力を併せて作業を進めていくことができます。
自分一人でどんどん前に出ていくことは苦手ですが、周りのメンバーと協調し、みんなで前進していくことは得意としているという見方です。
その8: リーダーを…
最後、8つ目の言い換えは
リーダーを支えることができる人
です。
チームや集団、会社組織がその力をいかんなく発揮していく上でリーダーの存在は極めて重要ですが、同時に、そのリーダーを支えるメンバーの存在も非常に大切になってきます。
そして、そのようなサポートメンバーとしての役割を担っていくことができるのが消極的な人という見方です。
また、リーダーをはじめ、他のメンバーへのサポートを自律的かつ主体的に実施することができれば、フォロワーシップを発揮することができる人物として、その存在意義は益々高まっていくといえますね!
まとめ
最後に改めて、この記事で紹介したポジティブな言い換え例を一覧で示します。
- 思考力がある人
- 受動的なコミュニケーションに向いている人
- 傾聴が得意な人
- 慎重に物事を進められる人
- 観察力がある人
- 空気を読むことができる人
- 協調性がある人
- リーダーを支えることができる人
こうして見ると、消極的な人はネガティブ一辺倒のイメージではなく、例えば、チームや会社組織の中では明確な役割を担うことができる人といえます。
その1つは積極的な人・リーダーのサポートです。もちろん、積極的な人にも明確な役回りがあり、それはメンバー全体をまとめながら、チーム・組織の力がいかんなく発揮されるよう導いていくことです。
そのどちらかが欠けてもいけません。両者が上手く協働しながら、作業を進めていく必要があります。
消極的な人は、その強みや長所を積極的に発揮していくことが求められています!
今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
お時間があれば、また次の記事でお会いしましょう!
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